株主優待「1月~12月のおすすめ銘柄」[2024年]

【2024年11月】QUOカード優待利回りランキング!配当利回り5%超のタマホーム、FPパートナーなど11月に確定する「QUOカード優待株」全7銘柄をチェック

2024年11月4日公開(2024年11月16日更新)
ザイ・オンライン編集部
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2024年11月の「QUOカード」の株主優待を徹底調査!
大手コンビニ、ファミレスやドラッグストアなどで使えて
個人投資家に人気の「QUOカード」の株主優待を比較

 全国共通のプリペイドカードである「QUOカード」は、さまざまな株主優待のなかでも、特に個人投資家からの人気が高い「優待品」だ。

 人気がある理由は、幅広い業種の店舗で“金券”として利用でき、利便性が高い点にある。利用可能な店舗は全国約6万店に上り、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといった大手コンビニをはじめ、一部のファミレスやドラッグストア、書店などでも使える。しかも、会計時に1円単位で利用できて、有効期限もないので、株主優待でどれだけ大量にもらっても、利用できずに無駄にしてしまう恐れがない。また、カードタイプで財布に入れておいてもかさばらないため、保管場所に困らないこともメリットと言えるだろう。

 一方、株主優待を実施する企業側にもメリットがある。「QUOカード」なら個人投資家からの注目度が高いことに加えて、優待品の配送費を安く抑えられる点も、企業にとっては魅力的。さらに、消費者にとって身近な商品やサービスを扱っていない企業でも、「QUOカード」に会社のロゴや社名をデザインすれば、優待品として採用しやすい。これらの理由で「QUOカード」を優待品に採用する企業は非常に多くなっているのだ。

 それでは、「QUOカード」がもらえる多くの株主優待銘柄の中から、何を基準に、どの銘柄を選べばいいのだろうか。なかには、人気アニメのキャラクターなどが描かれた限定デザインのカードを用意している企業もあるが、多くは社名やロゴなどがデザインされているだけなので、まずは「利回り」と「最低投資額」で絞り込むのが順当だ。
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 そこで「2024年11月」に基準日を迎える株主優待銘柄のうち「QUOカード」を優待品としている全7銘柄(継続保有条件のある銘柄を除く)の「1年間でもらえるQUOカードの額面」と「年間配当額」、そして「最低投資額」を調査して、「株主優待利回り」や「配当利回り」を算出。「【2024年11月】QUOカードがもらえる株主優待利回りランキング」を作成した(※データは2024年10月30日時点。「QUOカード」がもらえる銘柄であっても、2024年11月の時点で一定期間以上継続保有していないと、株主優待の対象外になる銘柄はランキングに含めていない)。

 なお、保有株数によって「QUOカード」の額面が変わる銘柄や「QUOカード」以外の優待品を選択できる銘柄、長期保有優遇制度を設けている銘柄については、備考欄に記載している。

 この「【2024年11月】QUOカードがもらえる株主優待株利回りランキング」を参考にして「QUOカード」がもらえる高利回りの株主優待銘柄に投資しよう!
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【2024年11月】
「QUOカード」がもらえる株主優待銘柄の
株主優待+予想配当利回りランキング

