IPO株の銘柄分析&予想

「Ai(エーアイ) ロボティクス」のIPO情報総まとめ! スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の美容家電企画・販売企業との比較や予想まで解説![2024年9月30日 情報更新]

2024年8月23日公開(2024年9月30日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 Ai(エーアイ) ロボティクス
市場・コード/業種 グロース・247A/化学
上場日 9月27日
申込期間(BB期間) 9月10日~9月17日
おすすめ証券会社 SBI証券SMBC日興証券岩井コスモ証券松井証券マネックス証券SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)大和コネクト証券(旧:CONNECT)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 2514円(+42.84%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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Ai ロボティクスが9月27日にIPO(新規上場)!

「Ai ロボティクス」の公式サイトより

 Ai ロボティクスは、2024年8月23日、東京証券取引所に上場承認され、2024年9月27日にIPO(新規上場)することが決定した。

 Ai ロボティクスは2016年4月11日に設立された。同社は、女性向けのライフスタイルに関する動画配信サービスの運営及び当該サービスを通じた消費者に対する広告配信を主たる事業として、事業を開始した。その後、当該サービスの運営及び広告業務を通じて、広告主であるクライアントの新規顧客獲得のニーズや、広告の費用対効果に対するニーズに対応するため、「AIマーケティング事業」を開始した。また、同時にAIシステム「SELL(セル)」の開発を開始した。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

Ai ロボティクスのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 9月6
ブックビルディング(抽選申込)期間 9月10日~9月17日
公開価格決定 9月18日
購入申込期間 9月19日~9月25日
払込日 9月26日
上場日 9月27日

Ai ロボティクスのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2024年9月20日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
87.0
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短即日で取引可能]
2.6
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短翌日に取引可能]
0.2
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短翌日に取引可能]
0.2
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.2
公式サイトはこちら!
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
大和コネクト証券(旧:CONNECT)
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
岡三証券 8.7  
大和証券 0.9  
あかつき証券 0.2  
極東証券 0.2  

Ai ロボティクスのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定仮条件の平均価格(※1) 1635
仮条件
[予想PER(※2)
1670~1760円
[15.8倍~16.7倍]
公募価格 1760円
初値 2514円
初値騰落率 +42.84%
予想トレーディングレンジ(※3) 800~3000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社4社の予想PER(2024年9月5日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【4社平均】 23.8倍
北の達人<2930> 22.3倍(連)
I-ne<4933> 12.9倍(連)
ヤーマン<6630> 29.9倍(連)
MTG<7806> 30.0倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

Ai ロボティクスの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 1136万4000株(予定)
公開株式数 公募23万株  売出108万9000株
(オーバーアロットメントによる売出19万7800株)
想定公開規模(※1) 24.8億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

Ai ロボティクスは「生VC」スキンケアシリーズの「Yunth」など

 自社開発のAIシステムを用いた、スキンケア商品・美容家電等の企画・開発及び販売を行う。スキンケアブランド「Yunth」の主力商品である「生VC美白美容液」は延べ300万個以上(2024年7月現在)を出荷。美容家電ブランド「Brighte」は2024年2月に販売を開始。

 直近業績が大幅増収増益となっているほか、株主には著名人の顔ぶれも見られることから、話題を呼びそうだ。公開規模にはやや荷もたれ感があるものの、足元の業績成長や話題性を考慮すると、市場から十分吸収可能と考えられる。

 一方、公開価格の1.5倍以上でロックアップ解除となるベンチャーキャピタルらの保有株式は394万株程度(上場時発行済株式総数の35%程度)と推察される。

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SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
[最短3日後に取引可能]
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Aiロボティクスの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2021/3 1,567
(160.9%)
94
(90.3%)
79
(31.5%)
2022/3 1,607
(2.6%)
▲ 78
▲ 388
2023/3 3,645
(126.7%)
283
▲ 264
2024/3 7,061
(93.7%)
1,234
335.5%
825
2025/3予 10,800
(52.9%)
1,700
37.7%
1,200
45.4%
2024/6 1Q 2,559
(―)
472
(―)
333
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:105.60円/-円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

Aiロボティクスの業績コメント

 2022年3月期は同社の完全子会社であったYunth(株)及び17skin(株)に係る株式評価損並びにAIマーケティング事業に係るソフトウェアの減損損失により赤字業績となった。2022年11月1日付で前述の2社を吸収合併したが、抱合せ株式消滅差損により2023年3月期も最終利益が赤字計上となった。

