IPO株の銘柄分析&予想

「クックビズ」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の人材紹介・求人広告企業との比較や予想まで解説![2017年12月6日 情報更新]

2017年10月25日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 クックビズ
市場・コード/業種 東証マザーズ・6558/サービス業
上場日 11月28日
申込期間(BB期間) 11月10日~11月16日
おすすめ証券会社 大和証券SMBC日興証券SBI証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 5280円(+134.67%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

クックビズのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 11月8日
ブックビルディング(抽選申込)期間 11月10日~11月16日
公開価格決定 11月17日
購入申込期間 11月20日~11月24日
払込日 11月27日
上場日 11月28日

クックビズのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2017年11月10日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
大和証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
91.4
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
2.6
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
2.6%
公式サイトはこちら!
野村證券 2.6%  
エース証券 0.9  

クックビズのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 2070
仮条件
[予想PER(※2)
2070~2250円
25.9倍~28.1倍]
公募価格 2250円
初値 5280円
初値騰落率 +134.67%
予想トレーディングレンジ(※3) 1750円~6000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2017年11月7日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 58.6倍
JAC<2124> 22.6倍(連)
シンクロ・フード<3963> 52.4倍
ツナグ<6551> 100.9倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

クックビズの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 211万2941株(予定)
公開株式数 公募30万株  売出12万2800株
(オーバーアロットメントによる売出6万3400株)
想定公開規模(※1) 10.1億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

クックビズは飲食特化の人材サービス案件

「クックビズ」の公式サイトより

 飲食業界に特化した人材紹介事業・求人広告事業を展開している。人手不足が続く飲食分野の人材サービス事業では、早くから飲食に特化し市場を開拓。拡大する企業の採用ニーズを職種形態毎に細分化し、多くの求職者に人材紹介や求人情報サービスを通して情報を提供し、企業と求職者に出会いの機会を提供している。

 インターネット関連のマザーズ小型案件で、人材サービス関連のテーマ性もあり人気を集めそうだ。今期業績は高い伸びが見込まれている。国内外の機関投資家からも高成長企業として評価されそうだ。

 公開規模については10億円前後となる見込み。ベンチャーキャピタル保有株が上場後も38万7641株(上場時発行済株数の18.3%)残るため、セカンダリーで重しとなる可能性はある。

◆「クックビズ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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クックビズの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2013/11 154
(―)
0
(―)
0
(―)
2014/11 339
(120.0%)
▲ 56
▲ 72
2015/11 692
(104.0%)
63
59
2016/11 1,232
(78.1%)
75
(19.1%)
51
(-12.8%)
2017/11予 2,065
(67.5%)
265
(251.9%)
169
(225.6%)
2017/8 3Q 1,480
(―)
182
(―)
116
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:79.98円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

クックビズの業績コメント

 2017年11月期の業績は、売上高が前期比67.5%増の20.6億円、経常利益が同251.9%増の2.6億円と増収増益の見通しとなっている。

 足元では、同社の所属する人材ビジネス業界においては、市場における新規求人数が増加し、人材サービスに対する需要は全体として拡大傾向にて推移した。一方で同社の事業領域である飲食業における雇用情勢においては、2017年8月の有効求人倍率(職業別一般職業紹介状況)は「飲食物調理の職業」で3.23倍で、「接客・給仕の職業」では3.92倍と全業種における有効求人倍率を大きく上回って慢性的な人手不足となっており、飲食業界における人材の採用意欲は引き続き高い水準にある。

 このような景況感のもと、同社は人手不足が続く飲食分野の人材サービス事業(人材紹介事業、求人広告事業)では、早くから飲食に特化し市場を開拓してきた。拡大する企業の採用ニーズを、職種形態毎に細分化し、これを多くの求職者に人材紹介や求人情報サービスを通して情報を提供し、企業と求職者に出会いの機会を提供している。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高14.8億円で71.6%、経常利益1.8億円で68.6%となっている。

