最下層からの成り上がり投資術!
【第13回】 2012年7月9日 藤井 英敏

QE3実施は日本株にとってはネガティブだが、
中小型株の短期投資にはチャンスあり!

 日経平均は6月4日の8238.96円を底値に順調に戻りを試し、7月4日には9136.02円まで上昇しました。ですが、先高観は一向に強まりません。

日経平均の日足チャート。緑が5日、赤が25日、青が75日移動平均線(出所:株マップ)

 通常、相場に上昇トレンドが発生する場合、その牽引役は外国人投資家です。しかし、外国人投資家は6月第4週(25~29日)に3週ぶりの売り越しに転じました。合計で約1兆3800億円を買い越した1~4月から一転、5~6月は合わせて約4900億円売り越しました。

個人投資家は12年ぶりに14週連続の買い越し

 一方、買いの主体は金融機関や投信などの国内勢でした。特に4月以降の株価調整局面で個人マネーは投信を通じて買いを活発化させたようです。

 順張り投資を好む外国人投資家とは違い、個人は相場の下落局面で買い向かい・上昇局面で売り向かうという、「逆張り投資」を好む傾向があります。この結果が、6月第4週までの投信の14週連続の買い越しだったのでしょう。これは1999年11月から2000年4月の21週連続以来、12年ぶりの長さです。

 順張り投資のためトレンドを形成することが可能な外国人投資家と、逆張り好きでトレンドに向かう個人投資家。

 基本的に成り上がりたいのなら、外国人投資家と同じスタンスで相場に臨むべきです。つまり、足元では確かに日経平均は戻ったものの、強気になるべきではないと思います。なぜなら外国人が買ってこないからです。

 少なくとも、このような状況では外需系の主力株はアンタッチャブルです。ただし、今後、外国人投資家が買い越しに転じてきたら、その限りではありません。