株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2024年]

出光興産、株主優待を新設! 500株の保有でテレビ番組「題名のない音楽会」の公開収録への招待、「キッザニア」の入場券が抽選で当たる“抽選型株主優待”を新設!

2023年11月14日公開(2023年11月14日更新)
ザイ・オンライン編集部
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 出光興産株式会社が、抽選型の株主優待制度を新設することを、2023年11月14日の15時に発表した。

出光興産は石油元売り大手。出光興産は石油元売り大手。
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 出光興産の株主優待は、毎年「3月末と9月末」時点の株主が対象となり、内容は「3月末・9月末時点で500株以上の株主を『題名のない音楽会』の収録に抽選で招待。3月末時点で500株以上の株主から、抽選で300名に『キッザニア東京・甲子園・福岡』入場券を贈呈(各会場100名・1セット4枚のチケットを贈呈)」というもの。

 出光興産が株主優待を導入する目的は「株主の皆様の日ごろの当社へのご支援に感謝するとともに、当社の文化芸術支援活動、次世代の育成に関する取り組みについて、より一層のご理解をいただくこと」とのことだ。

 抽選型の株主優待の導入と同時に、出光興産は以下の発表も行っている。

①2024年3月期(通期)の連結業績予想を上方修正
②2023年12月末を基準日として1株⇒5株の株式分割を実施。
③株式分割に伴って、配当予想を修正。期末配当予想を60円⇒16円としているが、分割前換算で80円となるため、実質的に「増配」となる。
④発行済み株式の5.3%にあたる7500万株の自社株買いを発表。

 上記のとおり、2024年1月1日に「1株⇒5株」の株式分割が予定されているため、新設される株主優待の権利獲得に必要な最低株数は500株となっているが、分割前100株を買っておけば権利が獲得できる。

 これらの発表を受けて、出光興産の株価はSBI証券のPTS(夜間取引)で一時、発表当日(11月14日)の終値3467円より323円も高い3790円(+9.31%)を記録している。
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出光興産の抽選型の株主優待制度の詳細

◆出光興産の株主優待制度の詳細
 基準日  保有株式数  株主優待内容
 3月末・9月末  500株以上
 ※分割前100株
「題名のない音楽会」の収録に抽選で招待
(×年2回)
 3月末  500株以上
 ※分割前100株
「キッザニア東京・甲子園・福岡」入場券を
 抽選で300名に贈呈

 出光興産の株主優待は、キッザニア入場券などがもらえる魅力的な内容。ただ、抽選型なので株主優待が株価に及ぼす影響は限定的かもしれない。一方で、増配や業績予想の上方修正、自社株買いといったポジティブな材料が多いので、11月14日の夜間取引で株価は上昇しているので、明日以降の値動きにも注目が集まりそうだ。
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 出光興産は石油元売り大手。11月14日に上方修正された2024年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高が8兆6500億円(前期比8.5%減)、営業利益が2500億円(前期比11.5%減)、経常利益が2700億円(前期比16.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が1800億円(前期比29.0%減)。

出光興産
業種 コード 市場 権利確定月
石油・石炭製品 5019 東証プライム 3月末・9月末
株価(終値) 必要株数 最低投資金額 配当利回り
3467円
※1株⇒5株の
株式分割を予定
500株
※分割後の必要株数。
分割前では100株
34万6700円
※分割前100株を
保有の場合
4.61%
※株価などのデータは2023年11月14日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

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