IPO株の銘柄分析&予想

「Rebase(リベース)」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のレンタルスペースサービス企業との比較や予想まで解説![2022年12月27日 情報更新]

2022年11月11日公開(2022年12月27日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 Rebase(リベース)
市場・コード/業種 グロース・5138/情報・通信業
上場日 12月16日
申込期間(BB期間) 11月30日~12月6日
おすすめ証券会社 SBI証券SMBC日興証券岩井コスモ証券松井証券マネックス証券岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 2120円(+130.43%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

Rebaseが12月16日にIPO(新規上場)!

「Rebase」の公式サイトより

 Rebaseは、2022年11月11日、東京証券取引所に上場承認され、2022年12月16日にIPO(新規上場)することが決定した。

 Rebaseは2014年4月8日に設立された。レンタルスペースの予約プラットフォームである「インスタベース」を主軸サービスとするマッチングプラットフォーム事業を行っている。「インスタベース」は、「人」と「空間」を繋ぐマッチングサービス。空いている物件やスペースを貸したい人が貸したい期間や時間帯だけスペースを提供し、スペースを使いたい人が使いたい期間や時間帯をインターネットを通じてパソコンやスマートフォンから予約することができる。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

RebaseのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 11月28
ブックビルディング(抽選申込)期間 11月30日~12月6日
公開価格決定 12月7日
購入申込期間 12月8日~12月13日
払込日 12月15日
上場日 12月16日

RebaseのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2022年12月9日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
87.0
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短即日で取引可能]
1.7
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短翌日に取引可能]
0.5
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短翌日に取引可能]
0.5%
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.5%
公式サイトはこちら!
岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
[最短翌日に
取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
野村證券 7.8  
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 0.9  
岡三証券 0.5%  
東洋証券 0.5%  

RebaseのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 880
仮条件
[予想PER(※2)
880~920円
31.1倍~32.6倍]
公募価格 920円
初値 2120円
初値騰落率 +130.43%
予想トレーディングレンジ(※3) 400~2000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社1社の予想PER(2022年11月24日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【1社平均】
スペースマ<4487> 倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社のPERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社が赤字予想のため割安度を比較できない

Rebaseの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 460万株(予定)
公開株式数 公募20万株  売出66万株
(オーバーアロットメントによる売出12万9000株)
想定公開規模(※1) 8.7億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

Rebaseは日本最多の掲載数を誇るレンタルスペース予約PF

 レンタルスペース予約プラットフォーム「インスタベース」等のサービスの提供を行う。2021年の予約件数において、利用用途別比率は会議・面接・テレワーク等が28%、勉強会11%、スポーツ・フィットネス11%となっている。「インスタベース」の掲載スペース数は2022年9月末時点で2万4500件を超えており、日本最多の掲載数となっている(同社調べ)。

 シェアリングエコノミーの要素もはらんだ事業内容で、レンタルスペース掲載数が日本最大という点から注目する投資家も多そうだ。公開規模には軽量感があり、需給主導での初値上昇も期待される。ただ、今期業績が前期にくらべやや伸び悩んでいることは気がかり。

 公開規模については10億円弱となる見込み。12/16はオープンワーク<5139>フーディソン<7114>がグロースへ同時上場するため、初値買い資金の分散も想定される。

⇒オープンワーク<5139>のIPO情報はこちら! 
⇒フーディソン<7114>のIPO情報はこちら! 

◆「Rebase」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)[最短2日後に取引可能]
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SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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Rebaseの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2019/3 163
(―)
0
(―)
▲ 13
(―)
2020/3 368
(125.2%)
80
60061.7%
15
2021/3 475
(29.3%)
113
42.3%
90
467.3%
2022/3 890
(87.1%)
211
85.5%
139
54.6%
2023/3予 1,083
(21.7%)
207
-2.0%
130
-7.0%
2022/9 2Q 516
(―)
113
(―)
73
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:28.26円/-円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

Rebaseの業績コメント

 2023年3月期の業績は、売上高が前期比21.7%増の10.8億円、経常利益が同2.0%減の2.0億円と増収減益の見通しとなっている。

 足元では、対個人サービスや宿泊・飲食サービスでは、経済活動の正常化の進展に加え、「全国旅行支援」による旅行需要の回復の後押しや、水際対策の緩和によるインバウンド回復への期待感から改善の兆しが出ている。新型コロナウイルス感染症の影響をきっかけにテレワークは常態化し、ワークスペースとして柔軟かつ多様な空きスペースを利活用する需要は堅調に推移した。

