IPO株の銘柄分析&予想

「クリングルファーマ」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の治療薬の研究開発企業との比較や予想まで解説![2021年1月5日 情報更新]

2020年11月24日公開(2022年9月20日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 クリングルファーマ
市場・コード/業種 東証マザーズ・4884/医薬品
上場日 12月28日
申込期間(BB期間) 12月10日~12月16日
おすすめ証券会社 野村證券SBI証券SMBC日興証券楽天証券岡三オンライン証券auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 1480円(+48.00%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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クリングルファーマが12月28日にIPO(新規上場)!

「クリングルファーマ」の公式サイト画像「クリングルファーマ」の公式サイトより

 クリングルファーマは、2020年11月24日、東京証券取引所に上場承認され、2020年12月28日にIPO(新規上場)することが決定した。

 難治性疾患、すなわち「症例数が少なく、原因不明で、治療法が確立しておらず、生活面への長期にわたる支障がある疾患」に対する治療薬の研究開発を目指す大学発バイオベンチャーとして2001年12月21日に設立された。

 設立後、HGF(Hepatocyte Growth Factor:肝細胞増殖因子)タンパク質を開発パイプラインとして導入し、組換えDNA技術を応用したタンパク質の製造法の確立、非臨床試験の実施を経て、欧米及び日本における臨床試験を複数実施。組換えヒトHGFタンパク質の医薬品としての安全性を確認し、脊髄損傷急性期を対象とする臨床試験においては有効性を示唆する結果、すなわちPOC(ProofOf Concept)が得られた。さらに、組換えヒトHGFタンパク質を医薬品として確実に社会に提供することを第一の使命と考え、自社で開発を続け、医薬品の製造販売承認を得る方針で事業を進めている。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

クリングルファーマのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 12月8日
ブックビルディング(抽選申込)期間 12月10日~12月16日
公開価格決定 12月17日
購入申込期間 12月18日~12月23日
払込日 12月27日
上場日 12月28日

クリングルファーマのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2020年12月10日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
野村證券(主幹事証券) 82.6
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
4.3
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SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
4.3
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
2.6
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岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
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auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
[最短翌日に
取引可能]
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DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 2.6  
いちよし証券 0.9  
東洋証券 0.9%  
エース証券 0.9%  
岡三証券 0.9%  

クリングルファーマのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 950
仮条件
[予想PER(※2)
950~1000円
倍~倍]
公募価格 1000円
初値 1480円
初値騰落率 +48.00%
予想トレーディングレンジ(※3) 700円~1400円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2020年12月8日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】
アンジェス<4563> 倍(連)
オンコリス<4588> 倍(連)
サンバイオ<4592> 倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は赤字予想のため割安度を判断できない。

クリングルファーマの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 422万7700株(予定)
公開株式数 公募58万株  売出-株
(オーバーアロットメントによる売出8万7000株)
想定公開規模(※1) 6.3億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

クリングルファーマは脊髄損傷などの治療薬開発

 HGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を用いた難治性疾患の治療薬の研究開発を行う。臨床試験までステージが進んでいるパイプラインは4件(脊髄損傷急性期、ALS、声帯瘢痕、急性腎障害)、動物疾患モデルにおいて有効性が認められ、臨床試験準備のステージに進んでいるパイプラインが1件(眼科疾患)。現在は脊髄損傷急性期を対象とした医薬品開発に注力。

 公開規模が小さく、想定発行価格は3ケタで値ごろ感がある。バイオベンチャーは個人投資家の物色人気に乗りやすい面もあるが、一方で研究開発先行のため業績が赤字であることへの警戒感は根強い。このため初値は個人投資家のセンチメントに大きく左右されそうだ。

 公開規模については6億円あまりとなる見込み。ベンチャーキャピタル保有株は多く、需給面の警戒材料として意識されそうだ。

◆「クリングルファーマ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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クリングルファーマの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損失
(伸び率)
純損失
(伸び率)
2017/9
(―)
▲ 101
(―)
▲ 102
(―)
2018/9
(―)
▲ 64
▲ 64
2019/9
(―)
▲ 301
▲ 302
2020/9 467
(―)
▲ 116
▲ 117
2021/9予 206
(-55.9%)
▲ 1,015
▲ 1,017
2020/6 3Q 61
(―)
▲ 166
(―)
▲ 167
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

