日経平均株価はついに1万9000円台を突破し、2万円台も目前。急激に株価が上昇した中で買うべき銘柄とはいったいどんな銘柄なのか。こうしたときに重要なのは、それぞれの個別企業の業績をしっかり見て、まだ割安なのか、もう割高なのかを判断することだ。特に注目なのは、中間決算が発表されたばかりの3月決算企業の業績だろう。
ダイヤモンド・ザイでは、誰もが気になる500銘柄の最新の決算内容を徹底分析して、理論株価や目標株価つきで「買い」か「売り」かをズバリ判定する「人気の株500銘柄を激辛診断」特集を掲載している(3月、6月、9月、12月発売の年4回掲載)。今回は、その特集記事の中から好業績で割安なおすすめ株を早出しで紹介しよう!
トランプラリーとはまったく無関係で
安心して買える少額オススメ株とは?
2016年も押し迫ってきたが、日経平均株価はトランプラリーに乗って急激に上昇し、ついに1万9000円台まで回復して推移している。こうした状況で買うべき株とは、どんな株なのか。
今から投資すべき銘柄を探すために注目したいのは、最新の決算内容だ。特に、東証一部上場企業のうち70%を超える企業が3月決算なので、その中間決算が出揃った現時点での業績や進捗に注目したい。そこで、誰もが気になる人気の500銘柄の最新決算をシビアに分析して、わかりやすいコメントと、さまざまなデータを掲載しているダイヤモンド・ザイ2月号から、業績から見て今こそ買いの銘柄を一足先に公開していく。
その前に、さまざまな情報がてんこ盛りとなっている、ダイヤモンド・ザイの500銘柄の診断表の見方を簡単に説明しておこう。まず、銘柄名の上の金額は今買うために必要な投資額。そして銘柄名の下には「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階評価を掲載している(左の小さいグレーの文字は3カ月前の評価)。
その下の「S」「B」「H」の記号は、米国の評価期間の投資判断で、S(Sell:売り)、B(Buy:買い)、H(Hold:保有継続)で、左から6カ月前、3カ月前、最新の評価なっている。
銘柄欄の上部には、左から理論株価、理論株価と比較した割安度マーク、その下にはアナリストによる今後3カ月間の高値&安値の予測も(高値までの上昇率と安値までの下落率も一目瞭然)。さらに下部には業績数字を掲載。会社予想の他、アナリストの2期予想も掲載しているので、ぜひ比較して欲しい。
各期の配当金額やROEもバッチリわかる。業績欄の左上の上、下のマークは上方修正と下方修正について各3段階で表示しており、業績の好不調もひと目でわかる。このほか、右下には、配当利回りの他、割安度。成長度などの5段階評価も載っている。
少し味方の説明が長くなったが、前述のポイントを頭に入れて銘柄欄をしっかり読み込んでほしい。
高配当&株主優待が魅力的な3銘柄
最初に紹介する銘柄は、6万円で買える業績好調で増配も発表しているヤマダ電機(9831)。ライバルの株価指標と比較しても割安なうえ、減収でも増益が確保できる収益体質となってい点に注目だ。
次におすすめしたい銘柄は配当利回り3.72%の高配当銘柄のレオパレス21(8848)だ。こちらも6万円程度で買えて株価もまだまだ割安。ホテル無料宿泊券の株主優待があるのも魅力だ。
最後に紹介するしたいのは、魅力的な株主優待があるクリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)。株主優待と配当を合わせた利回りは7%超。8期連続の増配や優待内容の拡充など、株主還元に積極的だ。こちらは約10万円で買える。
今回紹介した3銘柄は、いずれもトランプラリーとは無関係な銘柄だが、業績や配当、株主優待など個人投資家にとって魅力が多い。円安&トランプ相場に多くの投資家の目が釘付けになっているこうしたタイミングにこそ、これらの銘柄を買いたいものだ。
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