会社名(市場・コード) | グリーンペプタイド |
市場・コード/業種 | 東証マザーズ・4594/医薬品 |
申込期間(BB期間) | 10月5日~10月9日 |
おすすめ証券会社 | SBI証券、マネックス証券 |
フィスコ分析による 市場の注目度 |
★★★(最高★5つ) |
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?
▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント
グリーンペプタイドのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)
■スケジュール | ||||||
仮条件提示 | 10月2日 | |||||
ブックビルディング(抽選申込)期間 | 10月5日~10月9日 | |||||
公開価格決定 | 10月13日 | |||||
購入申込期間 | 10月14日~10月19日 | |||||
払込日 | 10月21日 | |||||
上場日 | 10月22日 |
グリーンペプタイドのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(幹事証券会社)
■幹事証券会社(※2015年10月14日時点。割当は変更になる場合があります) | ||||||
証券会社名 (※青文字はクリックで詳細ページへ) |
引受シェア | 口座開設 | ||||
SBI証券 | 1.7% | |||||
マネックス証券 | 0.9% | |||||
みずほ証券(主幹事) | 91.3% | |||||
いちよし証券 | 2.6% | |||||
エース証券 | 1.7% | |||||
香川証券 | 0.9% | |||||
東海東京証券 | 0.4% | |||||
藍澤證券 | 0.4% |
グリーンペプタイドのIPOは、いくらで買える?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
■価格情報 | ||||||
仮条件 | 450~550円 | |||||
公募価格 | 450円 | |||||
初値 | 414円 | |||||
初値騰落率 | -8.0% | |||||
最新チャート | 【クリックで最新チャートへ】 |
■レンジ予想(2015年10月6日時点) | ||||||
想定仮条件レンジ [予想PER] |
600円~610円 [-~-] |
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予想トレーディングレンジ(※) [予想PER] |
300円~800円 [-~-] |
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※期間は上場後1年を想定。 |
グリーンペプタイドのIPOの発行株数・単元数・公開規模は?
■株数などに関する情報 | ||||||
発行済株式数(上場時) | 3180万7700株(予定) | |||||
公開株式数 | 公募650万株、売出605万2900株 (オーバーアロットメントによる売出188万2900株) |
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想定公開規模 | 86.6億円~88.1億円(OA含む) |
グリーンペプタイドは、どんな会社?
がん免疫治療薬の研究、開発、製造、販売を手掛ける。がん免疫治療薬は、がんの治療における手術・放射線療法・化学療法に次ぐ「第4の治療法」として近時注目を集めている。リード開発品のがんペプチドワクチンITK-1は富士フイルムへライセンス・アウト済みで、現在は進行性の去勢抵抗性前立腺がんを対象とする国内第Ⅲ相臨床試験を実施中である。
バイオ関連の大型IPOは苦戦が続いているうえ、市況が不安定ななかで赤字ベンチャーのIPOへのリスクテイクは控えられやすい。また、11/4の日本郵政グループ3社の上場を前に、IPOに向かっていた短期資金も大型案件は手掛けづらいだろう。
ベンチャーキャピタル保有比率が高く、上場後も需給面への警戒感が強まりそうだ。
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グリーンペプタイドの業績データ
■業績推移(単位:百万円・% ) | ||||||
決算期 | 売上高 (伸び率) |
経常利益 (伸び率) |
純利益 (伸び率) |
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2012/3 | 194(―) | 29(―) | 27(―) | |||
2013/3 | 451(131.8%) | 219(637.0%) | 217(681.0%) | |||
2014/3 | 933(106.7%) | 19(-91.3%) | 17(-92.0%) | |||
2015/3 | 821(-12.0%) | ▲413(―%) | ▲412(―%) | |||
2016/3 予 | 832(1.3%) | ▲1,328(―%) | ▲1,329(―%) | |||
2015/6 1Q | 206(―%) | ▲277(―%) | ▲278(―%) | |||
2015/9 2Q予 | 425(106.0%) | ▲659(―%) | ▲660(―%) | |||
予想EPS/配当 | 単独:-41.78円(上場時発行済株式数で試算)/0.00円 |
