5年前、アジアに格安航空LCC(格安航空会社)が登場したことを講演で話すと「そんな危ない航空会社の飛行機には絶対乗らない」という人がたくさんいました。しかし、日本でも今年から3社のLCCが就航しています。そのうちの1つ全日空系の「エアアジア・ジャパン」には、マレーシアのエアアジア(マレーシア証券取引所上場企業)の資本が49%、入っています。
ASEAN STARS構成銘柄に、5~10年後のサムスンやエアアジアXに匹敵する成長企業が含まれている可能性は大いにあります。長期的な視点からASEANの成長企業を探してみるのも面白いのではないでしょうか。
以下は、ASEAN地域で上位シェアを誇るタイの有力企業です。
■チャルーン・ポーカパン・フーズ(CPFn)[アイザワ証券、楽天証券]
世界屈指の農業コングロマリット「CP」の傘下で、タイはもとよりASEANを代表する食品大手財閥。事業の柱は食肉と水産の生産と飼料販売で、ASEAN各国や中国本土、トルコ、ロシアにも積極展開している。コンビニやスーパーに行けば必ずCPブランドを目にする。タイ全土でセブンイレブンを展開するCPオール(CPALL)や通信会社のトゥルーコーポレーション(TRUE)も同じ系列。
■バンコク・ドゥシット・メディカル・サービス(BGHn)[アイザワ証券、楽天証券]
タイ国内に26病院を展開するほか、カンボジアでも事業拡大。ASEAN域外の先進国からも患者を受け入れる「メディカルツーリズム」に力を入れており、患者の約3割は外国人。タイは医療先進国で国際医療水準JCI認証を得ている機関が14病院もあり(日本は亀田総合病院とNTT総合病院の2病院のみ)、ほかにもサミティベート病院(SVH)や2012年5月に新規上場したシリ・ウィチャイウェートウィワット病院(VIH)など、10以上の病院が上場している。
■タイ石油公社(PTTn)[アイザワ証券、楽天証券]
タイ最大の民間企業で、石油や天然ガスなどを扱う総合エネルギー企業。天然ガスの供給・販売から石油の精製、ガソリンスタンド経営まで幅広く展開している。タイ国財務省が株式の過半数を保有していて、年間売上高は2兆バーツ(およそ5兆円)を超える。カンボジアやミヤンマーにも油田や天然ガス田があるが、採掘・生産・給油などの設備や技術がないため、タイ石油公社がそれを請け負うなどしている。
■セントラル・パタナ(CPNn)[アイザワ証券、楽天証券]
バンコクを代表するショッピングセンター「セントラル・デパート」「ロビンソン」などを開発する商業不動産最大手。中核事業は、多目的の複合体不動産への投資、開発。CPNを含むセントラルグループは流通大手として有名で、商業不動産開発、小売、流通事業、ホテル・外食産業、家電量販事業まで幅広く展開しあている。
■バンプー(BANPn)[アイザワ証券、楽天証券]
ASEAN最大の石炭会社。インドネシアのカリマンタン島の石炭採掘権を保有している。タイ、インドネシア、中国などで展開していて、インドネシア証券取引所(IDX)に上場するインド・タムバンガラヤ・メガウ(ITMG)を子会社に持っている。BLCPパワー社を通じて発電事業にも進出している。
■イタリアン・タイ・デベロップメント(ITDn)[アイザワ証券]
タイ資本とイタリア資本の合弁でスタートした企業。タイ国内のゼネコンとしては最大手。空港、ビル、発電所、高速道路、鉄道、橋梁、ダム、パイプライン、トンネル建設などに実績がある。周辺のインド、台湾、フィリピン、ラオスなどで受注しているほか、ミヤンマーの最大貿易港である「ダウェイ」の開発利権を全面的に握っている。
■サハ・パタナビブン(SPC)[取扱い証券会社なし]
タイの消費財大手。株主はチョークワタナー財閥。SPCを旗艦企業とする消費財グループ、サハ・グループはタイにある華僑財閥で、数多くの日系企業と提携している。サハ・グループは関係子会社、提携会社含め12分野300社、菓子、即席めんなどの食品、トイレタリー、ベビー用品、石鹸、洗剤、生活用品、下着を含めた衣料アパレル、スポーツ用品まで消費財を幅広く扱っている。
(取材協力/ASEAN JAPAN CONSULTING株式会社代表取締役・阿部俊之、取材・文/渡辺一朗)
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【2024年4月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。 |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。 |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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【関連記事】 ◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると1%分のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ! |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% (※1) |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※2) |
AMEX | Suica | |
【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※3)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 通常1000円(税込)につき1ポイント貯まる永久不滅ポイントを 「1ポイント=最大5円相当」 の商品に交換した場合の還元率。交換する商品によっては、1ポイントの価値が5円未満になる場合あり。※2 2年目以降は1100円(税込)。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※3 年間合計30万円までの利用分が対象。以降は還元率0.5%。 |
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