最下層からの成り上がり投資術!

日経平均株価は、当面、25日移動平均線と200日
移動平均線の間を推移。難易度の高い小型株は避け、
「好業績の大型株」をスイングトレードで売買しよう

2019年2月19日公開(2019年2月19日更新)
藤井 英敏
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 日経平均株価は非常に強い動きです。それにしても、想定を超えて強いのは日本株ではなく、米国株です。意外だったのは、2月15日のNYダウが前日比443.86ドル高の25883.25ドルと大幅に反発し、昨年11月9日以来ほぼ3カ月ぶりの高値で取引を終えたことです。

■NYダウチャート/日足・6カ月
NYダウチャート/日足・6カ月NYダウチャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 確かに、2月15日には、トランプ米大統領が、米中貿易協議について「非常に良好に進んでいる」と述べたことに加え、習近平国家主席も「協議が進展している」と発言したと伝わったことで、両国が合意に向けて協議が進むとの期待が高まりました。そして、市場では、15日まで北京で開いた米中貿易協議が今週もワシントンで続いた後、3月1日の交渉期限が延長されることが期待されています。

 ですが、同日、トランプ氏は、議会承認を得ずに国境の壁の建設を進めるため「非常事態」を宣言したのです。この宣言があったにもかかわらず、市場は意に介せず大幅高を演じたことが正直意外でした。

 なお、その後、予想通り、民主党などから、この宣言は憲法違反との批判が出ており、壁建設を阻止するための提訴や法案提出の動きが活発になっています。ただし、この動きに関しては、トランプ氏が「我々は訴えられるだろう」と認めているそうなので、確信犯として宣言をしたことは間違いないようです。

日経平均株価は力強い値動きが継続!
25日移動平均線が判断の目安に

 まあ、いずれにせよ、米国株が大崩れしない限り、日経平均株価も力強い動きを続けるでしょう。

 2月18日の日経平均株価の終値は2万1281.85円と、25日移動平均線(18日現在2万0726.39円)を、大幅に、且つ、安定して上回って推移しています。また、75日移動平均線(同2万1153.03円)も上抜きました。

■日経平均株価チャート/日足・6カ月
日経平均株価チャート/日足・6カ月日経平均株価チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 こうなってくると、上方に位置する26週移動平均線(同2万1712.44円)、52週移動平均線(同2万1952.73円)、そして、200日移動平均線(同2万2094.54円)などが意識される見通しです。

■日経平均株価チャート/週足・1年
日経平均株価チャート/週足・1年日経平均株価チャート/週足・1年(出典:SBI証券公式サイト)
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 以上のことから、25日移動平均線を上回って推移している限り、当面の日経平均株価の下値メドは25日移動平均線で、上値メドは最大で200日移動平均線としておきます。

アクティブ個人にとって、市場はいまだ冷え切った状態
一方、大型株メインの個人投資家の売買は活発に

 なお、日経平株価は非常に強いのですが、多くのアクティブ個人(信用取引等を活用して短期売買・投機的売買を好む個人投資家や、イナゴと呼ばれる煽り屋の銘柄に飛び乗り・飛び降りを繰り返す個人投資家)にとっては、体感温度の低い相場が継続しています。というのは、「サンバイオ・ショック」以降、小型株の決算発表後の株価急落(ナイアガラ)が至る所で発生したからです。

 具体的には、エクストリーム(6033)リミックスポイント(3825)アドベンチャー(6030)トレンダーズ(6069)チェンジ(3962)などです。これらの決算発表後の値動きをみて、小型株の決算跨ぎの保有のリスクの大きさを改めて認識しました。初中級の投資家さんには、「よほどの自信がない限り、小型株の決算跨ぎだけは避けろよ!」といっておきたいと思います。

 いずれにせよ、多くのアクティブ個人の手の内は非常に悪化しているはずです。またイナゴは、この極寒の東京株式市場では越冬できず、その多くが凍死したことでしょう。このため、当面、彼らの好む小型材料株が人気化する可能性は低いと思います。

 一方、日経225に採用されているような大型株をメインに売買している個人投資家や、指数連動のETFや先物・オプション等で指数売買を行っている個人は元気のようです。なぜなら、大型株には国内外の機関投資家の資金が流入し、株価指数自体が上向きで、高い流動性が確保されているからです。

 逆に、新興市場を中心にした小型材料株市場には、国内外の機関投資家の資金流入は乏しく、東証マザーズ指数などは未だに25日移動平均線を下回ったままですし、商いも総じて閑散です。このような状態の市場では、買いから入って儲かる確率は非常に低いと考えます。

■東証マザーズ指数チャート/日足・6カ月
東証マザーズ指数チャート/日足・6カ月東証マザーズ指数チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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今は素直に大型株をトレードするのが吉!
それでも小型材料株を触りたい人は「デイトレ」で

 また、昨年10月以降の相場急落とその後の調整で、多くの初中級投資家が退場を余儀なくされました。このため、今、この小型材料株市場内で生き残っているのは、プロやセミプロ級の玄人が大多数を占めていることでしょう。そんな玄人しかいない市場に、素人がノコノコ出かけて行っても、あっさりと種銭を毟り取られるだけです。だから、もし、あなたが初中級投資家ならば、「危険!近づくな!」と忠告してあげたいのです。

 株には儲け易い時期と儲け難い時期があります。新規のお金や、初心者がドンドン入ってくる時期が儲け易く、逆に、資金がドンドン流出し、初心者がガンガン退場していく時期が儲け難いのです。

 その目安が移動平均線です。短期なら25日移動平均線、中長期な200日移動平均線を基準にすればよいでしょう。移動平均線よりも株価指数が上にいるなら「儲け易い」、下にいるなら「儲け難い」と判断すればよいだけです。

 現在なら、日経平均株価は25日移動平均線より上にいるので「短期的には儲け易い時期」ですが、東証マザーズ指数は25日移動平均線より下にいるので「短期的に儲け難い時期」なのです。

 それでも、イナゴ系個人は小型材料株の大きな値動き(ハイボラティリティー)の魅力を忘れられず、新興銘柄や仕手系材料株を弄り続けている人が散見されます。

 私は、難易度の高い売買は確率的に負ける可能性が高いと思うので、「やめておけ」といいたいのが正直な感想です。それでも、その手の銘柄を弄りたいのであれば、とにかく、「手数を出せ」とアドバイスします。ボクシングで例えるなら、大きなパンチは一切打たず、ジャブだけを数多く出す感じです。

 ザックリ言えば、「投資金額の1%~2%程度の小幅な値幅取り」を1日に数十回、数百回行い、原則、買いポジションはオーバーナイトしない戦略を推奨します。はい、そうです。「完全なデイトレ」です。これをするのが兼業とかで難しいのであれば、やはり、「好業績の大型株のスイングトレード」でじっくりと儲けることを目指しましょう。

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