来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(1/19~1/23)の日経平均株価の予想レンジは5万3000~5万5000円!“解散総選挙”報道による急騰後も底堅く、今後も「高市銘柄」へ資金流入が継続か

2026年1月16日公開(2026年1月16日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の後半には、解散総選挙の報道による日経平均株価の
急伸が一段落し、個人の資金が中小型株にシフトする動きも!

 今週(1月13〜16日)の日経平均株価は大幅に上昇し、最終的に先週末と比べて1996.28円(3.84%)高い5万3936.7円で終えました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 先週末の1月9日に読売新聞が、高市首相は1月23日召集が予定される通常国会の冒頭で衆院を解散する検討に入ったと報じました。このニュースを受け、祝日明け13日の日経平均株価は1609円高と急伸。翌14日には一時5万4478.32円まで買われ、連日で史上最高値を更新しました。

 そして1月14日の夕方、高市首相は通常国会の早期に衆院を解散する意向を与党幹部に伝え、公示日や投開票日などの詳細は19日に国民に説明することが明らかになったことで、15〜16日は利益確定の売りが優勢になりました。ただ、日経平均株価は5万3700円辺りでの底堅さが意識され、押し目買い意欲の強さもうかがえました。

 個別銘柄としては、指数寄与度の大きい“値がさハイテク株”が不安定な値動きを見せる一方で、レアアース関連などの「高市トレード」が活発でした。また、週後半は日経平均株価の膠着した値動きが続いたのに対し、東証グロース市場250指数が上昇の勢いを強めるなど、個人主体の資金は中小型にシフトする動きも目立ちました

■東証グロース市場250指数チャート/日足・3カ月
東証グロース市場250指数チャート/日足・3カ月東証グロース市場250指数チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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来週は、日経平均株価の堅調な推移と「高市銘柄」の活発化に期待!
ただし米国の決算発表や経済指標の影響は要チェック

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 5万3000 ~ 5万5000円

 
 来週(1月19〜23日)の日経平均株価は、堅調な相場展開が期待されます。また、19日の高市首相による国民に向けた説明を経て、改めて「高市トレード」が活発化することが見込まれます。
【※関連記事はこちら!】
「高市銘柄」を一覧で解説! 高市首相が掲げる「17の戦略分野」で事業を展開し、中長期的な株価上昇が期待できる“国策テーマ株&参考になる記事”をまとめて掲載

 なお、国内では1月22〜23日に日銀の金融政策決定会合が予定されており、政策金利は0.75%で据え置かれる公算が大きいです。

 米国ではネットフリックス(NFLX)スリーエム(MMM)ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)トラベラーズ(TRV)などの決算発表が予定されており、決算を受けた米国市場の動向には注意しておきたいところです。また、11月の米・個人消費支出(PCE)や1月の米・総合購買担当者景気指数(PMI)も米国市場の変動要因になりそうです。

 もし米国市場が不安定になるようだと、主力大型株を中心に利益確定の売りが出やすいと考えられます。ただ、日経平均株価は年初からの強い上昇で過熱感が警戒されており、下落局面でも「当然の一服」として押し目狙いの買い意欲は強そうです。

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
日本精密が+131.34%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップは日本精密(7771)でした。明確な材料は確認できませんでしたが、これまで株価2ケタでの推移が続いていたなか、今年に入って投機資金が集中する形で急伸したようです。

 値上がり率2位の岡本硝子(7746)は1月9日、自社が開発した海洋探査機「江戸っ子1号」が、2026年1~2月に南鳥島沖で行われる世界初のレアアース泥の採泥試験に使用される予定であることを発表。これが材料視されました。

 値上がり率3位の東邦亜鉛(5707)は、レアアース関連の一角として値幅取り狙いの資金が集中しました。

 一方、今週の値下がり率ランキング1位はDelta-Fly Pharm(4598)。1月8日に、米国で実施中の標準療法の再発または難治の急性骨髄性白血病(AML)患者を対象とした「DFP10917」単剤の臨床第3相比較試験について、試験を中止すると発表したことが嫌気されました。

 値下がり率2位のライズ・コンサルティング・グループ(9168)は、1月13日の決算で発表された業績予想の下方修正が嫌気されました。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +131.34 日本精密(東S・7771)
2 +125.65 岡本硝子(東S・7746)
3 +106.52 東邦亜鉛(東P・5707)
4 +81.50 第一稀元素化学工業(東P・4082)
5 +74.14 VALUENEX(東G・4422)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −43.02 Delta-Fly Pharm(東G・4598)
2 −30.25 ライズ・コンサルティング・グループ(東G・9168)
3 −29.01 アイドマ・ホールディングス(東G・7373)
4 −26.55 Cocolive(東G・137A)
5 −21.85 No.1(東S・3562)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 925,336,400 ジャパンディスプレイ(東P・6740)
2 863,639,700 NTT(東P・9432)
3 770,966,000 ランド(東S・8918)
4 325,056,900 ソフトバンク(東P・9434)
5 261,818,800 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東P・8306)

