配当利回りが高いだけでなく、業績の安定感があって「増配」も期待できる、アナリスト注目の「高配当株」は三菱商事(8058)とオリックス(8591)!
ダイヤモンド・ザイの大特集は、「2020年の【最強日本株】」! 2020年に値上がりしそうな注目株を「5万円株」「高配当株」「10倍株」「株主優待株」「大型安定株」「IPO株」といった部門別に紹介するほか、アナリストなどのプロ25人による日経平均株価の値動き予測や、2020年の注目イベントを考慮した、投資戦略の立て方も取り上げている。
今回はこの特集から、配当利回りが4%超の「高配当株」で、業績面でも安定感があり、さらなる増配も期待できる2銘柄を紹介! 配当を重視しながらコツコツ運用したい人は必見だ!
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「累進配当」を継続し、増配の期待が高い三菱商事や、
大阪IR誘致で大型投資に踏み切るオリックスが狙い目!
高い配当収入が魅力の「高配当株」。相場が軟調なときでも、比較的株価が底堅いことも強みだ。ダイヤモンド・ザイでは、事業内容が安定していて高収益であるがゆえに、今後の増配も期待できる「高配当株」を12銘柄ピックアップ。各銘柄を「オリンピック選手」になぞらえて、「攻撃力(成長度や予想ROEなど)」や「防御力(割安度、利回りなど)」といった“選手データ”を掲載し、それぞれの力量やアナリストからの人気度により、各銘柄を「金メダル」「銀メダル」「銅メダル」などとランク付けしている。今回はその中から「金メダル」と「銀メダル」の2銘柄を抜粋しよう!(※銘柄分析はアナリストなど専門家25名が担当。株価や配当利回りなどのデータは2020年1月6日時点)
まず「金メダル」に輝いたのは、言わずと知れた大手総合商社で、配当利回り4.58%の三菱商事(8058)だ。
2021年に向けた中期経営計画では「累進配当」を継続するとしている。累進配当とは、減配せず、配当を維持、もしくは利益成長に合わせて増配する配当方針のことで、公表して行っている企業は少ない。また、中期経営計画では、配当性向を35%程度に引き上げる方針も示している。
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足元は、LNG(液化天然ガス)事業などが不振で、海外子会社の不正取引なども影響し、今期は減益予想だが、来期は増益となる見通し。風力などの新エネルギー分野でのサービス開拓にも取り組む。
PERやPBRなど、指標面の安さが目立っており、アルゴナビスの清水洋介さんは、「世界的なカネ余りの中で、資源価格の永続的な下落は考えにくい。この先大きく減益とならなければ、割安銘柄見直しの中で買い直される」と見ている。クォンツ・リサーチの西村公佑さんも、「商社全般が指標面で割安だが、三菱商事はPER8.5倍、PBR0.8倍、予想配当利回り4.58%と、総合商社の中でも出遅れ感がある」とする。
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続いて、「銀メダル」を獲得したのは、株主優待も人気のオリックス(8591)だ。
2019年3月期までに10期連続で増配を行ったオリックス。株主還元に前向きで、自社株買いや株主優待にも積極的だ。配当性向は30%を目安とする。
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金融業務のほか、リース、不動産、生保など多角化を進める。海外事業にも積極的だ。国内の大型案件としては、2019年に米国のIR(統合型リゾート)運営大手のMGMリゾーツ・インターナショナルとパートナーシップを組み、大阪での日本版IR事業に名乗りを上げた。今夏にも出る結果が注目される。
日本ビジネスイノベーションの西堀敬さんは、「金融緩和が続く中、積極的な投資で業績好調を維持。国内は大阪IRの誘致に伴う投資、海外は米国のローン・運用事業、欧州の航空機リース事業が牽引」と評価している。内藤証券の高橋俊郎さんも「大阪でのIR誘致が決定すれば、2022~2025年に6500億円規模の大型投資となる計画で、業況拡大に大きく貢献へ」とする。
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今回は、発売中のダイヤモンド・ザイの大特集「2020年の【最強日本株】」から、アナリストが高く評価する「高配当株」を2銘柄抜粋した。誌面では、ほかにも注目の高配当株を10銘柄紹介。加えて、「5万円株」「10倍株」「株主優待株」「大型安定株」「IPO株」などの部門でも、有望株をたっぷり紹介しているので、誌面も併せてチェックを!
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