【日本株】株価が割安な低PBR&低PERの「5万円株」で、業績もよく、持続的な成長が期待できるのは「ホームポジション」と「キーウェアソリューションズ」!
発売中のダイヤモンド・ザイ6月号の大特集は「お試し買いも、オトナ買いも! 勝てる【5万円株】83」! 100株を買うのに必要な資金が5万円台以下の「5万円株」は、株の初心者や予算が少ない人、分散投資であれこれ買いたい人などに最適! この特集では「高配当株」「株主優待株」「低PBR株」「高成長率株」「バイオ株」というジャンル別に、有望な「5万円株」を紹介しているので、銘柄探しに役立つはずだ。
今回は、好業績なのに株価が安く、PBR1倍割れの「5万円株」の中から、アナリストが高評価をつけた2銘柄を紹介!
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PBR1倍割れ⇒1倍超えを目指すことで、期待感から株価が上昇!
株価が跳ね上がった大日本印刷に追随する銘柄も増えるか?
100株(1単元)買うときの最低購入額が5万円台以下の「5万円株」は、気軽に買えるので初心者に最適なほか、分散投資をしたい投資家にもおすすめだ。ここでは「低PBR」の「5万円株」を取り上げる。
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日本株市場には、PBRが1倍割れの低PBR株が多く、上場企業の実に約半分が、これに該当する。PBRは、その会社の「資産」から見て、今の株価が割安かどうか測る指標で「株価÷1株純資産」で算出する。業績がまともなのにPBRが1倍を割っていたら、割安と見ていい。
東証は低PBR株の多さを問題視しており、市場の魅力を高める施策の一環として、改善策を講じると発表。最初の一歩として行ったのは、PBR1倍割れの企業に対し、改善策の提出を求めることだ。PBRは、株価が上がれば高くなる。要は「株価を上げろ」と圧力をかけ、”モノ言う株主”ならぬ”モノ言う東証”になったわけだ。
実際、モノ言う株主の影響下でPBRの引き上げを図り、株価が上がった例を紹介しよう。大日本印刷(7912)は2023年1月、非効率経営の改善要求に実績のあるアクティビストファンドのエリオットが株主となったことが判明し、そこから株価が上昇し始めた。
2月に「PBR1倍超えを目指す」ことを宣言すると、株価は急騰。さらに、3月の自社株買いで、株価はもう一段上昇した。大日本印刷の2023年の年初来安値は、1月につけた2497円だが、3月の年初来高値は4160円と、かなりの値上がり幅になっている。
フェアトレードの田村祐一さんは、このケースを受けて「株価がPBR1倍まで上がると期待できる環境が生まれた。第二、第三の大日本印刷が出てきそう」と分析する。
今後は脱・低PBRを実現するために、増配や自社株買いを活発化する会社が増えることが期待できるので、「PBR1倍割れ」は銘柄選びのキーワードになりそうだ。特に、「5万円株」のPBR1倍割れ銘柄は、もともとの株価が安いだけに、下値不安が少ないというメリットもある。
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成長加速を期待できる要素が多い「ホームポジション」と、
高付加価値を追求する「キーウェアソリューションズ」に注目!
ここからはPBR1倍割れの「5万円株」で業績は増収増益、なおかつ「PERが10倍未満」という厳しい条件をクリアし、持続的な成長が期待できる2銘柄を紹介していこう(※銘柄を選んでくれたのはフェアトレードの田村さん。株価などのデータは4月5日時点)。
一つ目は、静岡市を地盤とする戸建て分譲会社のホームポジション(2999)だ。
ホームポジションは、資材高騰の影響を受けつつも、デザイン性の高い商品で差別化を図る戦略が奏功し、高成長を遂げる。地盤の静岡市を中心に、地域密着の地元仲介業者との関係構築や、住宅設備の仕入れコスト低減などを進めて、経営力を強化。営業面では首都圏での拠点増もあり、成長加速に期待。また、配当利回りが5%近い点も魅力だ。
二つ目の銘柄は、公共系や運輸系、金融系など、総合システムサービスを手掛けるキーウェアソリューションズ(3799)だ。
キーウェアソリューションズの業績は、派手さはないが堅調。大型案件は一巡したが、不採算案件がなくなり、2023年3月期は増益かつ利益率改善も見込まれ、成長力が見直される可能性が高い。IT導入・構築・運用まで一連のシステム全般に携わる一貫したサービス提供で、高付加価値を追求。今後も堅調な業績推移が期待できる。
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