2019年後半に日本株で稼ぐための「2つの投資戦略」を公開! 狙うべきは「好業績&高進捗率の株」や「景気敏感株」で、該当する注目銘柄もピックアップ!
発売中のダイヤモンド・ザイ11月号は、特集「6つのリスクから読み解く 日本株の新投資戦略」を掲載! 米中貿易摩擦や消費税の増税、英国のEU離脱問題など、先行きが不安になるようなニュースが多い今、どう行動するのがベターなのか、頭を悩ませている人も少なくないはず。そこで、この特集では、いま日本株に投資するうえで注意しておきたい点を「6つのリスク」として整理。さらに、そのリスクを踏まえたうえでの、ストラテジストなどによる「日経平均株価の予測」や、リスクを逆手に取った投資戦略も紹介している。
今回は、リスクが山積みの相場環境でも負けない投資戦略を紹介! ダイヤモンド・ザイ11月号の誌面では4つ取り上げているが、ここではそのうちの2つを抜粋するので、参考にしてほしい!
【リスクに負けない投資戦略(1)】
「好業績&高進捗率」の“景気悪化に強い株”を狙う!
ダイヤモンド・ザイ11月号の特集「6つのリスクから読み解く 日本株の新投資戦略」では、いま投資をする際に注意しておくべきリスクの一つとして、「米中貿易摩擦」を挙げている。米中貿易摩擦は緩和される可能性がある一方、今後もダラダラと続くリスクもある。それならば、最初から米中貿易摩擦の影響を受けにくい銘柄を選ぶ、という戦略もアリだ。
そこで注目なのが、「通期予想に対して第1四半期の進捗率が高く、業績が拡大している株」と、ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジストの井出真吾さんは話す。
米中貿易摩擦の影響が景気に出始めたのは、2018年の秋以降。前期の第1四半期決算の時点では、まだ市況もよかった。今期の第1四半期決算が、そのときよりも伸びている株なら、先行きが不透明な中でも安心感がある。その上、進捗率が高い株なら業績の上ブレも狙える。
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業績が伸びていて進捗率が高い株は、たとえばアイ・アールジャパンHD(6035)やピー・シー・エー(9629)など、情報通信やサービスなどの内需株に多い。今後も手堅い需要を支えに利益の成長が見込めるのに、まだ株価に織込まれていないなら、ぜひ仕込みたいところだ。
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⇒2020年3月期に“業績の上方修正”が期待できる3銘柄を紹介! 第1四半期決算で営業利益の「進捗率」が30%超の「弁護士ドットコム」「カプコン」「ピー・シー・エー」などに注目!
一方で、日本では10月に消費税の増税を控えている。そこで井出さんは、「もう一つ注目なのは、国内の需要が底堅いだけでなく、所得や人口増で内需が伸びるアジアでの業績拡大が期待できる株。例えば、紙おむつやベビー用品、トイレタリー、調味料などの株を中長期で持つのもいいでしょう」と話す。花王(4452)や資生堂(4911)、ユニ・チャーム(8113)、ピジョン(7956)などだ。なかには、足元が厳しい株もあるが、中長期での業績拡大に期待だ。
【リスクに負けない投資戦略(2)】
「半導体」関連など、反発に期待の「景気敏感株」を先回り買い!
景気の先行き不安を受けて、株価の下落が目立つのが、輸出企業などの「景気敏感株」だ。足元では株価が苦しい企業が多いが、景気の好転が見込めれば、その反動で一気に上昇する可能性も大きい。
「特に注目なのが『半導体』関連で、AIやIoT、5Gなどの基幹部品として、需要自体は伸び続けています。価格は下落していますが、需給のサイクルから見ても来年には在庫調整が終わり、再び上昇に向かうとみています」(楽天証券経済研究所チーフ・ストラテジストの窪田真之さん)
なかでも、半導体材料の信越化学工業(4063)など「高い技術力と競争力がある企業」(窪田さん)に注目だという。そのほかにも、電子部品の村田製作所(6981)や、モーターの日本電産(6594)など、世界で稼ぐ力のある日本企業は多い。
ただ、「いまの局面での景気敏感株への投資は、リスクも大きい。資金を向けるのは一部にしたほうがいい」(井出さん)という見方もある。相場の動きが激しいからこそ、資金管理にも気をつけよう。
日本株の「リスクに負けない投資戦略」は、まだある!
ダイヤモンド・ザイ11月号を併せてチェック!
今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ11月号の特集「6つのリスクから読み解く 日本株の新投資戦略」から、リスクに負けない4つの投資戦略の一部を抜粋した。特集内では、6つのリスクの中身と、この先の日経平均株価の予測を紹介するほか、ここでは紹介していない投資戦略もあと2つ取り上げているので、誌面も併せてチェックしてほしい!
ダイヤモンド・ザイ11月号の大特集は「買っていい×買ってはいけないをズバリ判定! 人気の株500 【激辛診断】2019秋」。日本株の中で人気の500銘柄+Jリートを「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階でアナリストが評価! さらに、「10万円株」「高配当株」「株主優待株」「大型株」「新興株」などのジャンル別でも、「買い」「強気」の銘柄を公開している。
そのほかにも、ダイヤモンド・ザイ11月号は、株主優待名人の桐谷さんに加え、連載でおなじみのAKB48メンバーも登場する「3000円からできる投資デビュー大作戦」や、人気連載の特別編「定年退職までのロードマップ~『2019年財政検証』を検証!~」「iDeCoで買うのはこの投信1本だけでOK!」「【最新】上場全3739銘柄の理論株価」「第2の家族、ペットにかかるお金とできる備えとは?」など、お得な情報が盛りだくさん。
また、別冊付録は「いま買いの『米国株』100」! 米国株の魅力を紹介するほか、「大型優良株」「高配当株」「10倍株」などのジャンル別に注目銘柄を合計100種類も取り上げているので、日本株だけでなく米国株にも投資してみたい人なら必見だ!
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