世界投資へのパスポート
【第297回】 2014年1月6日 広瀬 隆雄

次の買い場に備え、キャッシュの準備をしなさい

新しいFRB議長が就任した直後は、気まずいムードが普通

 1月6日にはいよいよ上院がジャネット・イエレンFRB議長の指名承認の投票を行います。このところ米議会は民主・共和党の対立をトーン・ダウンしているので、この承認投票はさほど問題無く通過すると思われます。そして2月1日からイエレン議長が正式就任という運びになるわけです。

 過去のFRB議長交代の歴史を振り返ってみると、新しい議長が着任した直後は、投資家と新議長の腹の探り合いが起こりました。投資家としては(この人のコミュニケーション・スタイルは?)という事を見極めたいのです。

 イエレン議長が基本、ハト派(=緩和主義者)であることは市場参加者が皆、了解しているところですけど、そのコミュニケーション・スタイルいかんでは、マーケットがギクシャクする局面も、無いとは言い切れないのです。

 現在、アメリカの市場参加者の間には極端な強気の相場観が蔓延しています。これは、ほんのちょっとしたサプライズで市場が崩れやすいことを示唆しています。


 ここは余り欲張らず、キャッシュを引き上げる準備に入った方が良いと思います。