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【日本株】最新「高配当株ランキング」TOP10を発表!1位は配当利回り6%超&投資判断も“強気”な「世紀東急工業」で、10位まではすべて配当利回り5.5%超!

2023年7月22日公開(2023年7月21日更新)
ザイ編集部
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【日本株】全上場銘柄を対象に調査した「配当利回りが高い株」上位10銘柄を発表!

発売中のダイヤモンド・ザイ9月号の大特集は「新NISAで買うべき【高配当株】125」! この特集では、来年から始まる新NISAで投資するのに適した高配当株をピックアップ。「この先10年減配しない『10年配当株』」「全上場銘柄のうち、配当利回りが高い株トップ100」「値上がり益も期待できる高配当株」などのジャンル別に紹介するほか、高配当株の正しい選び方や、億り人の夢の配当生活も取り上げているので、投資の参考になるはずだ。

今回はこの特集から、全上場銘柄を対象とした「配当利回りが高い株」ランキングの上位10銘柄を公開!
【※関連記事はこちら!】
「配当利回りランキング」高配当ベスト50銘柄を公開!【2023年最新版】会社予想の配当利回りランキングと一緒に、株主優待の有無や連続増配期間もチェック!

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全上場銘柄の中でもっとも配当利回りが高いのは「世紀東急工業」!
トップ10の配当利回りは、5%台後半~6%超!

高配当株ランキングを公開!

 2023年5月中旬から日経平均株価は上昇し、一時は3万3700円を超えた。これだけ株価が上がると、配当利回りは低下してしまう。なぜなら、配当利回りは一株あたりの年間配当金を株価で割って算出するからだ。それだけに、こんな状況でも配当利回りが高い「高配当株」は、2024年から始まる「新NISA」で投資する銘柄として注目が集まるはずだ。

 以下で紹介するのは、全上場銘柄を対象に作成した「配当利回りの高い株ランキング」の上位10銘柄。配当利回りは、いずれも5%台後半以上だ。

 なお、ランキングには足元の業績が悪く、株価の下落によって高配当になっている銘柄も含まれる。そうした銘柄は、この先「減配」や「無配」に転じるリスクがあることを忘れてはならない。

 一方で、業績がよく安定的な配当が期待できる銘柄もある。ランキング内の各銘柄の分析コメントや、過去の減配・増配の回数、ダイヤモンド・ザイ独自の指標である「10年配当点数」(「10年先まで安定して配当を受け取れるか」の目安になるよう、ダイヤモンド・ザイが独自に計算した数値。100点満点で、得点が高いほど安定度が高い)などを見ながら、優良な高配当株を探してみよう(※配当利回りなどのデータは7月4日時点。分析コメントはラカンリチェルカの村瀬智一さんと若杉篤史さん。投資判断が「強気」の銘柄は、アナリストが株価上昇を予想するもの)。
【※「10年配当点数」について紹介した記事はこちら!】
【日本株】減配リスクが低い「10年配当株」ランキング1位と2位を発表! 11期連続で増収増益&増配の「全国保証」や株主還元に前向きな「オープンハウスG」に注目

「配当利回り(予想)ランキング」ベスト10を公開!

