
NISA(少額投資非課税制度)の口座で、「毎月1万円ずつ投資資金を追加する」「投資商品はNISAで買える株&投資信託」「数カ月分の資金を貯めて一度に投資するのもアリ」「新メンバーの成績は1.5倍」というルールに基づき、運用バトルに挑戦しているAKB48の武藤十夢と中西智代梨。さらに、2019年3月からは十夢の実妹・小麟(おりん)も参戦!
この連載では、これまで3人一緒に投資の勉強をしたり、運用成績を報告しあったりしていたが、当面はメンバー一人ひとりに取材を行い、リレー連載の形でお届けする。今回登場する武藤十夢は、投資信託の「日経平均インデックス」「ひふみプラス」を積み立てで買うほか、SBI証券の単元未満株取引「S株」を活用し、楽天グループ(4755)やソフトバンク(9434)、メルカリ(4385)、ダイキン工業(6367)、前田工繊(7821)に投資。今回は、そんな十夢が「多角的な経営が強みの株」をチェック!(※ダイヤモンド・ザイ11月号から転載。取材は2021年8月下旬に実施)
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デルタ株感染拡大や米国の金融緩和縮小などの懸念材料が山積み!
不透明感がある相場で注目すべきは多角的な経営を行う企業!
武藤十夢(以下、十夢) 2021年8月の日経平均株価は2万7000~2万8000円台で動いていましたね。
――株価が上がらなかったのは、デルタ株の感染拡大の影響が心配されていたからです。あと、8月はパウエルFRB議長が金融緩和縮小の年内開始を示唆したことも注目されましたね。
十夢 金融緩和縮小は日本の株価にもマイナスですよね。でも、その発言の翌日には株価は上がったけど?
――“金利の引上げはまだ先”というメッセージが投資家を安心させたからでしょう。
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十夢 ふむふむ。でも、中東問題や米中対立もあるし、これからは少し不安ですよね。
――株式市場の先行きを心配している市場関係者は多いです。そんなときは、武藤さんがアイドルや俳優、気象予報士、FPの“四刀流”で活躍しているように、複数ビジネスをやっている“多角経営企業”が良いです。
アイドルや俳優としての活動のほか、気象予報士やFPの資格を取得して“四刀流”で活躍中!拡大画像表示
十夢 本当? いろんな事業をやっている企業って、株価が安くなりがちですよね。
――さすが! そのとおりです。事業の全体像や相乗効果が見えにくいので、結果的に評価されづらくなります。
十夢 今後の業績がどうなるか、つかみにくいですもんね。
――その代わり業績が安定しています。主力事業は赤字なのに過去最高益予想の“多角経営企業”も。例えば、旅行事業が主力のエアトリ(6191)です。
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十夢 航空券をネット販売している企業ですね。コロナ禍でも儲かっているんですか?
――エアトリはベトナムでIT関連の開発もやっていて、その事業が好調なんです。
十夢 コロナ禍は旅行事業にはマイナスでも、IT事業にはプラスだからか。
――そうです。多角経営企業は危機に強い。リーマン・ショック後の“多角経営のソニーグループ(6758)”と“家電集中のシャープ(6753)”を比べると、それがよくわかります。
十夢 ソニーグループはPS5などで今、絶好調ですよね。シャープも業績は悪くないはず。
――ええ。でも、リーマン・ショック後、ソニーグループとシャープは赤字が続いていたんです。当時、中国や韓国などの競合会社の出現で、PCやテレビといった家電製品が不振になりました。両社は揃って業績が低迷しましたが、2015年頃から明暗が分かれます。
十夢 (チャートを見て)ソニーグループの株価は最高値を更新しているのに、シャープは下落が続いていますね。
――ソニーグループは金融事業などの脇役事業が業績を支え、改革が進みました。その後、半導体やゲームなどの事業が伸び、前期は過去最高益だったんです。
十夢 それに対して、シャープは家電以外の事業が育たなかったんですね。
――そうなんです。台湾の鴻海グループの傘下になってから業績は改善しています。ですが、前期の利益はリーマン・ショック前の半分程度。目立った好調ビジネスはありません。
十夢 なるほど、今のような変化が激しい時代は“多角経営企業”が安心かもしれませんね。
業績好調で多角経営を行う大型株なら安心して買える!
十夢が注目したのは「Zホールディングス」と「ソニー」!
十夢 特にどんな多角経営企業がいいですか?
――“業績好調な大型株”がオススメです。該当する主な企業のリストをつくりました。
十夢 ソニーグループは今期も業績好調なんですね。前から注目してたのに買っておけばよかったな……。
――今は時価総額ランキング3位ですからね。4~6月期も2ケタの増収増益でした。デジカメなどの販売が好調で、通期業績を上方修正しています。
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十夢 Zホールディングス(4689)も26%増収ってスゴイですね。もともとの社名はヤフーですよね。ポータルサイト以外の事業もやってるんですか?
――ECや決済事業にも力を入れています。スマホ決済の「ペイペイ」も子会社です。
十夢 ポイント還元のキャンペーンをやってるときに、AKB48のメンバーにもススメまくってました!
