最下層からの成り上がり投資術!
【第17回】 2012年8月6日 藤井 英敏

投資家は政局の行方や選挙結果を気にするより、
新政権後のシミュレートをしておけ!

 ちなみに、13週移動平均線との乖離率は、7月6日にプラス0.63%と、逆乖離が解消しました。しかし、その後、4週連続でマイナス乖離です。これにより、7月13日の週から下落相場に入ったといえますね。つまり、6月8日の週の8238.96円からの戻りは7月6日の週の9136.02円で終了したのです。

 今後は13週移動平均線に頭を抑えられた下落トレンドが継続するというのがメインシナリオです。

 この弱気シナリオの強気への変更には、少なくとも、13週移動平均線を上抜くことが最低限必要です。さらに、13週移動平均線自体が上向くことも必要です。それまでは、下値不安が強い、調整相場が継続するとみています。

下向きトレンドではガードを固めてジャブ主体で行け!

 ただし、3日発表の米国雇用統計の内容が好感され、NYダウが大幅高となったことから、サブシナリオとして、26週移動平均線付近まで、上昇する可能性はあるとみています。

 なお、13週移動平均線自体が下向きの相場環境では、成り上がりたいのなら、小刻みのトレードを心掛けるべきです。

 ボクシングで例えるなら、ジャブを主体にして、ストレート(1回のトレード大儲けを狙うこと)は決して打たず、ガードを固めるべきです。こういう相場環境では、大型株の空売りも多少絡めてもいいでしょう。

 ただし、ザックリいって、日経平均と13週移動平均線とのマイナス乖離が10%超になったら、買い方の「クロスカウンター」が飛んでくる可能性が高まるため、徐々にリバウンド狙いにスタンスを変更しておきましょう。

 ところで、日本株がなぜ弱いのでしょう? 

 これはデフレと円高だからです。円高だからデフレなのか、デフレだから円高なのは分かりません。しかし、デフレで円高だから日本株は上がらないのです。総選挙が早々にあるのなら、政治のリーダーシップで、早いとこ、デフレと円高に終止符を打って欲しいものです。