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10年配当点数 減配(増配) 配当性向 投資判断 最低投資額
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1位  世紀東急工業(東P・1898)
6.23% 25点 3回(4回) 103.6% 強気 14万円
【分析コメント】舗装事業が主軸。道路建設市場では防災・減災事業のほか、国土強靭化など底堅い需要が継続している。今期より配当性向を100%、DOE8%を目標とした株主還元に変更。
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2位  アールビバン(東S・7523)
6.10% 23点 3回(2回) 64.8% 10万円
【分析コメント】現代版画の販売などを行う。今期は増収・営業増益を予想。記念配当30円を計画、配当性向は60%超。健康産業事業の会員数回復は期待薄だが、アート事業の人材増の効果に注目。
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3位  東洋建設(東P・1890)
5.99% 33点 2回(7回) 99.1% 強気 11万円
【分析コメント】今期は2ケタ増収・営業増益の予想。年間配当は38円増額を計画。任天堂創業家の資産運用会社と現経営陣の対立は株主総会で決着。新体制による再評価の動きに注目。 
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4位  JT(日本たばこ産業・東P・2914)
5.99% 50点 1回(7回) 85.5% 強気 31万円
【分析コメント】今期は減収減益予想だが、海外でのたばこの値上げや為替の円安が寄与するなか、減益見込みは保守的に映る。通期計画に対する上ブレ期待により、押し目なチャンスになりそうだ
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5位  淺沼組(東P・1852)
5.98% 33点 1回(8回) 70.3% 33万円
【分析コメント】関西中堅ゼネコンで、大阪・関西万博などを控えて設備投資の受注拡大が見込まれる。配当性向の目標は70%以上を掲げており、今期の年間配当は6.5円増額の197.5円を計画。
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6位  タチエス(東P・7239)
5.85% 23点 1回(7回) 強気 16万円
【分析コメント】自動車シートメーカー。前期は営業黒字に転換。中国の景気減速懸念が重荷になりやすく、今期予想は未定だが、円安などがプラス要因となり、ROEも大幅改善。DOE3~4%を目標とする。
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7位  富士興産(東S・5009)
5.83% 21点 2回(4回) 133.2% 強気 16万円
【分析コメント】今期は増収、大幅増益を見込む。年間配当は26円増の96円を計画。石油事業は原油相場の影響を受けやすいが、メガソーラーなどの環境関連事業、リサイクル事業の成長に期待。
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8位  レーサム(東S・8890)
5.82% 47点 1回(7回) 46.3% 強気 30万円
【分析コメント】不動産投資事業を手掛ける。今期は大幅な増収増益を見込む。増配の予定で配当性向の目標を20%から40%に。中期経営計画の最終年度である25年3月期には最高益更新を目指す。
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9位  東洋精糖(東S・2107)
5.76% 24点 1回(4回) 53.0% 強気 17万円
【分析コメント】砂糖などを製造・販売。今期は増収増益を見込む。記念配当15円を予定。円安によりエネルギー価格の動向は不透明だが、健康志向の高まりによる機能性素材の盛り上がりに期待。
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10位  ノバック(東S・5079)
5.68% 14点 0回(2回) 67.1% 28万円
【分析コメント】公共事業は減少傾向だが、企業の設備投資の増加が見込まれる。ただ、建設資材価格の上昇は重荷。今期は増収、2ケタ減益の予想だ。記念配当40円を計画する。
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※株価などのデータは2023年7月4日時点。増配・増益・減配の回数は過去10年のもの。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。

 それでは、ランキングを見ていこう。少し前まで、上位は海運株が占めていたが、今回のランキングでは上位10位までに海運株は入らなかった。建設や自動車関連、食品など、業種は多岐にわたっている。

 上位銘柄に共通するのは、配当性向が高い点。配当性向は当期利益のうち、配当に回す割合を示す指標だ。高めだと株主還元に積極的であることを意味するが、高すぎると減配のリスクが大きくなる。それもあって「配当利回りの高い株ランキング」の上位には「10年配当点数」が低い銘柄が目立った(※10年配当点数は、配当性向が低いほどスコアがアップする)。

 一方で、アナリストが「強気」の投資判断をしているのは10銘柄中7銘柄もあった。それだけ業績がいい銘柄も多いということなので、10年配当点数が低かったとしても、「新NISA」で投資する銘柄として検討する余地はありそうだ。
【※関連記事はこちら!】
配当が減らない“隠れ増配株”ランキング上位20銘柄を紹介! 減配をせずに、配当を維持・増配し続けている「非減配」期間が長い優良な安定配当株ランキング!

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