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株価上昇に期待大の業績絶好調な「高配当株」2銘柄!19年連続増収の「センコーグループHD」、過去15年で営業減益はわずか1回の「エア・ウォーター」に注目!

2022年4月25日公開(2022年4月23日更新)
ザイ編集部
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高配当に加えて値上がり益も期待できる”攻め”の高配当株を2銘柄紹介! 注目は業績絶好調な「センコーグループホールディングス(9069)」と「エア・ウォーター(4088)」!

発売中のダイヤモンド・ザイ6月号の大特集は「”攻め”と”守り”の【高配当株】」! この特集では、配当による利益だけでなく値上がり益も狙える”攻め”の高配当株や、減配リスクの低い”守り”の高配当株など、さまざまな銘柄をピックアップしている。さらに「高配当株ランキング」で上位に入った銘柄を対象として、アナリストが「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価した投資判断も紹介。銘柄選びのときはもちろん、今保有している銘柄を整理するときにも役立つはずだ。

今回はこの中から、値上がり益も狙える業績絶好調な高配当株を2銘柄紹介!
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東証プライム市場の「高配当株ランキング」トップ10! 配当利回り3%超の銘柄が上場企業の3割弱、5%超の銘柄が102銘柄あり、1位の明和産業は驚異の12%!

高配当と値上がり益をダブルで狙いたいなら、
今期の業績が絶好調&高ROEで、円安が追い風になる企業に注目!

 高い配当利回りと値上がり益をダブルで狙いたいという欲張りな投資家にとって、今は高配当株を買う絶好のチャンスだ。

 そもそも、高配当を出せるのは、すでに成熟している企業が多い。裏を返せば、業績の成長力があまり高くないため、株価は割安に放置されがちだ。その分、配当利回りが高くなるわけだが、今は先行きの不透明感から、多くの銘柄の株価が下がっている。よって、普段は株価が下がりづらい成長株も値下がりし、結果として成長株の配当利回りも、普段より高くなっている。

 高配当な成長株を狙えば、高利回りと値上がり益をダブルで狙える可能性が出てくる。そこで今回は、定量的なデータを使った分析力に定評がある、クォンツリサーチの西村公佑さんと、フェアトレードの田村祐一さんに、高配当な成長株を選ぶときの極意を聞いた。

 プロ2人が教えてくれた銘柄選定のポイントは「今まさに業績が絶好調」「稼ぐチカラがバツグン!」「円安が追い風」の3つだ。

 順に説明していこう。まず、一つ目のポイントは「今まさに業績が絶好調」であること。「今のような不透明な経済環境では、足元の業績のチェックが重要です。それには、直近の四半期決算の結果を見るべき。前年同期比で売上や利益が伸びており、下方修正を発表していない銘柄を選ぶのがポイントです」(西村さん)。さらに、今期の通期予想が増収増益なら、将来の期待も高い銘柄と言うことができる。

 二つ目のポイントは「稼ぐチカラがバツグン!」であること。今期と来期のROEが10%以上で、今期の通期が増収増益予想なら、効率よく稼いでいる企業であり、今後も利益を伸ばす可能性が高い。高ROEの銘柄は、海外投資家に人気がある点もメリットだ。

 三つ目のポイントは「円安が追い風!」であること。今は円安基調なので、円安時に利益が増える外需企業は、業績を伸ばしやすい。また、配当性向とは、企業が株主にどれだけ利益を還元しているかを表す指標だ。高いほうがいいと思われがちだが、高すぎると事業投資や人材確保などにコストを割けなくなるので、配当性向は50%以下を目安に考えるといいだろう。
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19年連続増収、20年以上減配ナシのセンコーグループHDや、
過去15年で営業減益はたった1回のエア・ウォーターに注目!

 ここからは、一つ目のポイント「今まさに業績が絶好調」の条件に加えて、配当利回り3%以上という条件を満たす高配当な成長株を2銘柄紹介していこう(※銘柄分析は西村さん、田村さん。株価や業績、配当利回りは4月6日時点のもの。PER、ROE、配当利回りは予想ベース。増益率は経常利益、または税引前利益)。

 まずは、配当利回り3.66%のセンコーグループホールディングス(9069)だ。

 センコーグループホールディングスは、企業向けの物流を主力とする企業。物流網構築のためのITシステム提供や、グローバル展開力を強みとする。2022年3月期は新型コロナの状況も改善し、売上高は前年同期比で9%増、経常利益は15%増と絶好調。19年連続増収、13年連続で経常増益となる見通しで、配当も過去20年以上減配しておらず、9年で2.2倍増に。燃料費の急騰はコストアップ要因だが、事業環境は良好で、緩やかな株価の上昇が期待できる。
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 続いて紹介するのは、配当利回り3.30%のエア・ウォーター(4088)だ。

 エア・ウォーターは、医療用酸素や産業ガスで高いシェアを占める企業。2022年3月期は、産業ガスがエレクトロニクス関連向けで好調。医療向けも回復し、過去最高益となる見込みだ。2023年3月期は、半導体や再生可能エネルギー関連向けが期待できる。今後、半導体関連事業への設備投資を拡大する見通しだが、利益剰余金が増加しており、財務内容は良好。配当性向の目標を30%としており、利益成長とともに増配も見込める。
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