「つみたてNISA」では、資産の増加ペースがアップする可能性がある、好成績のアクティブ型投資信託にも注目!
「つみたてNISA」対象のアクティブ型投資信託は、15本が選ばれている(2018年2月21日時点)。「つみたてNISA」対象商品のほとんどはインデックス型投資信託が占めているが、アクティブ型投資信託はどのように活用、運用すればいいのだろうか。
今回はダイヤモンド・ザイ3月号の特集「つみたてNISAは好成績のアクティブ型投資信託で始めなさい!」の中から、アクティブ型投資信託に注目すべき理由と注意点について抜粋して紹介しよう!
投資信託の積み立ては、
安定的に資産を増やす最良の手段!
「つみたてNISA」が2018年1月からいよいよスタートした。
その名の通り、月々一定額を“積み立てる”投資に特化した制度で、既存の「NISA」や「ジュニアNISA」同様に、儲けがすべて非課税になる。「NISA」や「ジュニアNISA」の投資期間が最大5年(ロールオーバーすれば10年)なのに対し、「つみたてNISA」は年間の投資上限額の40万円を20年間という長期間で投資できるのがメリットだ。
毎月一定額を投資する積み立て投資は、一括での投資に比べ、高値掴みのリスクを減らすことができ、相場の下落時には多くの口数を買うことができるため、長期で勝つ確率が高くなる。長期の資産作りにぴったりの制度なのだ。
そんな「つみたてNISA」の投資対象は、金融庁が認可した投信とETFに限定され、その数は2月21日時点で全部で144本となっている。
対象投信の9割が、インデックス型投信
このうちETFは3本のみで、投資信託が141本。そして、その約9割にあたる126本が、日本株でいうと「日経平均株価」のような市場を代表する指数に連動することを目指す、インデックス型投資信託だ。
インデックス型投資信託は、指数に連動するため、値動きもわかりやすい。「日経平均株価」や「NYダウ」などの代表的な指数に関するニュースは、新聞やテレビで日々報じられるからだ。日々、上がっているのか、下がっているのかの情報が得やすく、初心者にもおすすめだ。
また、指数に「連動すること」を目指すため、銘柄選択にかかる調査費用もなく、日々差し引かれる運用コスト(信託報酬)も低い。
好成績のアクティブ型には、
資産を飛躍させる威力が!
これに対して、指数を上回ることを目指すアクティブ型投資信託は、「つみたてNISA」対象の投資信託のうちわずか15本のみ。インデックス型投資信託と比べると、信託報酬は高め、運用成績は、ファンドマネージャー(運用の指示をする人)の腕にかかっているのがアクティブ型投資信託の特徴だ。ただ、インデックス型投資信託の成績を大きく上回る投資信託もあり、こうした好成績のアクティブ型を組み入れれば、資産の増加ペースを飛躍的にアップさせられる可能性も。
上の図で、対象投信の日本株を運用の対象にした6本のうち、直近5年の成績がトップだったアクティブ型投資信託Aとインデックス型の、基準価額の動きを比べてみよう。直近5年では日経平均株価に連動するインデックス型の基準価額は2.4倍に上昇した。これでも十分な成績に見えるが、一方で成績トップのアクティブ型投資信託Aは5年で3.5倍まで上昇しているのだ。
アクティブ型は、定期的な実力のチェックが必要
ただし、注意しなければいけないのは、前述した通り、アクティブ型の成績はファンドマネージャーの腕にかかっているということ。さきほどの図でもわかるように、アクティブ型投資信託Bのように、インデックス型と同じくらいの成績しか上げられていない投資信託や、インデックス型以下の成績の投資信託も存在する。
また、現時点で好成績だからといって、この先も成績がいいとは限らない。運用担当者が変わったり、運用方針が変わることもあるからだ。アクティブ型の投資信託を積み立てるなら、定期的に基準価額の推移を確認し、中長期で好成績をキープしているかチェックするようにしたほうがいいだろう。
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
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150本 | 137〜2200円 (約定代金による) |
− | 540本 | − |
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91本 | 実質無料 | − | 332本 | − |
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投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
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38本 | 無料 | − | 112本 | − |
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。※1 年会費無料のクレジットカードの場合。※2 1約定ごとプランで約定金額240万円までの売買手数料。 |