 同社が運営しているレンタルスペースのマッチングプラットフォーム「インスタベース」においては、テレワークやリモートワークのみならずワクチン接種率の高まりや行動制限緩和により各種イベント、パーティー、撮影等、柔軟かつ多様な空きスペースを利活用する需要が見られた。

 このような状況下において、「インスタベース」では、新たな宿泊施設(旅館業)や個室型ワークブースの掲載開始、大手不動産会社との連携、利用者向けキャンペーン企画の積極展開、各種IoTサービスとの連携、スペース利用時の飲食プランの提供、スペースの在庫管理機能の導入、決済手段の拡充など、利用者ニーズの変化に対応したスペースの獲得や施策の実施、掲載者の安全かつ効率的な運営管理の実現、UI/UXの改善などを継続的に行ない、利便性向上及び集客力向上を図っている。

 なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、売上高5.1億円で47.7%、経常利益1.1億円で54.8%となっている。

Rebaseの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都渋谷区神宮前四丁目26番18号
代表者名(生年月日) 代表取締役CEO 佐藤 海(平成1年11月27日生)
設立 平成26年4月8日
資本金 8275万円(令和4年11月11日現在)
従業員数 27人(令和4年9月30日現在)
事業内容 レンタルスペース予約プラットフォーム「インスタベース」等のサービスの提供
■売上高構成比率(2022/3期 実績)
品目 金額 比率
マッチングプラットフォーム事業 890 百万円 100.0%
合計 890 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 株式会社elpido 154万株 35.00%
2 佐藤 海 116万株 26.36%
3 高畠 裕二 70万4000株 16.00%
4 株式会社El Monte Garage 39万6000株 9.00%
5 SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合 13万3000株 3.02
6 SBIベンチャー企業成長支援3号投資事業有限責任組合 10万3000株 2.34%
7 岡本 泰彦 10万株 2.27%
7 赤木 賢敏 10万株 2.27%
9 SBIベンチャー企業成長支援4号投資事業有限責任組合 7万4000株 1.68%
10 SBIベンチャー企業成長支援2号投資事業有限責任組合 5万3000株 1.20%
合計   436万3000株 99.16%
■その他情報
手取金の使途 事業拡大に係る人材の採用費及び広告宣伝費に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2017年5月10日
割当先 ベンチャーキャピタルなど5名
発行価格 375円 ※株式分割を考慮済み
◆「Rebase」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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岩井コスモ証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)[最短2日後に取引可能]
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SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
[最短3日後に取引可能]
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auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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Rebaseの銘柄紹介

 同社の主軸サービスである「インスタベース」は、「人」と「空間」を繋ぐプラットフォームである。空いている物件やスペースを貸したい人(スペース掲載者)が貸したい期間や時間帯だけスペースを提供し、スペースを使いたい人(スペース利用者)が使いたい期間や時間帯をインターネットを通じてパソコンやスマートフォンから予約することができるマッチングサービスとなっている。同社は、「インスタベース」という「人」と「空間」を繋ぐ仕組みの提供を通じて、場所の制限なく人々の持てる可能性を広げ、一人ひとりが持つ想いを実現できる世界を目指している。

 「インスタベース」では、スペースの利用シーンに合わせて、会議室やテレワークスペース、古民家や撮影スタジオ、ダンススタジオなど多種多様なスペースを提供している。また、スペースの利用目的においては、打ち合わせや商談、セミナーや研修、勉強会などのビジネスユースに留まらず、ヨガやダンスレッスン、撮影、ホームパーティー、各種イベントなどあらゆるニーズに対応している。遊休スペースを抱えて困っている人、目的に応じて最適な場所を探すことに困っている人、その双方が抱える課題を最適にマッチングすることによって解決するサービスが「インスタベース」である。

 「インスタベース」の特徴の一つが集客力である。「インスタベース」では特定の利用用途に偏らずに、幅広い用途で集客を最大化することに注力してきた。一般的に「レンタルスペース」や「時間貸しスペース」として想起される利用イメージは、会議や打ち合わせ(貸し会議室)、会社説明会やセミナー(セミナールーム)、また友人同士でのパーティー(パーティールーム)と思われるが、「インスタベース」ではこのような利用以外にも、ダンスやヨガなどのレッスンに利用できるスタジオ、プライベートジムとして利用できるフィットネススペース、商品・サービス・人物の撮影スペース、エステやネイルなどの施術可能なサロンスペースなど、幅広い用途に対応した多岐に渡るスペースが掲載され、利用されている。

