IPO株の銘柄分析&予想

「SOLIZE(ソライズ)」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の3Dプリンターによる製品開発支援サービス企業との比較や予想まで解説![2024年2月13日 情報更新]

2023年12月27日公開(2024年2月13日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 SOLIZE(ソライズ)
市場・コード/業種 スタンダード・5871/サービス業
上場日 2月7日
申込期間(BB期間) 1月23日~1月30日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券SBI証券マネックス証券楽天証券大和コネクト証券(旧:CONNECT)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 2020円(+37.41%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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SOLIZEが2月7日にIPO(新規上場)!

「SOLIZE」の公式サイトより

 SOLIZEは、2024年12月25日、東京証券取引所に上場承認され、2024年2月7日にIPO(新規上場)することが決定した。

 SOLIZEは1990年7月27日に設立された。試作品の製作に加えて、試作の前工程である研究開発・デザイン(スタイリング)・制御・設計・解析や、後工程である生産準備・3Dプリンターによる最終部品の製作など製品開発のエンジニアリングチェーンを幅広く支援できる体制を構築している。また、ソフトウエア開発やサイバーセキュリティへの対応としてのデジタルリスクマネジメントまで製品開発の全工程に関わるエンジニアリングパートナー企業だ。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

SOLIZEのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 1月22
ブックビルディング(抽選申込)期間 1月23日~1月30日
公開価格決定 1月30日
購入申込期間 1月31日~2月5日
払込日 2月6日
上場日 2月7日

SOLIZEのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2024年1月23日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券
[最短即日で取引可能]
3.5
公式サイトはこちら!
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.4
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.4
公式サイトはこちら!
大和コネクト証券(旧:CONNECT)
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
大和証券(主幹事証券) 87.0  
野村証券 4.3  
みずほ証券 3.5%  

SOLIZEのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1380
仮条件
[予想PER(※2)
1380~1470円
13.7倍~14.6倍]
公募価格 1470円
初値 2020円
初値騰落率 +37.41%
予想トレーディングレンジ(※3) 800~3000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社4社の予想PER(2024年1月18日ザラバ時点の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【4社平均】 21.8倍
オープンUP<2154> 19.3倍(連)
アルトナー<2163> 21.8倍(連)
テクノプロH<6028> 22.5倍(連)
フォーラムE<7088> 23.4倍

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

SOLIZEの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 600万株(予定)
公開株式数 公募99万5200株  売出―株
(オーバーアロットメントによる売出14万9200株)
想定公開規模(※1) 15.8億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

SOLIZEは日本初3Dプリンター導入企業

 エンジニアの派遣・請負による設計支援、3Dプリンターによる試作/最終製品の製作、および製品開発を革新するコンサルティングを手掛ける。自動車等の開発に従事することができるハイエンドエンジニアが1451名所属。また、ハイエンド3Dプリンターは国内最大級の40台を導入。

 日本で初めて3Dプリンターを導入した企業であることから関心を集めそうだ。また、2024年1発目のIPOとなることから、「ご祝儀買い」が入る期待もある。公開規模に荷もたれ感はなく、株価設定には割安感も感じられる。売出株がないことから投資家受けもよさそうだ。

 公開規模は15億円前後と荷もたれ感のない大きさ。ベンチャーキャピタル株主は見当たらず、発行済株式には180日間のロックアップがかけられている。

◆「SOLIZE」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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SOLIZEの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2019/12 2,357
(10.2%)
676
(-18.8%)
502
(5.9%)
2020/12 2,321
(-1.5%)
600
(-11.2%)
555
(10.6%)
2021/12 14,007
(503.5%)
394
(-34.3%)
3,031
(446.1%)
2022/12 15,192
(8.5%)
657
(66.8%)
518
(-82.9%)
2023/12予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2021/12 15,854
(―)
480
(―)
292
(―)
2022/12 17,827
(12.4%)
711
(48.1%)
566
(93.8%)
2023/12予 19,818
(11.2%)
866
(21.8%)
603
(6.5%)
2023/9 3Q 14,492
(―)
433
(―)
282
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:100.50円/44.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

SOLIZEの業績コメント

 2023年12月期の業績は、売上高が前期比11.2%増の198.1億円、経常利益が同21.8%増の8.6億円と増収増益の見通しとなっている。

 同社グループの主要顧客の属する自動車業界においては、中国経済の動向に対する警戒感から先行きの景況感がやや悪化したが、半導体不足等の供給制約が緩和する傾向が継続し、足元の景況感は改善した。主力のデザイン事業の市場環境は、自動車メーカーを始めとした輸送用機器産業の景況感の改善が継続し、同社サービスに対する好調な需要も継続した。特にエンジニア派遣や3D CADによる設計開発の受託、変革コンサルティングサービスに関連する需要の好調が継続した。