 前期は、D2Cブランド事業では、化粧品ブランド「Yunth」において、新商品となる生VC美白クリーム、生VCクレンジングクリーム、生VCクリアフォーム、アイラッシュセラムEXを発売し、売上高が69.6億円(前々期比3.9倍)、セグメント利益17.0億円(同3.8倍)となった。

 その他となるAIマーケティング事業では、経営資源の選択と集中により、「AIマーケティング事業」のリソースを「D2Cブランド事業」へシフトし、自社ブランドの成長を推進したため、稼働件数を限定して行った(現在AIマーケティング事業は休止)。そのため、売上高は1.0億円(同94.6%減)、セグメント損失0.1億円(前々期は2.0億円の利益)となった。

 2025年3月期の業績は、売上高が前期比52.9%増の108.0億円、経常利益が同37.7%増の17.0億円と増収増益の見通しとなっている。今期は今年2月に販売を開始した美容家電ブランド「Brighte」を堅調に成長させている。6月には本社事務所を増床し、人材採用を積極的に行い、D2Cブランド事業の一層なる拡大と強化に取組んでいる。なお、通期計画に対する第1四半期末時点における進捗率は、売上高が25.6億円で23.7%、経常利益は4.7億円で27.8%となっている。

Aiロボティクスの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都港区六本木六丁目10番1号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 龍川 誠(昭和60年9月12日生)
設立 平成28年4月11日
資本金 6億2743万円(令和6年8月23日現在)
従業員数 26人(令和6年7月31日現在)
事業内容 自社開発のAIシステムを用いた、スキンケア商品・美容家電等の企画・開発及び販売
■売上高構成比率(2024/3期 実績)
品目 金額 比率
D2Cブランド事業 6,961 百万円 98.6%
その他 100 百万円 1.4%
合計 7,061 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 龍川 誠 184万株 16.53%
2 SBIインキュベーション(株) 164万6000株 14.78%
3 NVCC9号投資事業有限責任組合 92万株 8.26%
4 ニッセイ・キャピタル12号投資事業有限責任組合 76万2000株 6.84%
5 ニッセイ・キャピタル10号投資事業有限責任組合 61万株 5.48
6 (株)ブランジスタ 57万4000株 5.16%
6 (株)エニグモ 57万4000株 5.16%
8 桑山 友美 47万2000株 4.24%
9 見城 徹 42万株 3.77%
9 秋元 康 42万株 3.77%
9 近藤 太香巳 42万株 3.77%
合計   865万8000株 77.76%
■その他情報
手取金の使途 (1)人材採用費、(2)増員に伴う人件費に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2022年12月26日
割当先 相川佳之
発行価格 327円 ※株式分割を考慮済み
◆「Ai ロボティクス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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岩井コスモ証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
[最短3日後に取引可能]
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)[最短2日後に取引可能]
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大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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Aiロボティクスの銘柄紹介

 同社は、女性向けのライフスタイルに関する動画配信サービスの運営及び当該サービスを通じた消費者に対する広告配信を主たる事業として、2016年に創業。その後、当該サービスの運営及び広告業務を通じて、広告主であるクライアントの新規顧客獲得のニーズや、広告の費用対効果に対するニーズに対応するため、2018年に「AIマーケティング事業」を開始した。また、同時にAIシステム「SELL(セル)」の開発を開始した。

 一般的に、広告運用業務は担当者の知見や経験に依拠することが多く、属人化が課題となる業務である。しかし、同社は上述の動画配信サービスの運営及び当該サービスを通じた広告業務で得た知見や経験を元に、「SELL」の開発を進め、この属人化の課題を解決し、効率的な広告業務の運営を行ってきた。

 また、「AIマーケティング事業」では、これまでの運用型のマーケティングに加えて、成果報酬型のマーケティングを中心に行ってきた。主に、大手消費財メーカーや広告代理店等のクライアントに対し、「SELL」を用いて新規顧客開拓から顧客分析までのトータルなマーケティングソリューションを提供してきた。特に新規顧客開拓については、「SELL」を活用したデータマーケティングを行うことでニーズを持った消費者に対してクライアント広告を効果的に届けてきた。クライアントのニーズに応える中で「SELL」に蓄積された広告クリエイティブデータや成果データを活用し、「AIマーケティング事業」の拡大を行ってきた。

