定年退職後、「2000万円が必要」って本当なの? 令和時代に老後を迎える50~60代の“老後資金”の不安は、『一番売れてる月刊マネー雑誌ザイが作った 老後のおかねの教科書』で解消しましょう!
老後資金「2000万円」問題が波紋を呼んだのは記憶に新しいところ。自分の老後のことが急に不安になった50~60代も多いのではないでしょうか。日本人の寿命が延びて、「人生100年時代」が現実になりつつあるというのに、給料は思うように増えず、退職金も減る傾向にあります。しかも銀行預金の超低金利は続きそうで、物価が上がれば年金も目減りしてしまいます。「人生100年時代」は、貯金や年金以外に、多少のリスクをとっても「おかね」を増やすことを考えなければいけません。
絶賛発売中の書籍『一番売れてる月刊マネー雑誌ザイが作った 老後のおかねの教科書』では、「人生100年時代」を生き抜くために知っておきたい、限りある資金の活用術を紹介しています。今回の記事では、自分が100歳を迎えるまでの大まかな“おかねの設計図”について考えてみましょう!
【※関連記事はこちら!】
⇒人生100年時代の“老後資金の不安”の解決方法とは? 少ない退職金や年金に期待せず、上手に「おかね」に働いてもらう方法を『老後のおかねの教科書』が伝授
超低金利で、貯金だけじゃ「おかね」は増えない!
大まかに『100歳までの“おかねの設計図”』を作ってみよう
老後に生活資金がいくら必要かは、その暮らしぶりなどによっても当然異なります。あくまでも考えるべきなのは、「“わが家なら”どのくらい必要か?」ということです。
書籍『老後のおかねの教科書』には、ある家族が登場します。平成初めのころに定年を迎えた父「ラクゾウ」、その息子の「タメオ」と妻の「タメコ」。ラクゾウは贅沢をしなければ年金だけで暮らせたいわゆる“逃げ切り世代”。お気楽な父親の姿を見て「何とかなる」と根拠のない自信を持つタメオに対し、妻のタメコは不安でいっぱいです。そんな家族をやさしく、時には厳しく導くのが愛犬の「カシコ」です。
この家族といっしょに、老後の「おかねの設計図」について、考えていきましょう。
──通帳を見ながらため息をつくタメコ。
タメコ 老後資金2000万円か……。あんなに盛り上がったけど、結局、老後の「おかね」ってどうすればいいのかしら? 積立貯金はしてるけど、それで足りるのか心配だわ。
ラクゾウ 心配するこたーない。年金があるから大丈夫だ。わしを見なさい、まったく困っとらん。
カシコ もうっ。ニュースくらい見なよ。おじいちゃんの老後とパパたちの老後は違うの!
ラクゾウ どう違うって言うんじゃ?
カシコ おじいちゃんが定年したあとの1991年でも、定期預金の金利は6%を超えてたの。郵便局の定額貯金に入れておけば、12年で2倍になったんだよ。
タメコ 夢のような話ね。今の金利なんかたったの0.01%。100万円を10年預けても、800円しか増えないんだから。パパの定年までに間に合わないわ。
タメオ ドキッ。おこづかい、減らすのだけはやめてね。
カシコ まずは、設計図を作ってみたらどう? パパの定年までいくら貯められるか、退職金はどのくらい見込めるか、老後はどのくらい取り崩しが必要になりそうか。いくつまで生きるか……。それを頭に入れておくと、足りない分がイメージできるよね。
タメコ そうね、漠然と足りないかも、と思っててもしょうがないか。
カシコ 時間がたてば状況も変わるし、あくまでも目安だよ。
タメコ う~ん、やっぱり足りなくなりそう。リタイア後も節約節約じゃつまらないもの。
カシコ だったら、「おかね」を増やすことを考えたら? 「おかね」は銀行に寝かせておかないで、働いてもらうことを考えようよ。
タメオ おかねに働いてもらうってどういうことだ?