クリングルファーマの業績コメント

 2021年9月期の業績は、売上高が前期比55.9%減の2.0億円、経常損失が10.1億円(前期は1.1億円)と減収・赤字拡大の見通しとなっている。

 同社の事業開発活動においては、脊髄損傷(SCI)急性期患者を対象としたKP-100ITの第I/II相試験のデータが得られたことから、製薬会社や医薬品卸の会社との事業提携協議を継続していたが、2020年3月に医薬品卸の会社である東邦HD<8129>と資本業務提携を行った。本提携により、同社が開発するHGFタンパク質性医薬品(KP-100IT、対象:脊髄損傷(SCI)急性期)が製造販売承認された後、日本国内における卸売販売流通を東邦HDが一手に担うことになった。

 また、一部企業については、CDA(秘密保持契約)を締結し、先方企業内で臨床試験データの評価が進められており、販売提携協議を行っている。その他、声帯瘢痕(VFS)の開発を促進するため、製薬企業との提携及び補助金等の資金確保の活動を引き続き行った。また、2020年4月には、米国のバイオベンチャー企業クラリス・バイオセラピューティクス社との間で眼科領域におけるKP-100のライセンス及び供給契約を締結している。

 前期の第3四半期累計期間(2019年10月-2020年6月)の経営成績は、売上高が0.6億円となった。これは、クラリス・バイオセラピューティクス社との原薬供給契約による契約売上である。また、研究開発費を中心とした販売費及び一般管理費2.8億円が生じたことにより、営業損失は2.2億円となった。補助金収入0.6億円を獲得したこと等による営業外収益が0.6億円発生し、株式交付費0.06億円を計上したこと等によって営業外費用が0.06億円発生したことにより経常損失は1.6億円となり、四半期純損失は1.6億円となった。

クリングルファーマの詳細情報

■基本情報
所在地 大阪府茨木市彩都あさぎ七丁目7番15号 彩都バイオインキュベータ207
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 安達 喜一(昭和42年2月27日生)
設立 平成13年12月21日
資本金 3億円(令和2年11月24日現在)
従業員数 10人(令和2年10月31日現在)
事業内容 HGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を用いた難治性疾患の治療薬の研究開発
■売上高構成比率(2019/9期 実績)
 該当事項なし
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 日本全薬工業株式会社 50万840株 13.73%
2 慶應イノベーション・イニシアティブ1号投資事業有限責任組合 47万460株 12.90%
3 DBJキャピタル投資事業有限責任組合 31万9800株 8.77%
4 THVP-1号投資事業有限責任組合 22万6660株 6.21%
5 CYBERDYNE株式会社 20万株 5.48
5 OUVC1号投資事業有限責任組合 20万株 5.48%
7 丸石製薬株式会社 10万株 2.74%
7 株式会社リプロセル 10万株 2.74%
7 とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド投資事業有限責任組合 10万株 2.74%
10 バイオ・サイト・キャピタル株式会社 7万9960株 2.19%
合計   229万7720株 62.99%
■その他情報
手取金の使途 継続して研究開発を行うための運転資金に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2020年8月31日
割当先 丸石製薬株式会社
発行価格 4,000円 ※株式分割を考慮済み
◆「クリングルファーマ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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クリングルファーマの銘柄紹介

 同社は、難治性疾患、すなわち「症例数が少なく、原因不明で、治療法が確立しておらず、生活面への長期にわたる支障がある疾患」に対する治療薬の研究開発を目指す大学発バイオベンチャーとして設立された。設立後、中村敏一氏(当時:大阪大学大学院医学系研究科教授)の発見したHGF(Hepatocyte Growth Factor:肝細胞増殖因子)タンパク質を開発パイプラインとして導入し、組換えDNA技術を応用したタンパク質(組換えタンパク質)の製造法の確立、非臨床試験の実施を経て、欧米及び日本における臨床試験を複数実施した。

 その結果、組換えヒトHGFタンパク質の医薬品としての安全性を確認し、脊髄損傷急性期を対象とする臨床試験においては有効性を示唆する結果、すなわちPOC(ProofOf Concept)を得ることができた。

 従来の創薬バイオベンチャーの戦略としては、ここまでの研究成果を導出して製薬企業に開発・製造販売を委ねるのが常であるが、同社は組換えヒトHGFタンパク質を医薬品として確実に社会に提供することを第一の使命と考え、自社で開発を続け、医薬品の製造販売承認を得る方針で事業を進めている。

 同社が想定している事業モデルは対象疾患や提携先に応じてA(自社開発・販売モデル)、B(導出・共同開発モデル)、C(原薬供給モデル)を組み合わせたハイブリッド型の事業モデルを志向している。そのなかでも、臨床試験の成果をより確実に医薬品として社会実装するため、自社での医薬品製造販売承認申請を行うことを基本方針としている。同社の臨床段階のパイプラインについては、脊髄損傷急性期と声帯瘢痕はAとBのハイブリッド(自社開発と販売提携)、ALSと急性腎障害はBによる事業化を目指している。また、クラリス・バイオセラピューティクス社への原薬供給はCに該当する。