グリーンペプタイドの業績コメント
2016年3月期の業績は、売上高が前期比1.3%増の8.3億円、経常損失が13.2億円と赤字が継続する見通しとなっている。
足元では、同社のリード開発品であり、富士フイルムにライセンスアウト済のがんペプチドワクチンITK-1は、引き続き国内第III相臨床試験を実施中で、第三者機関である効果安全性評価委員会による中間解析評価が実施され、治験継続が認められている。ITK-1の知見を活かし、米国での研究開発、ライセンス・アウトを目指すGRN-1201については、治験申請のために必要となる非臨床試験を引き続き実施した。
また、米国において契約コンサルタント、契約医師(キー・オピニオン・リーダー)一同を会したミーティングの実施、治験原薬、治験製剤の検討・製造及び毒性試験の実施など、治験届(IND)及び臨床試験の開始にかかる準備を実施した。ITK-1第III相臨床試験の継続に伴う開発協力金の売上を見込む一方、GRN-1201は、今期中に第I相臨床試験を開始する予定だが、初期研究開発段階にとどまり、売上の発生は無い見通し。
グリーンペプタイドの詳細情報
■基本情報 | ||||||
所在地 | 福岡県久留米市百年公園 | |||||
代表者名(生年月日) | 代表取締役社長 永井健一(昭和45年5月15日生) | |||||
設立 | 平成15年5月8日 | |||||
資本金 | 6億4258万円(平成27年9月14日現在) | |||||
従業員数 | 22人(平成27年8月31日現在) | |||||
事業内容 | がん免疫治療薬の研究、開発、製造、販売 |
■売上高構成比率(2015/3期実績) | ||||||
品目 | 金額 | 比率 | ||||
医薬品開発事業 | 821,625 百万円 | 100.0% | ||||
合計 | 821,625 百万円 | 100.0% |
■大株主上位10位 | ||||||
順位 | 株主名 | 保有株数 | 保有シェア | |||
1 | イノベーション・エンジン創薬支援投資事業有限責任組合 | 655万株 | 24.57% | |||
2 | 九州ベンチャー投資事業有限責任組合 | 297万5000株 | 11.16% | |||
3 | アイビス新成長投資事業組合第2号 | 250万株 | 9.38% | |||
4 | JSR・mblVCライフサイエンス投資事業有限責任組合 | 200万株 | 7.50% | |||
5 | 三菱UFJキャピタル株式会社 | 175万株 | 6.56% | |||
6 | イノベーション・エンジン三号投資事業有限責任組合 | 150万株 | 5.63% | |||
7 | NVCC6号投資事業有限責任組合 | 100万株 | 3.75% | |||
7 | NVCC7号投資事業有限責任組合 | 100万株 | 3.75% | |||
7 | 株式会社滋慶 | 100万株 | 3.75% | |||
10 | 安田企業投資3号投資事業有限責任組合 | 83万3000株 | 3.12% | |||
合計 | 2110万8000株 | 79.17% |
■その他情報 | ||||||
手取金の使途 | 米国で研究開発中のがんペプチドワクチンGRN-1201の研究開発費、がん免疫療法領域における新規パイプラインの研究開発費及び事業運営経費に充当する予定 | |||||
関係会社 | ― | |||||
VC売却可能分(推定) | 4社 1255万株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外) | |||||
直近有償第三者割当 | 年月日 | 2014年8月29日 | ||||
割当先 | イノベーション・エンジン三号投資事業有限責任組合 イノベーション・エンジン創薬支援投資事業有限責任組合 JSR・mblVCライフサイエンス投資事業有限責任組合 アイビス新成長投資事業組合第2号 三生5号投資事業有限責任組合 KSP3号投資事業有限責任組合 株式会社 滋慶 NVCC6号投資事業有限責任組合 NVCC7号投資事業有限責任組合 |
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発行価格 | 100円 |
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グリーンペプタイドの銘柄紹介
同社は、「がん免疫治療薬」の新規開発(現在は臨床試験段階)を行う創薬ベンチャーである。事業モデルや技術の特徴については以下のとおり。
(1)事業モデル
基本的な事業モデルは、がん免疫治療薬シーズの探索研究から初期臨床試験までを行い、後期臨床試験からは国内外の製薬会社に開発製造販売権をライセンス付与し開発を委ね、そのライセンス先製薬会社からライセンス収入を得るものである。
医薬品開発は一般的に10年以上かかるが、各国当局の製造販売承認を得て上市される前でも、ライセンス先製薬会社から開発進捗に応じた関連収入(ライセンス契約締結時の一時金、その後開発進捗に応じて設定したいくつかのマイルストーンを達成する毎に得られる開発マイルストーン収入、上市後は製品売上高の一定割合となる販売ロイヤリティ収入等)を得られる。製薬会社へライセンス後に、開発協力金を得て開発を継続することもある。