 このような環境の中、同社グループは、自動車以外の新規顧客に対する派遣エンジニア増員の提案を推進した他、既存顧客に対しても設計開発やプロセス改善等のコンサルティング提案等を実施、さらに、第三者検証等ソフトウエア開発の受託においても受注を拡大してきた。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高144.9億円で73.1%、経常利益4.3億円で50.0%となっている。

SOLIZEの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都千代田区三番町6番3号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長CEO 宮藤 康聡(昭和41年5月30日生)
設立 平成2年7月27日
資本金 1000万円(令和5年12月25日現在)
従業員数 新規上場会社1683人 連結会社1983人(令和5年11月30日現在)
事業内容 エンジニアの派遣・請負による設計支援、3Dプリンターによる試作/最終製品の製作、および製品開発を革新するコンサルティング
■売上高構成比率(2022/12期 実績)
品目 金額 比率
デザイン事業 14,373 百万円 80.6%
マニュファクチュアリング事業 3,454 百万円 19.4%
合計 17,827 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 SOLIZE従業員持株会 132万6600株 32.76%
2 古河 未由紀 75万4800株 18.64%
3 篠原 敬一 30万株 7.41%
3 東京中小企業投資育成(株) 30万株 7.41%
5 古河 摩耶 20万2500株 5.00%
5 古河 慶純 20万2500株 5.00%
5 古河 陽純 20万2500株 5.00%
5 古河 真季 20万2500株 5.00%
9 宮藤 康聡 6万株 1.48%
9 堤 寛朗 6万株 1.48%
9 田中 瑞樹 6万株 1.48%
9 村田 直樹 6万株 1.48%
9 後藤 文男 6万株 1.48%
9 阿部 浩之 6万株 1.48%
9 高野 学 6万株 1.48%
9 佐藤 武朗 6万株 1.48%
9 猪俣 孝 6万株 1.48%
合計   403万1400株 99.54%
■その他情報
手取金の使途 (1)設備投資、(2)運転資金に充当する予定
関係会社 英知創機械科技(上海)有限公司 (連結子会社) デザイン事業
SOLIZE USA Corporation (連結子会社) デザイン事業
SOLIZE India Technologies Private Limited (連結子会社) デザイン事業
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 -年-月-日
割当先
発行価格
◆「SOLIZE」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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SOLIZEの銘柄紹介

 同社グループは、3Dプリンターによる試作品の製作から製品開発支援の事業をスタートし、エンジニアリングパートナー企業として開発支援領域におけるサービスを拡大してきた。現在は、試作品の製作だけでなく、試作の前工程である研究開発・デザイン(スタイリング)・制御・設計・解析や、後工程である生産準備・3Dプリンターによる最終部品の製作など製品開発のエンジニアリングチェーンを幅広く支援できる体制を構築している。

 また、ソフトウエア開発やサイバーセキュリティへの対応としてのデジタルリスクマネジメントまで製品開発の全工程に関わるエンジニアリングパートナー企業である。同社グループが展開する事業は、同社グループのエンジニアが顧客企業の製品開発に対し、直接的に製品開発ノウハウ・技術等を提供する「デザイン事業」と、顧客企業に対して同社グループ所有の3Dプリンター等の設備による試作モデル製作及び最終製品に使用出来る少量多品種製品の製作や3Dプリンターの代理販売・保守サポート等を行う「マニュファクチュアリング事業」の2つのセグメントで構成されている。

(1)デザイン事業

 同社グループのデザイン事業では、主に自動車業界の開発部門を中心にサービスを提供しており、自動車開発に強みを持つエンジニアが多数所属している。サービス構成としては、直接的に顧客企業の製品開発をサポートする「エンジニアリングサービス」と顧客企業の競争優位性確保を支援する「コンサルティングサービス」により構成されている。

 エンジニアリングサービスは、同社グループのエンジニアが保有する製品開発ノウハウやデジタル技術等を顧客企業の開発現場にて直接提供するオンサイト支援(契約形態としては請負契約・準委任契約・派遣契約など)もしくは、顧客企業から依頼を受け取り決めたアウトプット等を提供するオフサイト支援(契約形態としては請負契約・準委任契約など)にて提供している。