クックビズの詳細情報

■基本情報
所在地 大阪府大阪市北区芝田 2-7-18 オーエックス梅田ビル新館6階
代表者名(生年月日) 代表取締役社長CEO 藪ノ 賢次(昭和55年5月2日生)
設立 平成19年12月10日
資本金 6284万円(平成29年10月24日現在)
従業員数 144人(平成29年9月30日現在)
事業内容 飲食業界に特化した人材紹介事業・求人広告事業
■売上高構成比率(2016/11期 実績)
品目 金額 比率
人材紹介事業 865 百万円 70.2%
求人広告事業 364 百万円 29.6%
その他事業 2 百万円 0.2%
合計 1,232 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 藪ノ 賢次 110万株 60.67%
2 ジャフコ・スーパーV3共有投資事業有限責任組合 30万株 16.55%
3 藪ノ 郁子 27万6000 15.22%
4 SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合 10万2941株 5.68%
5 生田 亮人 2万株 1.10
6 クックビズ従業員持株会 1万株 0.55%
7 岡本 哲郎 4000株 0.22%
8 齋藤 理 0株 0.00%
8 久田 雅士 0株 0.00%
8 三輪 智之 0株 0.00%
合計   181万2941株 100.00%
■その他情報
手取金の使途 (1)オフィス移転に関する設備資金及び差入保証金
(2)当社サービス利用者獲得のための広告宣伝費
(3)借入金返済資金、(4)事業拡大に伴う人件費
に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 - 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2017年3月3日
割当先 クックビズ従業員持株会
発行価格 1,170円
◆「クックビズ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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クックビズの銘柄紹介

 同社は、国内の飲食業界が抱える慢性的な人材不足という課題に対して、同社が提供する人材サービスを通じて、多種多様な人材がフード産業で活躍できる社会を創造することを志向し、飲食業界(飲食店、ホテル、旅館、中食事業者、給食事業者、ブライダル事業者等)に特化した「人材紹介事業」、「求人広告事業」及び「その他事業」の3事業を展開している。

(1)同社の事業内容について

 同社は、飲食業界に特化した求人情報サイト「cook+biz」を運営しており、当該サイトを通じて、コンサルタントを介した有料職業紹介を行う「人材紹介事業」及び求人情報を求職者に提供する「求人広告事業」を展開しており、また「その他事業」として、飲食業界向け人材定着・育成にかかる研修サービス、料理人やシェフを中心としたSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を展開している。

 同社の特徴としては飲食業界に特化した事業展開を行っていることにある。特化することにより、当該事業領域における業務やその特性、人材ニーズ、職種ごとに必要とされる経験やスキル、求職者の求職条件やキャリアプラン等に精通しており、求人企業及び求職者双方が求めるきめ細かいニーズをくみ取った事業サービスを構築している。また、これらの社内に蓄積されたノウハウ等の共有及び活用や各種サポートツールを提供すること等により、求人企業と求職者のマッチング向上及び業務の迅速化を推進している。

①人材紹介事業

 当事業においては、職業安定法に基づく人材紹介サービス及びスカウトサービス「クックビズダイレクト」を展開している。

②求人広告事業

 当事業においては、飲食事業者向けに求人広告サービスを展開している。人材採用を希望する求人企業の求人広告を、同社求人情報サイト「cook+biz」に掲載するサービスである。飲食業界における正社員採用広告を主体としており、アルバイト採用広告も強化を図っている。

③その他事業

 その他事業として飲食事業者向け研修サービスである「クックビズフードカレッジ」及びソーシャルネットワーキングサービスである「Foodion」の運営を展開している。

(2)求人情報サイト「cook+biz」について

 同社事業においては、求人情報サイト「cook+biz」を通じて人材紹介事業及び求人広告事業の各サービスを提供している。当該サイトにおいては、同社が受注した求人広告及び人材紹介にかかる求人情報を掲載するほか、提携人材サービス事業者の求人情報の掲載、ハローワーク(公共職業安定所)求人案件の転載等により、ユーザーである求職者に対する情報提供の拡充を図っている。

クックビズの投資のポイント

 インターネット関連のマザーズ小型案件で、人材サービス関連のテーマ性もあり人気を集めそうだ。飲食業界における人手不足を背景に人材紹介サービスの利用は増加傾向にあるなかで、今期業績は高い伸びが見込まれている。これにより、国内外の機関投資家からも高成長企業として評価されそうだ。今年のIPOで公開規模8億円以上10億円未満のマザーズ上場案件8社の公開価格に対する初値上昇率は平均+137.5%となっている。

 売上高の70.2%を占める人材紹介事業は、求人企業に対して、サイトにて登録された求職者をコンサルタントを介して紹介するサービスであり、求人企業の人材ニーズと求職者の希望条件をマッチングし、求人企業への就業を実現する。求職者の就業開始をもって年収に応じた手数料を求人企業から受領する成功報酬形態を採用している。

 同29.6%を占める求人広告事業においては、飲食事業者向けに求人広告サービスを展開する。人材採用を希望する企業の求人広告を、同社の求人情報サイト「cook+biz」に掲載するサービスであり、飲食業界における正社員採用広告を主体としており、アルバイト採用広告も強化を図っている。