 2022年1月、自社の事業として商品の企画及び販売を行うため、それまで経営支援を目的に出資を行っていたスキンケアブランドを展開するYunth(株)及び17skin(株)の株式取得を行い、同社の完全子会社とし、翌2月より同社グループとして「D2Cブランド事業」を開始した。その後、両社を2022年11月に吸収合併している。2023年5月、「D2Cブランド事業」の拡大に伴い、今後の業績の向上と採算性を勘案し、経営資源の選択と集中を検討した結果、「AIマーケティング事業」のリソースを「D2Cブランド事業」へシフトすることを決定した。「AIマーケティング事業」で開発していた「SELL」については、蓄積したノウハウやデータを自社ブランドのマーケティングに活用し、更には「D2Cブランド事業」に関わる機能拡張を行った。現在は化粧品や美容家電領域を中心に商品開発を行い、連続的にヒット商品を生み出すことを追求している。

 「D2Cブランド事業」では、「自社ECサイト販売」「ECモール販売」「店頭卸販売」の販売チャネルを通じて、自社で企画・開発し、OEMに製造委託した商品を顧客に販売している。主力ブランドである「Yunth」の「生VC美白美容液」は延べ300万個以上(2024年7月現在)出荷している。特に「自社ECサイト販売」においては、定期購入サービスを中心とした販売活動を行っており、ストック型ビジネスモデルとなっている。なお、自社ECサイトへの顧客誘導は主にSNS広告を中心に行っている。「ECモール販売」は、楽天市場、Amazon等のECモール内に自社店舗を出店し、商品の販売を行っている。「店頭卸販売」は、自社のECサイトやECモールでの直接販売に加え、店頭販売のための販売代理店に対する卸販売である。同社が販売代理店に対して販売した商品は、全国のドラッグストア等、合わせて約6200店舗(2024年7月時点)の小売店を通じて顧客に購入されている。

Aiロボティクスの投資のポイント

 直近業績が大幅増収増益となっているほか、株主には秋元康氏や幻冬舎の見城徹氏、NEXYZ.Group<4346>創業者の近藤太香巳氏など著名人の顔ぶれも見られることから、話題を呼びそうだ。公開規模にはやや荷もたれ感があるものの、足元の業績成長や話題性を考慮すると、市場から十分吸収可能と考えられる。ただ、ベンチャーキャピタル保有株式が多く、ロックアップ解除ラインが意識されそうだ。同時上場となる銘柄はないが、前日は4社同時上場と過密スケジュールとなっているため、影響が残るか気になるところ。

 同社は、D2Cブランド事業にて、同社で開発したAIシステム「SELL」を活用し、商品の企画開発、クリエイティブ作成、広告運用、CRM施策、CS対応、需要予測まで、ブランド運営を取り巻く業務データ等を分析し、改善を行い、連続的にヒット商品を生み出すことを追求している。スキンケアブランドの「Yunth」、美容家電ブランドの「Brighte」を主要ブランドとして、これらのブランド内で商品のラインナップを拡大している。「Yunth」は主力商品である「生VC美白美容液」(2021年11月発売)のほか、アスコルビン酸を配合した商品には名称に「生VC」を付して展開している。2024年2月に販売を開始した「Brighte」は中価格帯の美容家電ブランドとしての位置づけであり、今後も同ブランドで商品を展開していく予定。同社の2024年3月期におけるD2Cブランド事業の売上高の約7割が自社ECサイトでの販売となっている。2024年6月末時点でのYunth定期会員数は11万6277名。従業員は26名。

 業績面について、2025年3月期の業績は、売上高が前期比52.9%増の108.0億円、経常利益が同37.7%増の17.0億円と増収増益の見通しとなっている。今期はイベントなどの各種プロモーションによる認知拡大等を進め、単品販売個数及び定期販売個数の増加に努める方針。売上原価率の低い商品の売上比率増加を見込んでいるため、売上原価は23.1億円(前期比49.7%増)にとどまる見通し。一方、広告宣伝費は24.0億円(同2.3倍)を見込んでいることなどから販管費は67.3億円(同58.2%増)を見込む。想定仮条件水準の今期予想PERは15倍台と妥当なところ。

 公開規模は25億円前後と荷もたれ感のある大きさ。公開価格の1.5倍以上でロックアップ解除となるベンチャーキャピタルらの保有株式は394万株程度(上場時発行済株式総数の35%程度)と推察されるため、株価上昇局面では警戒されそうだ。

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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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【2024年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
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【SMBC日興証券】
IPOの主幹事数が業界トップクラスで
2022年には24社のIPOの主幹事を務める
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