長期にわたって減配していない、安定感抜群の“高配当株で、株価上昇も期待できる「フコク」と「UBE」に注目!
発売中のダイヤモンド・ザイ9月号の大特集は「新NISAで買うべき【高配当株】125」! この特集では、来年から始まる新NISAで投資するのに適した高配当株をピックアップ。「この先10年減配しない『10年配当株』」「全上場銘柄のうち、配当利回りが高い株トップ100」「値上がり益も期待できる高配当株」などのジャンル別に紹介するほか、高配当株の正しい選び方や、億り人の夢の配当生活も取り上げているので、投資の参考になるはずだ。
今回はこの特集から「長期にわたって減配実績がなく、値上がり益も期待できる高配当株」の2銘柄を紹介!
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30年以上減配がなく、足元では4期連続増配を見込む「フコク」や、
「日経累進高配当株指数」にも採用されている「UBE」に注目!
配当利回りが高い「高配当株」は、定期的に高い配当金を受け取ることができるので、長期で保有するのに最適だ。とはいえ、配当は確約されているものではないので、業績の悪化などで減配や無配に転じる恐れもある。
そこで注目したいのが、まず足元の業績。これから買うなら、業績が大きく伸びている銘柄がいいだろう。さらには、過去の配当実績を確認し、できるだけ長期にわたって減配していない銘柄を選びたい。
そこで、ここからは「今期の営業利益が2ケタ以上伸びる見通し」で、なおかつ「長期にわたって増配か配当維持を続けている(減配がない)」「配当利回りが3.5%以上ある高配当株」という条件を満たす2銘柄を紹介していこう(※配当利回りなどのデータは7月4日時点。選定と分析コメントは、フェアトレードの田村祐一さん)。
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最初に紹介するのは、30年以上も減配なしで、配当利回りが3.76%のフコク(5185)だ。
フコクは、自動車用ゴム製品メーカー。原材料費などのコスト増加も販売価格への転嫁や円安効果でこなし、今期は増収増益の予想。海外事業の拡大などで利益成長が続く。2020年3月期まで18期連続で20円配当、2021年3月期から増配しており、自動車生産の回復で、今期も連続増配が続く見通しだ。
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次に紹介するのは、14期にわたって減配なしで、配当利回りが3.97%のUBE(4208)だ。
UBEはナイロン樹脂などが主力の化学メーカー。ナイロン原料の採算改善などで、今期は営業利益が84%増の予想。EV向けリチウムイオン電池関連銘柄としても注目度が高い。株主還元は総還元性向(※配当額に自社株買いを加えた金額と当期利益の比率)が30%以上、DOE(※株主資本に対し、企業がどの程度配当を支払っているか示す指標)2.5%以上が目安。
また、14期にわたって配当維持か増配しており、「日経累進高配当株指数」(※実績で累進配当を10年以上続け、予想配当利回りが高い30銘柄で構成される指数)組入銘柄でもある。
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