 業績面について、2017年11月期の業績は、売上高が前期比67.5%増の20.6億円、経常利益が同251.9%増の2.6億円と増収増益の見通しとなっている。事業領域である飲食業における雇用情勢については、2017年8月の有効求人倍率で全業種における有効求人倍率を大きく上回っており、慢性的な人手不足となっている。これらを背景とし、同社は拡大する企業の採用ニーズを職種形態毎に細分化し、多くの求職者に人材紹介や求人情報サービスを通して情報を提供している。なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高14.8億円で71.6%、経常利益1.8億円で68.6%となっている。

 想定仮条件水準の今期予想PERは27倍程度となっており、飲食求人サイトを手掛けるシンクロ・フード<3963>などの類似企業とのバリュエーション比較では割安感が意識される。

 公開規模については10億円前後となる見込みである。11/28は幸和製作所<7807>ポエック<9264>との同時上場となるため、初値買い資金の分散が想定されるほか、ベンチャーキャピタル保有株が需給面の重しとなる可能性はある。しかし、前述の通り同社はIPOにおける人気要素が多いうえ、バリュエーション面での割安感などから初値買い資金が集まりそうだ。

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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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【2025年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
23社
52社
19社
52社
24社
47社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
397万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
11社
76社
21社
91社
13社
89社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1367万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
【2025年2月1日時点】


【2025年版】数多くのIPO株に申し込める!
IPO[取扱銘柄数]の多いおすすめ証券会社

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
61社
0社
65社
100%:1単元1票の平等抽選 1200万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2024年には54社と全証券会社のなかで第3位にランクインを果たした。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
※口座数は2025年1月末時点
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楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
55社
0社
70社
0社
55社
70%以上:1人1票の平等抽選 162万
【ポイント】
年々IPOの取扱数を増やしており、2024年には55社と全証券会社中で2番目に多くのIPOを取り扱った。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのは大きなメリット! ただし、抽選結果が「当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。
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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
1社
50社
0社
53社
0社
61社
100%:1人1票の平等抽選 268万
【ポイント】
毎年多くのIPO銘柄を取り扱っており、2024年の取扱銘柄数は50社と全証券会社中で第5位にランクインした。マネックス証券に割り当てられたIPO株は、100%すべてが1人1票の平等抽選で配分される。取引実績や資金量に当選確率が左右されないのは、個人投資家にとっては大きな魅力だ。
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◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
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◆岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
49社
0社
49社
0社
38社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
46万
【ポイント】
以前は独立したネット証券だったが、2022年1月からグループ会社の岡三証券と合併。基本的に岡三証券が主幹事・幹事証券に入ったIPO銘柄はすべて岡三オンラインでも取り扱う使うようだ。IPOには力を入れており、ここ数年は取扱銘柄数が急増している。また、割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
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◆大和コネクト証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
37社
0社
44社
0社
42社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は基本的にすべて取り扱っている。全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分されるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。
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◆「スマホ証券」の手数料やおすすめポイントを比較!「LINE証券」「大和コネクト証券」「STREAM」など、株初心者でも使いやすいスマホ特化の証券会社を紹介
◆1株(単元未満株)から株が買える証券会社を比較! 株初心者でも“少額で株式投資を始められる”証券会社の売買手数料や取扱商品、おすすめポイントを解説!
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◆岩井コスモ証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
35社
0社
42社
0社
37社
10%以上:1人1票の平等抽選 34万
【ポイント】
IPOの取り扱い銘柄数は2023年が42社、2024年が35社と大手証券会社に引けをとらない実績を持つため、IPO投資家であれば口座を持っておきたい証券会社のひとつ。入金のタイミングはブックビルディング後の購入申込期間。その後抽選が行われ、当選すれば約定・受渡となる。また、1人1票の平等抽選で、申し込み単元数は10単元まで。NISA口座でのIPO株の購入も可能。
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◆岩井コスモ証券はIPO(新規公開株)の引受率がネット証券では最高レベル! 完全平等抽選も採用、資産が少ない個人投資家にも当選のチャンスあり!
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◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
20社
0社
26社
0社
23社
10%以上:1人1票の平等抽選 178万
【ポイント】
五大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年複数のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)」なら「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。なお、2025年2月1日から「三菱UFJ eスマート証券」に名称が変更される。
※2025年2月1日から名称変更。
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◆【三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)のおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率はネット証券トップクラス
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