【創薬シーズ】

 現在、同社の保有する創薬シーズは組換えヒトHGFタンパク質であり、組換えヒトHGFタンパク質を有効成分とした複数の製剤を用いて、各種臨床試験を実施している。HGFは当初、肝細胞の増殖を促進する増殖因子として日本で発見された。

 増殖因子は細胞の表面に存在する受容体と結合することにより、細胞の核(遺伝子)にシグナルを伝達し、細胞の増殖開始のスイッチをオンにする物質である。もともと体の中で働く物質であることから組換えタンパク質として製造が可能になれば、高い安全性と効果を併せ持つ医薬品になる可能性がある。

 HGFはその後の研究によって、細胞増殖以外にも細胞保護、形態形成等の生物活性を併せ持つことが明らかになり、対象となる細胞も肝細胞だけでなく、腎臓、肺、皮膚等の細胞に対して効果があることが示された。特に、線維成分の蓄積により細胞の機能が低下する「線維化」や「硬化」を解除する作用(抗線維化という)及び神経細胞・グリア細胞等の神経系細胞に対する生物活性が明らかになると、複数の難治性疾患に対する治療薬の候補として様々な研究成果が報告された。

【開発状況・概要】

 臨床試験までステージが進んでいるパイプラインは4件(脊髄損傷急性期、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、声帯瘢痕、急性腎障害)、動物疾患モデルにおいて有効性が認められ、臨床試験準備のステージに進んでいるパイプラインが1件(眼科疾患)、基礎研究のステージにあるパイプラインが複数ある。現在は最も開発ステージの進んでいる脊髄損傷急性期を対象とした医薬品開発に注力し、製造販売承認を得ることにリソースを集約している。

クリングルファーマの投資のポイント

 公開規模が小さく、想定発行価格は3ケタで値ごろ感がある。バイオベンチャーは個人投資家の物色人気に乗りやすい面もあるが、一方で研究開発先行のため業績が赤字であることへの警戒感は根強い。このため初値は個人投資家のセンチメントに大きく左右されそうだ。2018年以降に上場したバイオベンチャーの初値結果を見ると、Delta-Fly Pharma<4598>が公開価格比-8.1%、ステムリム<4599>が-7.0%、セルソース<4880>が+164.0%、モダリス<4883>が+110.0%。明暗が分かれたのは業績が黒字か赤字かによるものだ。12/25上場予定のファンペップ<4881>の動向も同社の初値に影響を与えそうだ。

 同社は、難治性疾患に対する治療薬の研究開発を目指す大学発バイオベンチャー。中村敏一氏(当時:大阪大学大学院医学系研究科教授)の発見したHGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を開発パイプラインとして導入し、組換えDNA技術を応用したタンパク質の製造法の確立、非臨床試験の実施を経て、欧米及び日本における臨床試験を複数実施。医薬品としての安全性を確認し、脊髄損傷急性期を対象とする臨床試験においては有効性を示唆する結果(POC)を得た。

 臨床試験までステージが進んでいるパイプラインは4件(脊髄損傷急性期、ALS、声帯瘢痕、急性腎障害)、動物疾患モデルにおいて有効性が認められ、臨床試験準備のステージに進んでいるパイプラインが1件(眼科疾患)。現在は最も開発ステージの進んでいる脊髄損傷急性期を対象とした医薬品開発に注力しており、製品のサプライチェーンについては丸石製薬(株)と東邦HD<8129>との提携が構築されている。

 業績面について、2021年9月期は売上高が前期比55.9%減の2.0億円、経常損失が10.1億円(前期は1.1億円)と減収・赤字拡大の見通しとなっている。米社との契約に基づく組換えヒトHGFタンパク質(KP-100)原薬供給売上のほか、毎年受領することとなる技術アクセスフィー(定額)収入の獲得を見込むが、一方で研究開発費を中心に販管費も増加する。なお、前期は丸石製薬や米社からの契約一時金を計上した。創薬系バイオベンチャーとあって2017年9月期以降、業績は赤字で推移している。

 公開規模については6億円あまりとなる見込み。売出しはなく、バイオベンチャーのIPOとしてはかなり小型となる。一方、ベンチャーキャピタル保有株が200万株近くあり、いずれもロックアップがかかっているか継続所有の確約が取られているものの、需給面の警戒材料として意識されそうだ。ロックアップは上場日後90日経過または公開価格の1.5倍以上で解除、継続所有の確約は上場日後6カ月間となっている。なお、IPOラッシュ終盤の12/28上場だが、この日同時上場する企業はない。

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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
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