世界投資へのパスポート
【第280回】 2013年9月2日 広瀬 隆雄

レイバーデー明けは要注意!
今週、まったく新しいトレンド発生の可能性も

市場参加者の楽観論は引っ込んだ

 幸い、8月に入ってからの軟調な地合いを反映して、米国の投資家のセンチメントはかなり楽観論が引っ込みました。下はブルベア指数です。


 ブルベア指数は毎週、全米のニュースレターの強気(ブル)、弱気(ベア)を集計したものです。

 この指数は典型的な「逆指標」であり、強気が多ければ多いほど、マーケットは下げやすいという風に解釈します。なぜなら投資家は自分の持ち株のポジションに応じて意見を形成すると考えられているからです。

 言い換えれば株をしこたま仕入れた投資家は強気の意見を持っているからこそ株を買っているわけです。ところがその強気の相場観とはウラハラに、その投資家が次に出来る事は、株式の売却という、自分の相場観とは正反対の行為なのです。つまり自分のキモチではなく、手持ちの駒の状況こそが、次のその投資家のアクションを決める要因だという考え方です。

 最新のブルベア指数の数値で、強気から弱気を引いた差は14.3に下がっています。


 これは去年の11月以来、最も低い水準です。つまり過熱感は、かなり払しょくされたということです。

 以上をまとめます。今週はレイバーデー明けなので、全く新しいトレンドが始まる可能性があります。それがドカ下げになるか、逆に上昇トレンドの起点になるかは、わかりません。市場参加者の楽観論はかなり後退したので、これは相場が上昇しやすい要因です。その半面、今後の懸案事項を見ると難しい材料が山積みとなっています。