IPO株の銘柄分析&予想

「ヌーラボ」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のクラウドサービス企業との比較や予想まで解説![2022年7月1日 情報更新]

2022年5月24日公開(2022年7月1日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 ヌーラボ
市場・コード/業種 グロース・5033/情報・通信業
上場日 6月28日
申込期間(BB期間) 6月13日~6月17日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券マネックス証券SBI証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 955円(-4.50%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

ヌーラボが6月28日にIPO(新規上場)!

「ヌーラボ」の公式サイトより

 ヌーラボは、2022年5月24日、東京証券取引所に上場承認され、2022年6月28日にIPO(新規上場)することが決定した。

 ヌーラボは2004年3月29日に設立された。企業や個人の生産性を向上させるべくクラウドサービス事業を営んでいる。

 具体的には、自身や所属するグループの課題(タスク)をプロジェクトとして管理するツール「Backlog」、様々なアイデアを図で描くことにより言葉を超えて共有することができるビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」、多くの人と同時に円滑なコミュニケーションを行うことができるビジネスチャットツール「Typetalk」、IDの管理を容易にし、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「NulabPass」といった4つのサービスを展開している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

ヌーラボのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 6月10
ブックビルディング(抽選申込)期間 6月13日~6月17日
公開価格決定 6月20日
購入申込期間 6月21日~6月24日
払込日 6月27日
上場日 6月28日

ヌーラボのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2022年6月21日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短即日で取引可能]
95.7
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
2.2
公式サイトはこちら!
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
西日本シティTT証券 1.3  

ヌーラボのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 2130
仮条件
[予想PER(※2)
960~1000円
80.4倍~83.8倍]
公募価格 1000円
初値 955円
初値騰落率 -4.50%
予想トレーディングレンジ(※3) 1100~3300
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社4社の予想PER(2022年6月8日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【4社平均】 19.3倍
PRTIME<3922> 26.1倍(連)
サイボウズ<4776> 倍(連)
SI<3826> 12.4倍
チャットW<4448> 倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割高と判断できる。

ヌーラボの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 645万397株(予定)
公開株式数 公募51万300株  売出142万9000株
(オーバーアロットメントによる売出29万800株)
想定公開規模(※1) 47.5億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

ヌーラボはSaaS型プロジェクト管理ツール「Backlog」が主力

 プロジェクト管理ツール「Backlog」等のクラウドサービスの開発・提供を行う。「Backlog」「Cacoo」「Typetalk」「Nulab Pass」といった4つのサービスを展開。「Backlog」はどんな分野のビジネスパーソンでも使いこなせるという特徴が非IT分野への進出を後押ししており、売上高全体の90%超を占めている。

 SaaS型グループウェア市場は今後も成長が見込まれており、成長期待の高いテック系IPO銘柄は短期的に3桁PERも許容される場面はあるが、それでも株価バリュエーションには割高感が強い。公開規模もそこそこ大きく、最近のIPO環境を考えると需給面に不安を感じる。

 公開規模は40億円台後半となる見込み。公募・売出株式の一部を海外販売する予定がある。なお、6/28はM&A総合研究所<9552>が同時上場する予定。

⇒M&A総合研究所<9552>のIPO情報はこちら!

◆「ヌーラボ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
公式サイトはこちら!
マネックス証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

ヌーラボの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損失
(伸び率)
純損失
(伸び率)
2019/3 1,149
(―)
▲ 331
(―)
▲ 332
(―)
2020/3 1,585
(38.0%)
▲ 63
(―)
▲ 64
(―)
2021/3 1,938
(22.3%)
▲ 26
(―)
▲ 39
(―)
2022/3
(―)

(―)

(―)
2023/3予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2020/3 1,585
(―)
▲ 48
(―)
▲ 52
(―)
2021/3 1,938
(22.3%)
▲ 8
(―)
▲ 25
(―)
2022/3 2,328
(20.1%)
164
(―)
197
(―)
2023/3予 2,771
(19.0%)
76
(-53.7%)
77
(-60.9%)
2021/12 3Q 1,712
(―)
113
(―)
148
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:11.94円/0.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