カシコ 株や投資信託など、値上がりや配当(分配金)が期待できる商品に投資するってことだよ。
タメオ それは怖いよ。老後の資金なのに減っちゃうんじゃない?
カシコ 増えたり減ったりはするけど、リスクを抑える方法はある。それに、老後の不足分を配当で補う投資法も人気があるよ。
タメコ それ、いいわね。ちょっと真剣に考えてみましょうか。
年利2%の運用でも30年なら大きな差になる
「コツコツつみたて」がおすすめ!
安心老後のためには、なるべく早くから準備を始めたいものです。「コツコツつみたて」が王道で、積立期間が長いほど月の積立額は少額で済むので、家計への影響も少なくなります。
上の図では、老後の「おかね」の設計図として、30歳から100歳までのシミュレーションをしてみました。 現役時代は「貯める時期(資産づくり期)」として、毎月3万円ず積み立てていく。今は低金利で銀行に預けてもほとんど増えないので、60歳まで積み立てても、1080万円。退職金で1000万円を追加して、ようやく2000万円になります。
一方、年利2%複利で「おかね」を働かせながら積み立てていくと、退職金を入れて2540万円に。500万円近い差が生まれる。さらに、年金受給開始までの5年間も働かせると、200万円の上乗せができる。
「普通預金金利が0.001%の時代に、2%も?」と思う人もいるかもしれませんが、2019年6月時点で、東証1部銘柄の平均配当利回りは2.48%(加重平均)、Jリートの予想平均利回りは3.86%あり、商品を選べば、そう難しい数字ではないでしょう。
65歳以降の“取り崩し”も長期にわたる!
運用しなければ、いざというときに対応できないことも
65歳以降の「取り崩し期」も重要です。運用しないで積み立てた資産を月5万円(年金の不足分)取り崩していくと、98歳まで持ちます。しかし、生活費以外の臨時の出費は含まれていないので、何かあったときに対応できません。65歳以降も2%で「おかね」を働かせれば、100歳の時点で2425万円が残る計算になります。投資に「絶対」はありませんが、「おかね」を働かせることを考えると、今も未来もずっと楽になるはずです。
【※関連記事はこちら!】
⇒“老後資金2000万円”問題は『老後のおかねの教科書』で解決! 一番売れてるマネー誌ダイヤモンド・ザイが作った『教科書』で「おかねの働かせ方改革」をしよう
さて、発売中の『一番売れてる月刊マネー雑誌ザイが作った 老後のおかねの教科書』では、老後に向けて「どれだけ自分で蓄える必要があるのか」を始め、「どのような方法でお金を増やすことを考えればいいのか」までを、誰にでもわかるよう、やさしく解説しています。老後に不安を持つ方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『老後のおかねの教科書』は「おかね」の増やし方を
“60代目線”で、やさしく、面白く解説します!
超低金利で、銀行に「おかね」を預けておくだけでは「おかね」はちっとも増えません。今こそ求められるのが「おかねに、働いてもらう」ということ。多少のリスクをとっても、「おかね」を増やすことを考えなくてはいけません! 書籍 『一番売れてる月刊マネー雑誌ザイが作った 老後のおかねの教科書』で、「おかねの働かせ方改革」をしませんか?
本書では具体的に、「おかね」を働かせるためにぴったりの商品も紹介しています。年金では足りない分を株や投資信託の配当や分配金で補う作戦を“60代目線”で、やさしく、面白く解説。元本を取り崩さなくても、チャリンチャリン!と「おかね」が降ってくるイメージです。モデルケースとして、65歳で月額7万円をプラスする方法を紹介しています。
『一番売れてる月刊マネー雑誌ザイが作った 老後のおかねの教科書』(1296円・税込)は、全国の書店や楽天ブックス・Amazonで好評発売中! 安心老後を手に入れるために、ぜひご活用ください!
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