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日経平均株価は「2024年8月」には“4万円”突破も!?今秋までは株価低迷も、2023年12月には3万3000円を回復、2024年前半は「脱デフレ」で上昇基調が続く!

2023年8月22日公開(2023年8月18日更新)
ザイ編集部
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日経平均株価の「2024年8月」までの値動きを、ストラテジストやエコノミストが予測!

発売中のダイヤモンド・ザイ10月号の大特集は「最強日本株【2023年・夏】」! この特集では「高配当株」「5万円株」「株主優待株」「テーマ株」「10倍株」「王道株」「割安株」という7つのジャンル別に、アナリスト18人が選んだ”最強”の日本株を紹介! また、ストラテジストやエコノミストによる「2023年8月~2024年8月までの日経平均株価の予測」も掲載しているので、投資の参考になるはずだ。

今回はこの特集から「2023年8月~2024年8月までの日経平均株価の値動き予測」を公開!
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2023年の年末に「3万3000円」を回復するとの見方が多数!
秋口までは調整局面が続き、3万円割れを予測するプロも!

日経平均株価の行方は?

 2023年4月に入ってから、日経平均株価は急騰し、一時は3万3762円まで上昇。バブル崩壊後の高値を33年ぶりに更新するなど、絶好調だった。ただし、8月以降は世界的な金利上昇や中国経済への懸念などを背景として、調整局面に入っている。
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 今後、日経平均株価はさらに上昇できるのか? ストラテジストやエコノミストなどのプロ6人(SMBC日興証券の丸山義正さん、マネックス証券の広木隆さん、楽天証券経済研究所の香川睦さん、SBI証券の北野一さん、UBS SuMi TRUSTの小林千紗さん、智剣・Oskarグループの大川智宏さん)に、今後1年間の日本株の値動き予測を聞いた。

 プロの予測の中で、特に多かったのは「秋口まで株価の調整が続き、その後は年末高(予測の平均値は3万3000円)に向かう」という見方だ。さらに、2024年も上昇トレンドが続き、史上最高値となる4万円到達を予測するプロもいた。ただ、全員が強気一辺倒の見通しを持っているわけではなく、一時的には3万円割れを予測するプロも。以下で、それぞれの論点を整理していこう。

 まず、足元の日本株の状況は「円安ドル高に加えて、欧米に比べると景気後退リスクが低いという安心感から、外国人投資家が買い越しました」(UBS SuMi TRUSTの小林千紗さん)。

 さらに「米国の著名投資家のバフェット氏が4月に来日し、日本株への追加投資を検討する意向を明らかにした点も追い風」(楽天証券経済研究所の香川睦さん)になっているうえに「半導体不足解消による自動車の生産の本格的な回復も、株価上昇を牽引した」(SMBC日興証券の丸山義正さん)。

 しかし、今後は買い材料に乏しい。「TOPIXのPERは春先までは過去平均を大きく下回っていましたが、5月以降は過去平均を上回って推移している」(小林さん)ことから、株価は割安感に欠ける。さらに「急速に進んだ円安ドル高の反転で、企業業績が下ブレする」(智剣・Oskarグループの大川智宏さん)リスクも高まっている。

 これらの理由から、株価水準に差はあるものの、2023年11月頃まで「株安」を予測するプロが多く、たとえば大川さんは、年末にかけて3万円割れもあり得ると見ている。

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2024年8月までに日米の景気回復で「4万円台」到達も?
米国の利上げ動向については、プロの間でも見方が分かれた!

 とはいえ、大川さん以外のプロは、そこまで悲観的な見方をしていない。なぜなら、2024年に向けては株高が見込まれる要因が2つあるからだ。

 その一つが、ようやく日本がデフレを脱却するかもしれない点。「世界的な物価高と円安の影響で、日本でも物価高が進んでいます。今後もインフレが定着し、賃上げが続けば、消費の拡大によって企業業績が上向くという好循環が生まれる。そうなると、2024年には日経平均株価の史上最高値だって見えてきます」(マネックス証券の広木隆さん)

 二つ目は、米国景気の見通しが改善している点だ。「一時、米国景気は後退が避けられないと見られていました。FRB(連邦準備制度理事会)が物価高対策で、ハイペースで利上げを続けていたからです。しかし、米国の物価上昇率は鈍化しており、2023年後半の景気後退入りはなく、2024年前半にあったとしてもマイルドなものになる、と市場では考えられるようになりました」(広木さん)

 この2つの要因によって、中間決算が多く発表される9月末以降、日本企業の業績は上ブレする可能性がある。これを新たな買い材料として、秋口に株価は底を打ち、来年に向けて上昇するというのが広木さんの見立てだ。

 一方で、SBI証券の北野一さんは「米国のインフレは、そう簡単には収束しない」と見ている。

 「20世紀以降の世界的な物価動向をみると、約30年周期で高インフレと低インフレを繰り返しています。コロナ禍までの30年間は、低インフレが続きました。この時代は“企業と株主重視”だったため、賃金が低く抑えられ、低インフレが続いた。しかし、いま人的資本経営という言葉が広がっているように、これからは“ヒト重視”になる。今後は賃金が上がり、高インフレの時代が続くと考えています」(北野さん)

 このため「米国の金利は、さらに引き上げられる可能性がある」と、北野さんは警告する。実際、FRBが重視する食品とエネルギーを除いた「コアPCE価格指数」は、前年同月比で4.1%上昇と、高水準だ。

 このようにプロの見方もさまざまだが、日本株については、長く苦しめられてきたデフレからの脱却により、長期的に見るとプラスの影響も大きいだろう。今後、投資するうえではインフレを意識した視点も必要になってきそうだ。
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