証券会社比較
2015年5月8日 久保田正伸

ジュニアNISAの創設が決定!
いますぐ、ゼロ歳からでも株が買える
未成年口座対応のネット証券3社とは?


 2015年度税制関連法で「ジュニアNISA」の創設が決定した。すでにSBI証券やマネックス証券、松井証券では未成年者が口座を開設可能だが、7月下旬から楽天証券も未成年者の口座開設受け入れ開始するなど、ネット証券の対応も見られる。ジュニアNISAは、なぜ始まるのか。制度の概要、ネット証券の対応状況などをまとめた(記事内容・データは2015年5月1日時点)。

年間100万円までの投資の利益が非課税になる「NISA」(少額投資非課税制度)。このNISAに、2016年4月から未成年者向けの制度「ジュニアNISA」が加わる。制度創設には、3つの効果が期待されている。

 1)若者への投資のすそ野拡大
 2)高齢者偏在の金融資産を成長資金へ
 3)長期投資の促進

 現状では、日本の金融資産は高齢者層が6割強を保有しているという。偏在する金融資産を若者に移し、経済成長に役立つ資金供給を促したい制度の思惑がある。

 ジュニアNISA制度の概要を【図表1】にまとめた。NISAとの違いは、若年層向けであること、年間投資上限額が80万円、親権者が代理運用を行い、18歳まで払出しの制限がある(払出す場合には、過去の利益に対して課税)ことなど。

【図表1】ジュニアNISAの概要
項目 概要
制度の利用可能者 0~19歳の居住者
年間投資上限額 80万円
非課税対象 上場株式、公募株式投信等
投資可能期間 平成28年4月~平成35年12月末
非課税期間 投資した年から最長5年間
運用管理 親権者が代理運用、18歳まで払出し制限
※金融庁「平成27年度税制改正について」(平成27年1月)

 投資可能期間は、来年2016年の4月から2023年12月までだが、その後も口座開設者が20歳に到達するまでは非課税保有が継続可能だ。

 しかし、「ジュニアNISA」が始まるのは来年から。「来年までに株価が高騰しそうだから、今すぐ子どものために株を買いたい!」と考える人もいるだろう。そんな希望を叶えてくれるネット証券もある。

未成年でも口座開設が可能なネット証券3社は?

 未成年でも口座開設が可能なネット証券は以下の3社(+楽天証券)だ。

【図表2】未成年口座が開設できる証券会社
証券会社 未成年口座 証券会社詳細
SBI証券
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マネックス証券
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松井証券
松井証券の詳細はこちら!
楽天証券 ○(7月下旬~)
楽天証券の詳細はこちら!
※2015年5月4日時点

 上記の3社では、未成年の口座で取り扱っている金融商品が若干異なる。

 例えば、SBI証券では「国内株式現物取引(PTS含む)」や「新規上場(IPO)」「投資信託」「債券」のほか、米国や中国、ベトナム、インドネシアなどSBI証券で取り扱っている「外国株式」への投資も可能。じっくり長期投資ができる未成年の強みを生かせそうな商品ラインナップに加えて、未成年でも開設可能な口座ではもっとも取扱商品が充実していそうだ。

 また、マネックス証券は「現物取引」や「新規公開株等の公募・売出し(IPO・PO)」「投資信託」「債券」のほか、「外国株(米国株・中国株)」「マネックス・ゴールド(1000円から積立投資ができる金やシルバー、プラチナへの投資)」が可能。さらに、未成年向けの投資教育コンテンツも充実しているので、初心者でも親子一緒に投資を勉強することができそうだ。

未成年口座の取り扱いのあるマネックス証券では未成年向けの教育コンテンツも用意している。

松井証券では「現物取引」のほか、「新規公開(IPO)」「米ドルMMF」などへの投資が可能となっている。

 また、楽天証券ではジュニアNISA制度の開始に先立ち、今年7月下旬を目処に未成年者の総合口座の開設を開始する予定で、若年世代の投資教育として、コンテンツの提供なども行っていくという。今、楽天証券を利用している投資家なら、子どもにも同じ楽天証券で口座を開設すれば、取引画面や操作をイチから覚えなくて済むので、7月まで待ってもいいだろう。

 未成年のときから証券口座を開設して投資を始めることができれば、長期&積立投資で安定的に資産を形成することもできるし、新興国や資源(コモディティ)への投資でリスクをとって資産を大きく増やせる可能性もある。子どもの将来のために、取扱商品が豊富で、手数料が格安のネット証券を活用しよう!

*参考記事
⇒スマホでNISAの取引、株と投資信託などを売買できるネット証券のランキングを発表!~主要ネット証券のNISA取引スマホ対応状況~
⇒2年目に突入したNISAの賢い使い方とは?2015年版NISA活用術を伝授しよう!~NISAのメリット・デメリットもおさらい~
⇒【NISA口座活用術】正しいNISA口座の使い方とは?