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2020年の日経平均株価の「高値」と「安値」をアナリストなど専門家25人が予測! 2020年の日経平均株価は何を材料にして、どのように動くのか?
ダイヤモンド・ザイ3月号の大特集は「2020年の【最強日本株】」! 2020年に値上がりしそうな注目株を「5万円株」「高配当株」「10倍株」「株主優待株」「大型安定株」「IPO株」といった部門別に紹介するほか、アナリストなどのプロ25人による日経平均株価の値動き予測や、2020年の注目イベントを考慮した、投資戦略の立て方も取り上げている。
今回は、この特集から「アナリストなどのプロ25人による日経平均株価の値動き予測」を抜粋! 投資の計画を立てる際の参考にしてほしい!
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アナリスト予測の平均は高値が2万6000円、安値が2万1500円!
「強気派」は米国株の上昇や企業業績の改善を押し上げ要因と見る
個別株に投資する場合に重要なのは「日経平均株価の方向感」だ。いくら業績が良くても日経平均株価が下落していれば、個別株の株価は上昇しづらくなる。とはいえ、日経平均株価の値動きを予想するのは難しく、アナリストなど専門家の中でも見解はさまざまだ。ダイヤモンド・ザイでは、アナリスト25人に「2020年の日経平均株価の値動き予測」を取材しているので、以下に紹介しよう。
総勢25人による2020年の日経平均株価の予測は、高値予測の平均が「2万6000円」、安値予測の平均が「2万1500円」となった。2020年1月中旬時点で、日経平均株価は2万4000円前後なので、アナリストの高値予測から判断すると、大幅な上昇は狙いにくそう。しかし、“強気派”と“弱気派”の双方の見解を聞くと、どのように立ち回るべきかが見えてくる。
まずは「強気」の予測をしているアナリストの意見を見ていこう。高値予測を「2万8000円」とするフェアトレードの西村剛さんは、「米国経済の好調による米国株の大幅上昇に牽引され、日経平均株価は昨年の高値を大幅に更新する」と見ている。
また、ケイ・アセットの平野憲一さんは、「日本企業の業績は、来期に2ケタ増益となる見通しで、決算発表が本格化する5月前後に、企業業績の改善への期待から、株価は高値をつける」との可能性を指摘する。
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「弱気派」は2万円割れを予測するも、全体としては少数派!
リスク要因の中東情勢や米国大統領選挙前の各陣営の動向に注目
逆に「弱気」の予測をしているアナリストの声も紹介しよう。RAKAN RICERCAの若杉篤史さんは、「中東情勢や、4~5月頃から本格化すると見られている第2段階の米中貿易協議、8月初旬と見られている衆院解散などが悪材料になるかもしれない」と懸念している。
さらに、DZHフィナンシャルリサーチの小松弘和さんは、「6月から米国の大統領選挙に向けて、民主党の大統領候補者選びが本格化しますが、大企業や富裕層への増税を訴えている有力候補者も。株式市場にとって、マイナスのニュースが出やすい局面が続くでしょう」と指摘する。
しかし、「年末に再び高値をつける」と予測するのは、グローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さんだ。「トランプ大統領が再選すれば、2兆ドルのインフラ投資や減税が期待できる。11月の大統領選挙終了後には、再び上昇トレンドになるでしょう」(戸松さん)
また、「消費税の引上げを達成したことで、政府は財務省を気にせずに財政出動がしやすくなった。今後も財政拡大が続き、国内景気も回復する」(ケイ・アセットの平野憲一さん)という見方もある。
以上を総合すると、2020年も2019年と同様、年の半ば頃は下落局面となる可能性が高そうだ。「保有株は前半の上昇局面でいったん売却し、株を買う際には、下落局面に何回かに分けて買う」という戦略を検討するといいだろう。
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2020年に値上がりが期待できる「最強日本株」を紹介!
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今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ3月号の大特集「2020年の【最強日本株】」から、アナリストなどのプロ25人による日経平均株価の値動き予測を抜粋した。特集では、2020年に値上がりしそうな注目株を「5万円株」「高配当株」「10倍株」「株主優待株」「大型安定株」「IPO株」という部門別で、たっぷり紹介。銘柄の紹介に加えて、2020年の注目イベントに基づく戦略の立て方なども取り上げているので、今から2020年の投資計画をきっちり立てたい人は、ぜひチェックを!
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