ヌーラボの業績コメント

 2023年3月期の業績は、売上高が前期比19.0%増の27.7億円、経常利益が同53.7%減の0.7億円と増収減益の見通しとなっている。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう移動制限等が長期化する中で全国的にテレワークが定着する中、遠隔コミュニケーションの円滑化等のテレワークの実施に必要なツールや様々な業務のペーパレス化をサポートするツールの導入が進展しているものと考えられる一方、多くの企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が経営課題として意識されており、遠隔でのプロジェクト管理やコミュニケーションの強化、データ・ナレッジ共有等をサポートするサービスは今後も継続して需要が高まるものと想定される。

 なお、同社グループにおいては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、社内外への感染防止と全従業員の安全確保を最優先に掲げ、テレワークをはじめ柔軟な働き方に対応した業務環境の整備等を継続して行っている。このため、現時点において新型コロナウイルス感染症による事業活動、業績及び会計上の見積り等への重大な影響は軽微と考えられる。

 このような環境において、同社グループは「チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくするツールを提供する」という方針の下、プロジェクト管理ツール「Backlog」、ビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」、ビジネスチャットツール「Typetalk」、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「Nulab Pass」を提供しており、業績を伸ばしている。

ヌーラボの詳細情報

■基本情報
所在地 福岡県福岡市中央区大名一丁目8番6号
代表者名(生年月日) 代表取締役 橋本 正徳(昭和51年3月17日生)
設立 平成16年3月29日
資本金 3億8239万円(令和4年5月24日現在)
従業員数 新規上場会社127人 連結会社146人(令和4年4月30日現在)
事業内容 Backlog等のクラウドサービスの開発・提供
■売上高構成比率(2021/3期 実績)
品目 金額 比率
Backlog 1,820 百万円 93.9%
Cacoo 103 百万円 5.3%
Typetalk 14 百万円 0.8%
Nulab Pass 0 百万円 0.0%
合計 1,938 百万円 100.0%
■大株主上位9位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 橋本 正徳 160万5345株 27.03%
2 田端 辰輔 160万株 26.94%
3 株式会社アリオト 156万6655株 26.37%
4 Founder Foundry 1号投資事業有限責任組合 32万1428株 5.41%
5 ヌーラボ従業員持株会 29万2349株 4.92%
6 XTech1号投資事業有限責任組合 17万8571株 3.01%
7 イーストベンチャーズ2号投資事業有限責任組合 16万5000株 2.78%
8 イーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合 11万5511株 1.94%
9 新生ベンチャーパートナーズ1号投資事業有限責任組合 9万5238株 1.60%
合計   594万97株 100.00%
■その他情報
手取金の使途 (1)広告宣伝費及び外注費、(2)人件費及び新規採用に係る採用費として充当する予定
関係会社 Nulab, Inc (連結子会社) サービス開発及びマーケティング
Nulab ASIA Pte.Ltd. (連結子会社) マーケティング
Nulab B.V.
(連結子会社) サービス開発及びマーケティング
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2020年2月20日
割当先 Founder Foundry1号投資事業有限責任組合、XTech1号投資事業有限責任組合、新生ベンチャーパートナーズ1号投資事業有限責任組合
発行価格 840円
◆「ヌーラボ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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ヌーラボの銘柄紹介

 同社グループは、同社、Nulab USA,Inc.(米国ニューヨーク州)、Nulab Singapore Pte.Ltd.(シンガポール)及びNulab Netherlands B.V.(オランダ国アムステルダム州)で構成されている。同社グループは、企業や個人の生産性を向上させるべくクラウドサービス事業を営んでいる。具体的なサービスの内容は、以下のとおり。

(1)Backlog

 プロジェクト管理ツールの「Backlog」は、チームで協力しながら作業を進めるためのコラボレーション型プロジェクト管理ツールであり、主にSaaS型で提供している。その用途は大規模なソフトウエア開発から保守運用、デジタルマーケティングキャンペーンの管理、ウェブサイトの制作まで多岐にわたる。さらには、一般的なオフィスワークのタスク管理や、カスタマーサポートの課題管理にも採用されている。

 どんな分野のビジネスパーソンでも使いこなせるという特徴により非IT分野での利用が拡大している。また、一部のプランを除き定額でユーザー数無制限での利用が可能となるサブスクリプション型の料金体系を採用していることや契約主体以外のメンバーとの共同利用が可能であるため、複数の法人や組織にまたがったプロジェクト推進が容易となる。これにより、自社で未導入であってもBacklogを活用したプロジェクト推進を体験したユーザーが口コミ(リファラル)で自身が属する企業などにBacklogの導入を促すといった循環が生じ、製品主導での成長を可能としている。