 このように、幅広い利用用途としてポートフォリオを広げてきたことで、コロナ禍においても予約数を増加させることができ、さらにはリピート率の高い用途での予約数を大きく増やすことができた。同社の展開する「インスタベース」では、時間単位・日単位での提供が可能なため、賃貸テナントがつかない期間や営業時間外の時間帯だけ、活動場所を必要とする人に提供することができる。

 また、所有スペースを手軽にかつ安心して貸し出せるよう、スペース掲載者に対して必要な管理機能やサービスを提供している。具体的には、スペースページの作成・管理、予約管理や利用料金の回収、万が一に備えた補償サービスやダブルブッキングを防止するための外部のカレンダーサービスや予約管理システムとの連携機能、さらにスマートロックや防犯カメラをはじめとしたIoT機器とのシステム連携など、効率的でセキュアかつ省人化した運営が行える仕組みを提供している。

 同社はこのようにスペース掲載者にとって魅力的な価値提供を行うことで、スペース掲載者からスペース利用料に対する手数料(~35%)を得ている。スペース利用者は予約時にオンライン決済にてスペース利用料を支払い、決済代行会社を通じて同社がスペース利用料を一括回収し、スペース利用料から手数料を控除した金額をスペース掲載者に支払うスキームとなっている。

 なお、スペース掲載者からいただく手数料は集客という価値提供に対する対価であり、スペース利用者による予約率を最大化したいと考えている。そのため、予約時の確認項目を少なくすることでスペース利用者ができる限りスムーズに予約できるよう、スペース利用者からは手数料を取っていない。

 また、「インスタベース」に付随するサービスとして、飲食を伴うスペース利用時に飲食物の手配の手間をなくすため、スペース利用者とデリバリー・ケータリング事業者をマッチングするサービス「インスタベースPlate」、スペース掲載者とレンタルスペースの運営に最適な商品やサービスを提供する事業者をマッチングする「マーケットプレイス」も展開している。なお、「インスタベースPlate」においては、スペースの予約と同時にシームレスに飲食物の予約ができる仕組みについて特許を取得している。

Rebaseの投資のポイント

 シェアリングエコノミーの要素もはらんだ事業内容で、レンタルスペース掲載数が日本最大という点から注目する投資家も多そうだ。公開規模には軽量感があり、需給主導での初値上昇も期待される。ただ、今期業績が前期にくらべやや伸び悩んでいることは気がかり。株主にはベンチャーキャピタルも散見されるが、株式数がそこまで多くないため、需給面で大きく懸念されることはないだろう。なお、スケジュール面では12/16は同社含め3社が同時上場予定となっている。

 同社はレンタルスペースの予約プラットフォーム「インスタベース」を主軸サービスと位置付けている。2021年の予約件数において、利用用途別比率は会議・面接・テレワーク等が28%、勉強会11%、スポーツ・フィットネス11%となっている。特定の利用用途に偏らずに幅広い利用用途としてポートフォリオを広げてきたことで、コロナ禍においても予約数を増加することができ、さらにはリピート率の高い用途での予約数を大きく増やすことができたという。

 「インスタベース」の掲載スペース数は2022年9月末時点で2万4500件を超えており、レンタルスペースのマッチングプラットフォームとして掲載スペース数は最多のサービス(同社調べ)。2022年3月には旅行業に登録し、コロナ禍において空室に悩む宿泊施設の客室をワークスペースなどの時間貸しスペースとして貸し出せるよう体制を整え、大手チェーンホテルをはじめとした宿泊施設の客室も数多く掲載している。

 業績面について、2023年3月期の業績は、売上高が前期比21.7%増の10.8億円、経常利益が同2.0%減の2.0億円と増収減益の見通しとなっている。例年、ハロウィンやクリスマス、忘年会などイベントの多い第3四半期(10-12月)においてセッション数(インスタベースにアクセスしたユーザーの訪問回数の年間合計値)および予約単価が20%程度増加する傾向が見られる一方、新規利用者が増加するためCVR(セッション数に対する予約総数)は20%程度減少する傾向があるという。なお今期は広告宣伝費に関して1.4億円(前期比38.1%増)を見込んでいる。

 想定仮条件水準での今期予想PERは29~32倍程度で、IT企業としては妥当なところか。なお、類似企業であるスペースマーケット<4487>は今期PSR(株価売上高倍率)が3倍程度となっている。

 公開規模については10億円弱となる見込み。ベンチャーキャピタル保有株は上場後も40万株(上場時発行済株数の8.7%)残り、上場日後90日経過または公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除される。また、12/16はオープンワーク<5139>フーディソン<7114>がグロースへ同時上場するため、初値買い資金の分散も想定される。

⇒オープンワーク<5139>のIPO情報はこちら! 
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
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