米国株の株価が急落中の今こそ「連続増配株」の仕込み時! 米国株の中でも、25年以上も連続増配を続け、さらに増配記録を伸ばしそうな5銘柄を紹介!
ダイヤモンド・ザイ5月号は、特集「今こそ“買い”の【米国株】100」を掲載! この特集では、これから大幅上昇しそうな期待の米国株を紹介。また、米国株の主要指数である「S&P500」と「ナスダック指数」の今後の動きについても、米国株のプロ5人に予測してもらっている。
米国の株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で株価が急落し、乱高下する展開が続いている。しかし、株価が下落している今こそ、優良な「連続増配株」の仕込み時だ。ダイヤモンド・ザイでは、「25年以上」にわたって連続増配をしていて、なおかつ今後も増配記録を伸ばしそうな銘柄を「10年増配株」と命名し、業績や増配率、配当性向、自己資本比率などで得点をつけ、上位40銘柄をランキング形式で発表している。この記事では、その中から上位5銘柄を抜粋するので、投資の参考にしてほしい!(※データ提供:マージェントジャパン)
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日本株には25年以上連続増配している株はほとんどないが、
米国株には100銘柄以上も存在している!
新型コロナウイルスの感染拡大はまだまだ収束しておらず、ピークを超えるまで、米国株市場は値動きの激しい展開が続きそうだ。ただし、多くの銘柄の株価が下落している今は、株の買い時であるとも言える。そこで注目したいのが米国の「連続増配株」だ。
米国の企業の多くは、増配などの株主還元を重視しているため、米国株には長期にわたって連続増配を続ける銘柄が多い。日本株の場合、25年以上の連続増配を続けているのは花王(4452)とリコーリース(8566)の2銘柄のみだが、米国株には100銘柄以上ある。それどころか、50年以上も連続で増配する銘柄も少なくないのだ。
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⇒配当金生活を実現するなら「日本株」より「米国株」に投資すべき!? 50年以上の連続増配株が約30銘柄もある「米国株」の魅力と注意点をわかりやすく解説!
この数十年の間、米国経済はITバブル崩壊や同時多発テロ、リーマンショックなど、さまざまな危機に見舞われた。そんな中でも増配し続けたことを考えると、長期の「連続増配株」は安定性がバツグンと言えるだろう。こういった「連続増配株」は、事業内容も安定している場合が多く、これからも長く増配を続ける可能性が高い。ダイヤモンド・ザイでは、過去に連続増配を続け、これからも長期で連続増配しそうな銘柄を「10年増配株」と呼んでいる。
ただ、「10年増配株」であっても、配当利回りが低かったり、利益の伸び率が低い企業や、財務内容が貧弱な企業もある。そこでダイヤモンド・ザイでは、増配年数上位100社の中で「配当利回りが2%以上」の銘柄をピックアップ。その銘柄群を「配当の原資となる稼ぐ力」や「財務の健全性」などの6つの項目で、100点満点で点数化した。誌面では、点数が高かった「買い」の「10年増配株」を上位40銘柄まで取り上げているが、以下にトップ5を抜粋しよう。
◆業績好調で配当利回りも高水準な米国株の「10年配当株」ランキング | ||||
得点 | 最低投資額(3/9) | 配当利回り | 最新の株価 | |
1位 | ◆Tロウ・プライス・グループ(TROW・NASDAQ) | |||
96点 | 1100円 | 3.16% | ||
【コメント】1937年設立の老舗資産運用会社。2019年10月末時点で、資産運用額は120兆円を超えており、安定成長が続く。現在は海外進出に注力。 | ||||
2位 | ◆W.W.グレインジャー(GWW・NYSE) | |||
82点 | 2万7000円 | 2.34% | ||
【コメント】米国最大の産業用資材メーカー。現在EC経由での売上が全体の半分以上になっている。日本では子会社のMonotaRO(3064)で事業展開。 | ||||
3位 | ◆AOスミス(AOS・NYSE) | |||
80点 | 4000円 | 2.34% | ||
【コメント】米国と中国で給湯器シェア首位。米国では8割以上が交換需要と安定。海外は中国やインドが主戦場。中国は足元が弱いが増益を維持。 | ||||
4位 | ◆ジョンソン&ジョンソン(JNJ・NYSE) | |||
76点 | 1万4000円 | 2.87% | ||
【コメント】グローバル展開する総合医療企業。医療機器では世界最大級。業績は医療機器はやや低調だが、新薬販売が期待を超える好調が続く。 | ||||
5位 | ◆バンクファースト(BANF・NASDAQ) | |||
74点 | 4000円 | 3.55% | ||
【コメント】米国の金融会社。各種預金や貸金庫、商業ローン、住宅ローン、自動車ローンの金融商品とサービスを提供。株価はおおむね堅調な動き。 | ||||
※株価などは3月9日時点。最低投資額は1ドル=104円で計算。分析コメントはグローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さん、マンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さん、ザ・モトリーフール・ジャパンの加賀章弘さん。 |
ご覧のように、上位3銘柄は老舗運用会社のTロウ・プライス・グループ、産業用資材メーカーのW.W.グレインジャー、給湯器を展開するAOスミスとなった。日本での知名度は低いが、米国内では確固たる地位を築いている企業だ。もちろん、4位のジョンソン&ジョンソンのように、グローバルで活躍する企業もランクインしている。
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米国株のいいところは、1株単位で買えるところだ。そのため、1万円台か、それ以下で投資ができる。「良い株ばかりで買う銘柄を絞りきれない」という場合は、業種を分散して複数の銘柄を買ってみるのがおすすめだ。なお、「10年増配株」は株価の値動きも緩やかな銘柄が多い。そのため、初心者でも安心して持ち続けることができるだろう。
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⇒【証券会社おすすめ比較】外国株(米国株、中国株、ロシア株、韓国株など)の取扱銘柄数で選ぶ!おすすめ証券会社
さて、ここまで特集「今こそ“買い”の【米国株】100」から、「10年増配株」のランキングを5位まで抜粋した。誌面では6~40位までの「10年増配株」を紹介しているほか、米国株のプロが厳選した銘柄も取り上げているので、ぜひ誌面も併せてチェックを!
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⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
コロナ・ショックが相場に与える影響や、注目したい銘柄を紹介!
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⇒日経平均株価は“3~4月”が底! コロナ・ショック後の2020年の株価予測は、年末2万円超の“年末高”派と、戻っても1万8500円前後の“一進一退”派に真っ二つ!
そのほかにも、ダイヤモンド・ザイ5月号は、恒例特集の「【2020年春】株500+Jリート14・激辛診断」「いつでもできる手のひら投資【スマホで投資信託】」「インフラファンドは今が買い?」「自転車保険が全国で義務化へ」「『プログラミング教育』が始まる背景と狙いとは?」など、お得な情報が盛りだくさん!
また、別冊付録は、こちらも恒例の「全上場3761銘柄の【理論株価】」! 株の割安度をズバリ判定できるのが理論株価のメリットだが、この別冊付録では、全上場銘柄の理論株価を網羅。現在、株価の暴落によって割安株は増加しているが、割安度合いを測る際に、理論株価を知っておくと役立つはずだ。
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