「じぶん年金」とは、高配当株などに投資することで、
発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の特集「自分でつくる年金マニュアル!」では、リタイア後も生活水準を維持するために、あの手この手で定期収入を得る方法を紹介! 高利回り商品の買い方や、「じぶん年金」づくりに成功した30~50代の4人の実践ワザを紹介している。
ここでは「じぶん年金」を用意するための基本的な考え方や、必要資金の目安などを紹介。老後資金に不安を感じている人はチェックしてみてほしい!
公的年金だけでは、貯蓄がどんどん目減りすることに!
資産を取り崩さずに”運用で定期収入を得ること”を検討しよう
総務省の家計調査年報によると、高齢夫婦無職世帯の1世帯当たり月平均の支出は約28万円。一方で、厚生年金給付額の平均は約22万円なので、不足額は6万円前後となる。
この不足分をどうするか。すぐに思い浮かぶのは、退職金やそれまでの貯金を取り崩す方法だ。しかし、貯金をただ取り崩していくのは、何歳まで生きるかわからない今、少し不安が残るというのが本心だろう。
そこで、考えたいのが高配当株やJリートなどの高利回り商品に投資して、配当金や分配金を受け取ることで、不足分を補う方法だ。2019年2月時点で、利回り4%以上の日本株は200銘柄を超す。
「私の顧客では、高配当株で運用してリタイア後は、受け取った配当金でゴルフを楽しむ人も。50歳まではリスクを取って、値上がり益狙いの株や投信で積極的に増やしましょう。受け取った配当金も再投資して、タネ銭を増やすことに専念する。そして、50歳を過ぎたあたりから、少しずつ底堅い高配当株にシフトして、リタイア後の運用について考えていくことをおすすめします」
と、個人に資産運用の指南をするファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦さんはアドバイスする。
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⇒「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、「増配傾向にある株」を選んで投資をし続けること! 実現間近の「配当でモトを取る」途中経過も大公開!
3000万円を年3.5%の利回りで運用すれば
年間配当金は税引き後で84万円に!
退職金を含めて60歳で3000万円を貯められた場合、利回り3.5%で運用できれば、年間の配当金は105万円、約20%の税引き後では84万円が受け取れる。1カ月の平均だと7万円になり、年金の不足分を補えることになる。
ただし、やってはいけないのが、60歳で得た退職金で、一度に高配当株などを買ってしまうこと。
「65歳までは延長雇用などで働く人も多いですし、まだ準備期間と捉えましょう。退職金は65歳までの間にタイミングを見計らって、安いときに少しずつ配当株などを買い進めるのがベストです」(深野さん)
60~70歳は身体も元気でアクティブな生活ができるため、不足額は月6万円程度となるが、71歳以降は少しずつ支出額も減る。このため、たとえば運用資産を1200万円に減らして、利回り3.5%で回したとすると、税引き後の配当金は33.6万円。月約3万円の定期収入があれば十分な場合も多いだろう。
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「じぶん年金づくり」で資産を目減りさせないための
投資先の選び方は、ダイヤモンド・ザイ4月号でチェック!
今回は、「じぶん年金」づくりの考え方と、その効果を紹介した。ダイヤモンド・ザイ4月号では、資産を目減りさせないための投資先の選び方や買い方なども取り上げているので、併せて参考にしてみてほしい。
ダイヤモンド・ザイ4月号には、ほかにも注目の特集が盛りだくさん! 大特集は「高配当株の儲け方」。配当利回り4%以上の全221銘柄の投資判断を公開しているほか、「とにかく高い配当収入にこだわる」「配当を取りつつ値上がり益を狙う」「米国高配当株で配当&値上がり益をとる」「Jリートで4%以上の家賃収入を狙う」といった高配当株の4つの勝ちワザも紹介している。
それ以外にも、「第3四半期決算でわかった本命株16」「フリマアプリでお小遣い稼ぎ!」「毎月分配型投信100本の本当の利回り」など、お得な情報がぎっしり!
別冊付録「消費増税から生活を守る、株主優待123銘柄」では、消費税の増税分だけ株主優待の内容が割増になる銘柄や、増税に負けない高利回りの株主優待株をドーンと紹介。「外食」や「日用品」など、株主優待品のカテゴリー別にも注目銘柄を紹介しているので、消費税が増税されても、お得に食事や買い物をしたい人なら必見だ。
ダイヤモンド・ザイ4月号は、全国の書店や楽天ブックスにて好評発売中!
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