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「高配当株」を選ぶときに知っておきたい“新常識”を
解説! コロナ・ショックで急増している「高配当株」
に投資するなら「利回り+α」がある銘柄を選ぼう!

2020年4月20日公開(2020年4月20日更新)
ザイ編集部
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「コロナ・ショック」で急増している「高配当株」の中でも、“買っていい銘柄”の見極め方をアナリストが解説!

4月21日に発売されるダイヤモンド・ザイ6月号の大特集は、「全3717社を分析して見つけた! 急落に強い【高配当株】113」! 日本株市場は「コロナ・ショック」の影響から、まだまだ先行きが読みづらい状況が続いているが、一時期のような暴落相場からは、いったん脱した気配がある。バーゲンセール状態の今こそ、株を買いたいと考える人も多そうだが、この情勢で油断は禁物。銘柄選びには、普段以上に慎重になるべきだろう。

そこで、ダイヤモンド・ザイ6月号の大特集「全3717社を分析して見つけた! 急落に強い【高配当株】113」では、「コロナ・ショック」でも株価が底堅く、再び下落局面が到来しても、粘り強さを発揮しそうな「高配当株」を紹介。ひと口に「高配当株」といっても、今は株価が暴落したせいで「高配当株」が急増し、玉石混交の状態になっている。特集では、買っていい「高配当株」と、避けるべき「高配当株」も解説しているので、銘柄選びのヒントになるはずだ。

今回は特集の中から、今の「高配当株」の状況や、急落に強い「高配当株」の選び方を、Q&A方式で紹介した記事を抜粋。アナリストが初心者にもわかりやすく解説しているので、ぜひチェックしてほしい!
【※関連記事はこちら!】
「連続増配株ランキング」ベスト15![2020年最新版]30期連続増配の「花王」、20期連続増配で利回り4%の「三菱UFJリース」など、おすすめの増配銘柄を紹介

【Q1】「コロナ・ショック」で「高配当株」はどうなった?
⇒【A】ほかの株と同様に売られたが、底堅かった銘柄も!

 今回の「コロナ・ショック」で、2020年2月21日から3月19日までの約1カ月の間に、日経平均株価は高値から30%も下落した。下落相場で株価が下がりにくいと言われている「高配当株」も、今回ばかりは例外ではなく、株価が半値になった銘柄も多かった。

 そのことは、「日本株高配当70」という指数の動きを見てもよくわかる。上場銘柄の中で、予想配当利回りが高い70銘柄を組み入れたものだが、図のとおり、日経平均株価とほぼ同じ動きで下落している。

 統計などを駆使した企業分析に定評がある智剣・Oskarグループの大川智宏さんは、「どんなに配当利回りが高くても、業績の先行きが不透明な企業は、今回の『コロナ・ショック』の影響で、株価が大きく下落した」と指摘する。

 「今はパンデミック(感染症の世界的な大流行)の影響で、過去に例を見ないほど、世界の景気が急速に悪化しています。多くの企業が減益となることは間違いないうえに、その落ち込みの程度がはっきりしていない。こういった中だと、業績が不安定な企業は特に売られやすい」

 「高配当株」の中には、金融や不動産、建設など、業績が不安定な銘柄も多い。そのため、「日本株高配当70」も、日経平均株価と同様に大きく下げたわけだ。

 しかし、すべての「高配当株」の株価が大きく下がっているわけではない。なかには比較的売られづらく、株価が底堅かった銘柄もある。前述のとおり、「コロナ・ショック」で日経平均株価は約30%下げたが、それよりも株価の成績が5%以上よかった銘柄は、上場3717銘柄中1483銘柄あった。そのうち、約5割は配当利回りが2.5%以上の銘柄だった。つまり、急落に強い銘柄には、「高配当株」が多く含まれていたことになる。
【※関連記事はこちら!】
「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!