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――還元率がすごかったですよね。そういった拡大戦略の成功で、Zホールディングスは15年以上も増収を続けています。同じように、サイバーエージェント(4751)やGMOインターネット(9449)も連続増収企業です。
十夢 サイバーエージェントは、わたしが出演しているニュース番組などの「AbemaTV」が好調ですよね。
――ええ。まだ赤字ではありますが、売上高がすごく伸びています。育成シミュレーションゲームの『ウマ娘プリティーダービー』のヒットで、今期は過去最高益の見通しですね。
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業績好調な”多角経営企業”に注目しよう! |
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| 増収率 | 増益率 | 株価(9/2) | PER | PBR | ||
| ◆カカクコム(2371・東1) | ||||||
| 16% | 29% | 3585円 | 45.9倍 | 15.75倍 | ||
| 【どんな企業】レストラン検索・予約サイト「食べログ」はコロナ禍で大打撃も「価格.com」や賃貸住宅情報サイト、求人サイトなどが好調で、今期も大幅増収増益となる見通し。過去15年間で減収減益となったのは前期のみと、業績の安定性も高い。 | ||||||
| ◆Zホールディングス(4689・東1) | ||||||
| 26% | ※8% | 724円 | ー | 2.05倍 | ||
| 【どんな企業】検索ポータル「Yahoo! JAPAN」を軸としたメディア事業やEC事業、「PayPay」ブランドで決済金融関連サービスを提供。スマホ決済で3分の2のシェアを誇る「PayPay」は手数料が有料化される。15年以上連続増収を続ける高成長企業だ。 | ||||||
| ◆サイバーエージェント(4751・東1) | ||||||
| 36% | 195% | 2064円 | 26.1倍 | 8.67倍 | ||
| 【どんな企業】主力のネット広告事業をはじめ、ゲーム事業、ネットテレビ局「AbemaTV」などを展開する。「ウマ娘」の大ヒットなどで、今期は5年ぶりに過去最高益となる見通し。2007年以降増収が続いている。 | ||||||
| ◆日立製作所(6501・東1) | ||||||
| 9% | 49% | 6203円 | 10.9倍 | 1.70倍 | ||
| 【どんな企業】ITやエネルギー、社会インフラを中心とした総合電機・重電メーカー。事業分野はエネルギーや流通、水、金融、ヘルスケアなど多岐にわたる。北米・欧州・中国を中心とする市況回復で、4~6月期の営業利益は前年同期比の2.2倍に。 | ||||||
| ◆パナソニック(6752・東1) | ||||||
| 4% | 28% | 1316円 | 14.6倍 | 1.18倍 | ||
| 【どんな企業】個人向け電化製品から産業向け電子部品、車載機器・電池、住宅関連事業などを展開する総合電気メーカー。テスラ向けにEV電池なども提供している。車載向け機器などが好調で、今期は営業利益が前年比27%増となる見通し。 | ||||||
| ◆ソニーグループ(6758・東1) | ||||||
| 8% | 3% | 1万1600円 | 20.5倍 | 2.08倍 | ||
| 【どんな企業】半導体や電子デバイスをはじめ、ゲーム・映画・音楽のエンターテインメント事業、銀行・保険の金融事業なども展開する。「PS5」や半導体の販売拡大、カメラの販売と映画公開の正常化などで4~6月期は2ケタの増収増益を達成。 | ||||||
| ◆オリックス(8591・東1) | ||||||
| ※5% | ※26% | 2127円 | 10.3倍 | 0.85倍 | ||
| 【どんな企業】リースをはじめ、金融、不動産、投資、環境エネルギーなどの事業をグローバル展開。コロナ禍でも増収を達成するなど、景気変動に強い金融株。4~6月期はリース事業の復調などで、営業利益が前年同期比の2.2倍に。 | ||||||
| ◆GMOインターネット(9449・東1) | ||||||
| ※13% | ※39% | 2869円 | ー | 4.48倍 | ||
| 【どんな企業】EC支援などのインターネットインフラ事業をはじめ、ネット広告やメディア、金融、暗号資産などのさまざまな事業を展開。12期連続で増収増益を続ける驚異的な高成長企業。上場子会社が9社ある。 | ||||||
| ◆ソフトバンクグループ(9984・東1) | ||||||
| ※4% | ー | 6159円 | ー | 0.98倍 | ||
| 【どんな企業】投資事業が中核。主な投資先は海外企業でアリババや滴滴出行、ウーバー、エヌビディアなどのIT関連が多い。韓国のEC大手クーパンなどの投資先の新規上場などで4~6月期の税引前利益は前年同期比55%増に。 | ||||||
| ※データは9月2日時点。※はアナリスト予想。 | ||||||
十夢 あと、GMOインターネットはどんな事業をやっているんですか?
――サーバーなどのITインフラサービスや金融事業が主力。決済サービスで最大手のGMOペイメントゲートウエイ(3769)など上場子会社が9社あります。それともう一つ、製造業も業績好調な企業が多いんです。
十夢 だから、日立製作所(6501)やパナソニック(6752)がリストアップされてるんだ。
――好業績という点に加えて、DXや電気自動車関連など、成長が続きそうな事業分野に力を入れているからです。
十夢 DXや電気自動車は、どんどん注目が高まっていますよね。
――オリックス(8591)やソフトバンクグループ(9984)も主力事業で稼いだ資金をもとに、今後有望そうな再生エネルギーやAIなどの分野に投資しています。
十夢 う~ん、どれも良さそうだけど、Zホールディングスやソニーグループが買いたいかな。
――日本株全体が下がったときに買うのがオススメですよ。







