最下層からの成り上がり投資術!
【第145回】 2015年1月13日 藤井 英敏

日本株の調整はしばらく続くが、
右肩上がりの東証REIT指数に乗るのもおもしろい!

 年明けから不安定な相場が続いています。

 米国株式市場がボラタイルな動きとなっていることの影響が大きいですね。例えば、9日のNYダウは3日ぶりに反落し、前日比170.50ドル安の1万7737.37ドルでした。

NYダウのチャート(日足・1年)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

NYダウは前日までの2日間で536.23ドル上昇していました。その一方、今年最初の取引の2日から6日までの3日間でダウは451.43ドル下落していました。NYダウに2~3日間で500ドル程度の上下をされると、日経平均も、それに大きく振らされるのは仕方ないですね。

米長期金利低下が日本株を下押ししている

 ちなみに、9日のNYダウの下落の背景は12月の雇用統計への失望です。

 非農業部門の雇用者数が前月から25万2000人増え、市場予想の24万人増程度を上回ったほか、失業率も5.6%と6年半ぶりの水準に低下しました。しかし、12月の平均時給が前月比で0.2%減の24.57ドルと、2013年7月以来のマイナスになり、比較可能な06年以降で最大の落ち込みとなり、前年比では1.7%増で、12年10月以来の低い伸びにとどまったことが嫌気されました。

 雇用統計で賃金が伸びなかったことは、米国債券の買い材料です。実際、9日の米10年物国債利回りは前日比0.08%低い1.94%となりました。そして、この米長期金利低下は、日米の金利差縮小を見込んだ、ドル売り・円買い要因です。これが日経平均株価の下押し材料として機能します。

 なお、日経平均株価は9日終値は1万7197.73円と、引き続き25日移動平均線(9日現在1万7453.10円)を下回っています。日経平均は昨年12月30日の大納会に25日移動平均線(12月30日現在1万7515.04円)を割り込みました。これが調整入りのサインでした。今後、同線を上回るまでは、日本株の調整は続くとの見方は不変です。

日経平均チャート(日足・1年)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 前回も述べましたが、このような調整相場では、「ヒット・アンド・アウェイ」で臨みましょう。また、そんなチマチマしたトレードはしたくはないと思う、めんどくさがり屋の方は、日経平均株価が25日移動平均線を超えるまでは「休むも相場戦略」を採用するべきです。

「直近IPO祭り」は終了した可能性大

 なお、年初からの直近IPO祭りは、もしかしたら、終了したかもしれないので要注意です。というのは、9日の人気直近IPO銘柄の値動きをみると、イナゴ達が離散した様子が窺えるからです。