【Q2】どんな「高配当株」なら安心して持てる?
⇒【A】相場の雰囲気に左右されない株や必需品を扱う株は狙い目

 急落に強い銘柄を選ぶには、「高配当」であることに加えて、プラスアルファの要素が必要だ。そのヒントになりそうなのが、株価の動き方である。ニッセイアセットマネジメントの吉野貴晶さんは、「日経平均株価の変動率が激しくなっている中で『高配当株』を買うのであれば、今回の急落で下落幅が小さかった銘柄に的を絞るべき」とアドバイスしてくれた。

 「配当利回りが5%超などと高くても、その利回り分が1日でマイナスになるのが今の株式市場です。現在の値動きの激しさは、『リーマン・ショック』のとき以上。こういった状況でも株価の値幅が小さい銘柄を見てみると、過去のショック時でも急落していないケースが多くなっています」

 「コロナ・ショック」で日経平均株価が急落した2月11日~3月19日の1カ月間に、株価の下落率が小さかった銘柄の一例が以下である。これらは、過去10年間のチャートを見ると、日本株全体が大幅に急落したときでも、株価があまり下がっていない。もし、今後また下落局面になっても、あまり株価が下がらない可能性が高そうなので、長期でも保有しやすいだろう。

 ■“急落相場”でも株価が底堅かった4銘柄!
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 さらに、今後の収益と配当の安定度をチェックするには、「どんな事業を展開しているかが重要」だと、クォンツリサーチの西村公佑さんは指摘する。

 「2021年3月期は、多くの企業が大幅な減益となる可能性が高いです。特に、景気に左右されやすい『高配当株』の中には、減配リスクが高い銘柄もあります。需要が確実に見込める、どんな景気のときでも必要な商品やサービスで稼ぐ企業に注目しましょう」

 以下のように、食品や電力、通信、医薬品などの日常生活になくてはならない事業を展開している業種の企業なら、利益も株価の安定度もバツグンだ。

 ■生活になくてはならない商品・サービスを取り扱う4銘柄!
銘柄名(コード) 業種 配当
利回り
最新株価
アサヒグループHD(2502) 食品 3.18%
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関西電力(9503) 電力 4.54%
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日本電信電話(9432) 通信 3.80%
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武田薬品工業(4502) 医薬品 5.68%
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 ※配当利回りは2020年4月3日時点。

 最後に、急落に強い、株価が底堅い株を選ぶため、今注目すべき指標を紹介する。

 まず、今後は景気後退が避けられないため、企業の安定性を測る「時価総額」や「自己資本比率」などの指標が注目されるはずだ。「時価総額」が大きい大企業ほど、経営の安定度が高いことを意味する。「自己資本比率」については、智剣・Oskarグループの大川さんが次のように説明してくれた。

 「経済危機が起こったときに、生き残ることができるのは負債が少ない企業です。財務内容がしっかりしていれば、一時的に利益が減っても配当を維持することもできます。それに最近の投資成績を見ると、自己資本比率が高い企業は株価も好調でした」

 ダイヤモンド・ザイ6月号の大特集「全3717社を分析して見つけた! 急落に強い【高配当株】113」では、今回紹介した条件を満たす「高配当株」を抽出し、「値動きの幅」「自己資本比率」「時価総額」「配当性向」「増配回数」「増益回数」「予想ROE」の7項目でスコア化。「底値が固い高配当株」「業績&テーマで選ぶ安定高配当株」「利回り4%超の人気大型株」という3つのカテゴリー別に紹介しているので、誌面も併せてチェックしてほしい!

「コロナ・ショック」の混乱が続く中、今注目すべき銘柄とは?
ダイヤモンド・ザイ6月号をチェック!

 4月21日発売のダイヤモンド・ザイ6月号には大特集「全3717社を分析して見つけた! 急落に強い【高配当株】113」のほかに、人気ファンド「ひふみ投信」の藤野英人さんも登場する「大暴落相場を見抜いた投資家に聞いた! ここからの投資戦略」や、ベストセラー『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』(ジェイエル・コリンズ著)の内容の一部を、ザイ編集部が再構成した「父が娘に教える【一生困らないお金の話】」、株主優待名人の桐谷さんが「コロナ・ショック」とどのように向き合ったかも紹介している「底値が堅い! 株主優待株69」、ほかにも「人気の投資信託50本の【下落耐性度】」「FXで日ゼニを稼ごう!」「街でよく見る保険ショップの落とし穴」など、お得な情報が盛りだくさん!

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