【来週の主要イベント】
日銀金融政策決定会合、米国の個人消費支出、米欧独のPMI、
ディスコや米ネットフリックスなどの決算に注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<1月19日(月)>
◆11月機械受注
◆11月鉱工業生産
◆11月第三次産業活動指数
◆中10-12月期四半期国内総生産(GDP)
◆中12月小売売上高
◆キング牧師記念日の祝日で米国市場休場

<1月20日(火)>
◆独12月生産者物価指数(PPI)
◆独1月ZEW景況感調査
◆欧1月ZEW景況感調査
◆欧11月経常収支
◆決算:ネットフリックス(NFLX)USバンコープ(USB)スリーエム(MMM)

<1月21日(水)>
決算:ディスコ(6146)
◆ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言
◆英12月消費者物価指数(CPI)
◆英12月小売物価指数(RPI)
◆米12月景気先行指標総合指数
◆決算:ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)トラベラーズ(TRV)

<1月22日(木)>
日銀金融政策決定会合
◆12月貿易統計
◆欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
◆米7-9月期四半期実質国内総生産(GDP)改定値
◆米11月個人所得
米11月個人消費支出(PCE)

<1月23日(金)>
日銀金融政策決定会合、政策金利発表
◆日銀展望レポート
◆12月全国消費者物価指数(CPI)
◆植田和男日銀総裁、定例記者会見
独1月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
独1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
欧1月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
欧1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
米1月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
米1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
米1月総合購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆米1月ミシガン大学消費者態度指数 確報値

【来週の注目銘柄】
「アストロスケールホールディングス」「ABEJA」
「サイバーセキュリティクラウド」の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

アストロスケールホールディングス(2026年1月16日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 東G・186A 929円 - 倍 9.97倍
日本・イタリア両政府は「宇宙協議」の新設で合意
宇宙環境において、故障した人工衛星や物体の観測・点検、寿命延長、燃料補給、既存デブリの除去、衛星運用終了時のデブリ化防止のための除去サービスなどを手掛けています。日本とイタリアの首脳会談を翌日に控えた1月15日に、両政府は宇宙開発の技術協力を進めるため協議の枠組みを新設することに合意したと報じられており、これが宇宙ビジネス関連企業への追い風になることが期待されます。株価は2025年12月後半から上昇が続いており、1月16日には10月以来となる高値を更新。高値更新の達成感と急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されますが、次のターゲットとして2024年9月の高値1368円が射程に入っており、押し目を狙いたいところでしょう。
【※関連記事はこちら!】
「宇宙ビジネス」関連銘柄を紹介!「アストロスケールHD」「ispace」「QPS研究所」など、国際宇宙ステーションの民間シフトで成長に期待の「宇宙ビジネス」に注目
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
ABEJA(2026年1月16日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東G・5574 3045円 68.7倍 6.43倍
決算評価からストップ高をつけて200日移動平均線を突破
企業の中核業務へのAIの導入から運用支援までを一貫して提供しています。1月14日に発表した2026年8月期・第1四半期の業績は、売上高が前年同期比55.9%増の11億9800万円、営業利益が同131.8%増の2億1900万円と四半期ベースで過去最高となりました。株価は、決算評価からストップ高をつけて200日移動平均線を突破。その後は利食いに押されていますが、上昇トレンドへの転換が意識されており、押し目買いを狙いたいところです。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
サイバーセキュリティクラウド(2026年1月16日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東G・4493 1993円 29.4倍 4.92倍
安全保障上の観点から「サイバーセキュリティ」への底堅い需要に期待
AI技術を駆使したWebサイト向けのクラウド型セキュリティサービスを開発・提供しています。近年、重要インフラなどの機能停止を目的とした高度なサイバー攻撃に対する懸念が急速に高まっています。政府は2025年末に「サイバーセキュリティ戦略」を改定し、能動的サイバー防御の導入や官民連携の強化を柱とする新たな方針を決定しており、安全保障上の観点からも「サイバーセキュリティ」の需要増が期待されます。株価は2025年12月中旬以降、上昇トレンドが続いており、足元で2025年11月半ば以来の水準を回復。目先的には10月の戻り高値2143円が意識されており、これをクリアしてくると2025年2月の高値2234円が射程に入ってくるでしょう。
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「サイバーセキュリティ」関連銘柄を紹介! AIの悪用などでサイバー攻撃の技術が高度化する中、高市政権も最重要政策に挙げて注目される“国策テーマ”を解説!
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)

【※今週のピックアップ記事!】
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