同社の起源は、日本で長くがんペプチドワクチンの研究を行ってきた久留米大学発のベンチャー。久留米大学で1992年に始まる基礎研究と1998年に始まる臨床研究を終えたがんペプチドワクチンのシーズを、2003年の同社設立とともに特許譲渡を受けて承継し、治験に用いる薬品の製剤化検討から早期臨床試験までを自社単独で行ってきた。リード開発品のがんペプチドワクチンITK-1は、現在実施中である進行性の去勢抵抗性前立腺がんを対象とする国内第Ⅲ相臨床試験の開始前に富士フイルムへライセンス・アウトし、現在は本臨床試験の実施を受託し開発協力金を得ながら、本臨床試験を遂行している。
(2)技術の特徴
同社が開発中のがん免疫治療薬は、人間の体が本来持つ免疫機構にがん細胞を攻撃させるがん治療薬である。免疫機構を司る様々な免疫細胞や免疫に関与する物質を活用し、免疫応答(特定ペプチドを攻撃の目印としてがん細胞を攻撃した経験=免疫メモリー)をコントロールすることによって、がん細胞を死滅させたり、がんの再発・転移を防いだり、進行を遅らせたりする効果を有する。外科的に腫瘍を切除する手術療法とも、放射線でがん細胞を殺傷する放射線療法とも、化学合成物を直接がん細胞に作用させて殺傷する化学療法(いわゆる抗がん剤治療)とも作用メカニズムが異なるため、これらの治療が有効でなくなったがん患者にとって手術療法・放射線療法・化学療法に次ぐ「第4の治療法」となることが期待されている。
同社は、がん免疫治療薬の中でも、免疫機構を司る細胞傷害性T細胞(CTL)を活性化させがん細胞を殺傷させることを作用メカニズムとするがんワクチンを開発している。CTLはがん抗原を認識し、そのがん抗原を表面に提示するがん細胞を殺傷する機能を有する。
がん抗原は、がん細胞表面上にあって、CTLが正常細胞とがん細胞を見分けてがん細胞を攻撃するときの目印になるもので、現在の同社は、がん抗原としてペプチド(タンパク質の断片)を用いる「がんペプチドワクチン」を開発している。
グリーンペプタイドへの投資のポイント
バイオ関連の大型IPOは苦戦が続いているうえ、市況が不安定ななかで赤字ベンチャーのIPOへのリスクテイクは控えられやすい。直近のバイオ関連のIPOでは、今年6月上場のヘリオス<4593>が公開価格を22.5%上回る初値となったものの、当時のIPO人気の高まりが大きな要因であり、4月のサンバイオ<4592>、昨年9月のリボミック<4591>はともに公開価格を下回る初値形成となった。また、11/4の日本郵政グループ3社の上場を前に、IPOに向かっていた短期資金も大型案件は手掛けづらいだろう。
同社は、日本で長くがんペプチドワクチンの研究を行ってきた久留米大学発のバイオ・ベンチャーである。同社の手掛ける「がん免疫治療薬」は、がんの治療における手術・放射線療法・化学療法に次ぐ「第4の治療法」として近時注目を集めている。リード開発品のがんペプチドワクチンITK-1は、現在実施中である進行性の去勢抵抗性前立腺がんを対象とする国内第Ⅲ相臨床試験の開始前に富士フイルムへライセンス・アウトし、現在は本臨床試験の実施を受託し開発協力金を得ながら、本臨床試験を遂行している。
業績面について、2016年3月期は売上高が前期比1.3%増の8.3億円、経常損失が13.2億円と赤字が継続する見通しとなっている。グローバル向けがんペプチドワクチンGRN-1201の研究開発費などで、販管費の大幅な増加を見込んでいる。
公開規模については、マザーズ上場案件としては非常に大きい。ベンチャーキャピタル保有比率も87.2%と高く、売出株の放出を考慮しても上場時に発行済株数の50%超を占める計算となる。一部についてロックアップが解除される上場から90日経過後、または株価が公開価格の1.5倍高に接近する局面では特に需給面への警戒感が強まりそうだ。
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【2024年11月1日時点】
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◆SMBC日興証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
19社 52社 |
24社 47社 |
26社 80社 |
10%:1人1票の平等抽選 最大5%:「ステージ別抽選」※1 |
345万 |
【ポイント】 大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。 ※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。 |
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◆SBI証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
21社 91社 |
13社 89社 |
21社 122社 |
60%:1単元1票の平等抽選 30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分 10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分 |
1245万 ※ |
【ポイント】 ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。 ※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。 |
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。 |