 さらに、絵文字の採用や柔らかな色使いのUI(ユーザインターフェース)によって、ITツールへの抵抗感を軽減し、非エンジニアであってもプロジェクト管理がしやすくなる操作性を目指すだけでなく、メンバー間のコミュニケーション機能やチーム間・組織間でのコラボレーションを助ける機能の充実にも注力している。

(2)Cacoo

 ビジュアルコラボレーションツールの「Cacoo」は、プロジェクトのアイデアやウェブサイトのレイアウト、作業計画などをオンライン上で簡単に作成し、チーム内に共有できるウェブサービスである。ワイヤーフレーム、フローチャート、組織図、マインドマップ、オフィスレイアウトまで、豊富なテンプレートや図形を元にあらゆる図が作成・共有できる。世界中の様々な業種・チームで利用されている。

(3)Typetalk

 ビジネスチャットツール「Typetalk」は、「組織に新しいアイデアを生み出す」をコンセプトに、様々なチームの会話を実現するビジネスチャットツールである。他のチャットツールと異なる特徴として、Typetalk独自の「まとめ機能」、「ライン返信機能」や「いいね機能」を備えており、これらの機能がチームのコミュニケーションをより楽しく、より円滑となるように設計されている。また、プロジェクト管理ツール「Backlog」との高い連携性も特徴である。

(4)Nulab Pass

 組織内のIDの一括管理を容易にし、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「Nulab Pass」は、同社グループが提供するサービスのアクセス管理を強化したい組織や、利用する社員のアカウントを一元管理したい管理者に向けた、セキュリティとガバナンス強化のためのサービスであり、ユーザー数に応じた料金体系で提供している。Nulab Passを利用することで、より安心して同社グループのサービスを利用できるるようになる。Nulab Passは、不正なアクセスを防ぐために推奨されている「SAML認証方式によるSSO(シングルサインオン)」、「監査ログ」を提供し、システム運用時のセキュリティリスクを軽減する。

ヌーラボの投資のポイント

 「テレワークの普及」「企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進」により、SaaS型グループウェア市場は今後も成長が見込まれている。5/31上場トリプルアイズ<5026>は初値ベースでPER100倍超しており、成長期待の高いテック系IPO銘柄は短期的に3桁PERも許容される場面はあるが、それでも株価バリュエーションには割高感が強い。公開規模もそこそこ大きく、最近のIPO環境を考えると需給面に不安を感じる。競合企業が国内外で複数存在しており、存在感を示せるかに注目したい。

⇒トリプルアイズ<5026>のIPO情報はこちら!

 同社グループは、同社及び海外子会社3社(米国、シンガポール、オランダ)で構成されている。「無の状態から有を創り出す『研究所』のような会社でありたい」という思いから「Null(ヌル=無)とLab(研究所)を合わせた造語」を社名に冠し、「Backlog」「Cacoo」「Typetalk」「Nulab Pass」といった4つのサービスを展開。「Backlog」はどんな分野のビジネスパーソンでも使いこなせるという特徴が非IT分野への進出を後押ししており、売上高全体の90%超を占めているが、他のサービスの売上拡大を図り、Backlogへの依存度を逓減させることが重要と考えている。

 2022年3月におけるARR(Annuar Recurring Revenue)は25.04億円(前年同月比16.6%増)、有料契約数は1.85万件、解約率は0.62%。従業員は連結で146名。税務上の繰越欠損金あり。

 業績面について、2023年3月期は売上高が前期比19.0%増の27.7億円、経常利益が同53.7%減の0.7億円と、増収減益の見通しとなっている。サービス別売上高ではBacklogが25.7億円、Cacooが1.3億円、Typetalkが0.1億円、Nulab Passが0.4億円を見込んでいる。期末における有料契約件数は2.18万件、解約件数は412件の見通し。なお、今期は広告宣伝費に4.2億円(前期比38.8%増)や人員増強による人件費8.4億円(同33.1%増)を予定しているため、営業利益段階で減益予想となっている。