 エンジニアリングサービスは、デザイン&シミュレーション領域、ソフトウエア&シミュレーション領域、デジタルリスク領域の3領域にて提供を行っており、また日本を始め米国・欧州・中国・インドにてサービスを展開している。

 ソフトウエア&シミュレーション領域では、ソフトウエア開発に加え、自動車開発の主要な開発技術の一つとなっているMBD(モデルベース開発)のサービスを提供しているほか、今後様々な領域での活用が期待されているXR(Extended Reality、VRやAR、MRなどの総称)のサービスも提供している。

 コンサルティングサービスは、企業のビジネスモデルや製品開発の業務プロセスの変革等の実行力を提供するサービスである。暗黙知(意思決定ロジック)まで踏み込む徹底した可視化・数値化技術をベースとした同社独自の方法論とエンジニアリングサービスで培った開発現場での経験・ノウハウ、デジタル技術を融合させて、技術課題の解決や組織横断的なプロセス最適化により顧客企業の競争優位性強化に向けた変革を推進する。製造業だけでなく、非製造業の顧客にもサービス展開している。

(2)マニュファクチュアリング事業

 同社グループの30年以上にわたり蓄積してきた3Dプリンティングにおける技術とノウハウ、並びに自社で保有する3Dプリンター等の造形設備を活用し、製品開発における評価・検証等に使用される試作部品や、最終製品に使用される量産部品の提供を行っている。また、3Dプリンターの販売・保守サポート、材料販売、3Dプリンティングにおける長年の経験と実績を活かし、3Dプリンターの新材料の開発、AM(※)技術導入支援サービスも行っている。

※AM:3Dモデルデータを基に材料を結合して造形物を実体化する加工法

SOLIZEの投資のポイント

 日本で初めて3Dプリンターを導入した企業であることから関心を集めそうだ。また、2024年1発目のIPOとなることから、「ご祝儀買い」が入る期待もある。公開規模に荷もたれ感はなく、株価設定には割安感も感じられる。売出株がないことから投資家受けもよさそうだ。業績推移には安定感が感じられるが、現在主に自動車業界の開発部門を中心にサービス提供しているため、為替の急変に影響を受けやすいことはやや注意か。

 千葉県船橋市にて1990年設立(当時社名は(株)インクス)。2009年に民事再生となったものの、2012年に手続終結。2013年に現社名へ商号変更した。同社グループは、同社及び海外子会社3社(中国・米国・インド)で構成されている。3Dプリンターによる試作品の製作から製品開発支援の事業をスタートし、エンジニアリングパートナー企業として開発支援領域におけるサービスを拡大してきた。暗黙知の形式知化を起点としたDXで金型生産工程を45日から45時間へ納期短縮を実現し、2005年に第1回「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞を受賞している。

 2022年12月期売上高ではホンダ<7267>向けが23.4%を占めている。自動車等の開発に従事することができるハイエンドエンジニアが1451名(2022年末時点、コンサルタントを含む。内訳:日本1205名、インド148名、米国75名、中国23名)所属。また、ハイエンド3Dプリンターは国内最大級の40台(2023年11月末時点)を導入。従業員は連結で1983名。

 業績面について、2023年12月期の業績は、売上高が前期比11.2%増の198.1億円、経常利益が同21.8%増の8.6億円と増収増益の見通しとなっている。国内のエンジニア、及び、コンサルタントの人員数は前期比78名増の1283名となる見込み。また、デザイン事業の売上高は160.6億円(前期比11.8%増)、マニュファクチュアリング事業は37.4億円(同8.5%増)を見込む。全社変革(CX)を実行中で、第1フェーズとして2021年はじめに国内子会社を吸収合併し新体制となった。

 想定仮条件水準での2023年12月期予想PERは12~14倍程度。価格水準は技術者派遣関連ではフォーラムエンジニアリング<7088>あたりが意識されていそうだが、他はPER20倍前後となっており、上値余地はありそうだ。予想配当利回りは3%台と高めだが、他の技術者派遣関連と足並みをそろえてきたとみられる。

 公開規模は15億円前後と荷もたれ感のない大きさ。ベンチャーキャピタル株主は見当たらず、発行済株式には180日間のロックアップがかけられている。公開株は公募のみとなっており、需給面での懸念は乏しい。足元の新興株の伸び悩みは気がかりだが、買いの手を伸ばしやすい条件設定となっており、2024年IPOの1発目として好スタートが期待されそうだ。

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◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
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