 株価バリュエーション面は、今後の成長をある程度反映した価格設定と考えられるが、割高感がぬぐえない。なお、主力サービス「Backlog」の類似サービスとしてはPR TIMES<3922>の「Jooto」、海外では豪アトラシアンが提供する「Trello」「Jira」、米Asanaが提供する「Asana」などがある。

 公開規模は40億円台後半となる見込み。ベンチャーキャピタル株主の保有株875,748株(上場時発行済株数の13.6%)についてはロックアップがかかっているが、上場日後360日経過または公開価格の1.5倍以上で解除される。公募・売出株式の一部を海外販売する予定。なお、6/28はM&A総合研究所<9552>が同時上場する予定。

⇒PR TIMES<3922>のIPO情報はこちら!
⇒M&A総合研究所<9552>のIPO情報はこちら!

◆「ヌーラボ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

■「IPO株が当たらない!」という人は、まずこちらの記事へ!
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【2025年2月1日時点】


【2025年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
23社
52社
19社
52社
24社
47社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
397万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
【関連記事】
◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
11社
76社
21社
91社
13社
89社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1367万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
【関連記事】
◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
SBI証券の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
【2025年2月1日時点】


【2025年版】数多くのIPO株に申し込める!
IPO[取扱銘柄数]の多いおすすめ証券会社

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
61社
0社
65社
100%:1単元1票の平等抽選 1200万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2024年には54社と全証券会社のなかで第3位にランクインを果たした。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
※口座数は2025年1月末時点
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◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! 投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
55社
0社
70社
0社
55社
70%以上:1人1票の平等抽選 162万
【ポイント】
年々IPOの取扱数を増やしており、2024年には55社と全証券会社中で2番目に多くのIPOを取り扱った。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのは大きなメリット! ただし、抽選結果が「当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。
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◆IPOの当選確率を上げるための「証券会社の選び方」と「申し込む優先順位」を解説! IPOの当選確率を上げるには「資金繰り」と「抽選配分」をチェックしよう!
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
松井証券の公式サイトはこちら
マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
1社
50社
0社
53社
0社
61社
100%:1人1票の平等抽選 268万
【ポイント】
毎年多くのIPO銘柄を取り扱っており、2024年の取扱銘柄数は50社と全証券会社中で第5位にランクインした。マネックス証券に割り当てられたIPO株は、100%すべてが1人1票の平等抽選で配分される。取引実績や資金量に当選確率が左右されないのは、個人投資家にとっては大きな魅力だ。
【関連記事】
◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
マネックス証券の公式サイトはこちら
【IPOだけでなく「米国株」の銘柄数もトップクラス!】
マネックス証券の公式サイトはこちら
◆岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
49社
0社
49社
0社
38社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
46万
【ポイント】
以前は独立したネット証券だったが、2022年1月からグループ会社の岡三証券と合併。基本的に岡三証券が主幹事・幹事証券に入ったIPO銘柄はすべて岡三オンラインでも取り扱う使うようだ。IPOには力を入れており、ここ数年は取扱銘柄数が急増している。また、割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
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◆「岡三オンライン証券」の「IPO(新規公開株)」取扱数が急増中で、IPO投資に必須のネット証券へ!岡三証券との連携強化で、全IPOの7割が申込可能に!?
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◆大和コネクト証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
37社
0社
44社
0社
42社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は基本的にすべて取り扱っている。全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分されるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。
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◆岩井コスモ証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
35社
0社
42社
0社
37社
10%以上:1人1票の平等抽選 34万
【ポイント】
IPOの取り扱い銘柄数は2023年が42社、2024年が35社と大手証券会社に引けをとらない実績を持つため、IPO投資家であれば口座を持っておきたい証券会社のひとつ。入金のタイミングはブックビルディング後の購入申込期間。その後抽選が行われ、当選すれば約定・受渡となる。また、1人1票の平等抽選で、申し込み単元数は10単元まで。NISA口座でのIPO株の購入も可能。
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◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
20社
0社
26社
0社
23社
10%以上:1人1票の平等抽選 178万
【ポイント】
五大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年複数のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)」なら「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。なお、2025年2月1日から「三菱UFJ eスマート証券」に名称が変更される。
※2025年2月1日から名称変更。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
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2024年には23社のIPOの主幹事を務めた
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