順位 最低投資金額
(株価×必要株数)
QUOカード
額面(内訳)
株主優待+
予想配当利回り
株主優待
利回り
予想配当
利回り
1位  タマホーム(1419)【確定月】11月/5月
38万6500円
(3865円×100株)
1000円
(11月500円、5月500円)
5.31% 0.26% 5.05%
【備考】3年以上の継続保有で1000円分に増額。
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2位  FPパートナー(7388)【確定月】11月/5月
28万8400円
(2884円×100株)
6000円
(11月3000円、5月3000円)
5.27% 2.08% 3.19%
【備考】特になし。
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3位  TONE(5967)【確定月】11月
13万6500円
(1365円×100株)
5000円
(11月のみ)
5.16% 3.66% 1.50%
【備考】過去最高の売上高更新記念で今回のみ。他に、1000株以上で5000円相当の自社商品(通常優待)。
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4位  大光(3160)【確定月】11月/5月
6万1200円
(612円×100株)
1000円
(11月500円、5月500円)
3.75% 1.63% 2.12%
【備考】500株で1000円分、1000株で2000円分、2000株以上で3000円分。アミカ商品券を選ぶと、それぞれ倍額になる。
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5位  北恵(9872)【確定月】11月
8万8800円
(888円×100株)
500円
(11月のみ)
3.71% 0.56% 3.15%
【備考】500株で1000円分。1000株以上は3000円相当の郵便局の「選べるギフト」
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6位  アスマーク(4197)【確定月】11月
25万8300円
(2583円×100株)
1000円
(11月のみ)
3.18% 0.39% 2.79%
【備考】今回から株主優待を新設。500株で5000円分、1000株以上で1万円分。1年以上、3年以上の継続保有で特典あり。100株の場合は、1年で3000円分、3年で5000円分。
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7位  ラクト・ジャパン(3139)【確定月】11月
27万4300円
(2743円×100株)
1000円
(11月のみ)
3.13% 0.36% 2.77%
【備考】3年以上の継続保有で、3000円相当の自社選定カタログギフト(6品から選択)。
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※最低投資額や利回りは2024年10月30日時点。順位は株主優待と配当の合計利回りで決定。

 2024年11月の株主優待で、保有期間の条件なしで「QUOカード」をもらえるのは全部で7銘柄ある。「株主優待+配当利回り」がもっとも低い銘柄でも3.13%と3%を超えていて、全体に利回りが高いことが特徴と言える。以下では「株主優待+配当利回り」のランキングの詳細を見ていこう。

 利回りランキング第1位は、11月(&5月)の高利回り「QUOカード」優待株の定番と言えるタマホーム(1419)で「株主優待+配当利回り」は5.31%だ。第2位のFPパートナー(7388)は5.27%、第3位のTONE(5967)が5.16%で、第3位まではいずれも利回りが5%を超えている。
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 なお、第3位のTONEは今回の「QUOカード」贈呈について「2024年5月期事業年度に過去最高の売上高を更新できたことへの感謝の意」を表すための「記念品贈呈」と位置付けている。同社では「株主優待」という表現を用いていないが、内容的には株主優待と同様のため、この記事では記念株主優待として紹介する。

 第4位の大光(3160)から第7位のラクト・ジャパン(3139)まではいずれも利回り3%台だが、大光と第5位の北恵(9872)が3.7%台なのに対して、今回から株主優待を新設した第6位のアスマーク(4197)と最後のラクト・ジャパンは、どちらも3.1%台となっている。なお、大光の場合は「QUOカード」ではなくアミカ商品券を選択することも可能だ。アミカ商品券の場合、利回りは5.39%までアップする。

 このように全体的に高利回りの銘柄揃いだが、株主優待品としてもらえる「QUOカード」の金額には差がある。年間でもっとも高額なのは、第2位のFPパートナーの「QUOカード」で、11月と5月に3000円分ずつ、年間では6000円分になる。また、記念株主優待のTONEは今回限りだが、5000円分の「QUOカード」がもらえる。

 その下になると、金額がぐっと下がって年間1000円分だ。タマホーム大光は11月と5月に各500円分で、アスマークラクト・ジャパンは11月に1000円分がもらえる。また、利回りランキング第5位の北恵は11月のみ500円分がもらえる。

 北恵は保有株数によって株主優待品が異なり、1000株以上の保有では郵便局の「選べるギフト」3000円相当がもらえる。ただし、「株主優待+配当利回り」は3.49%と、100株保有時の3.71%よりやや低下する。また、第2位のTONEには通常の株主優待制度もあり、1000株以上を保有していると今回限りの株主優待(「QUOカード」5000円分)に加えて、5000円相当の自社商品がもらえる。1000株を保有している場合の利回りは2.23%で、こちらは100株保有時に比べると大幅に利回りが低下する。

 必要投資金額については、もっとも高いのが利回りランキング第1位のタマホームで、38万6500円だ。逆に、10万円以下で買えるのが、第4位の大光の6万1200円と、第5位の北恵の2銘柄となっている。では、必要投資金額がそれほど高くなく、もらえる「QUOカード」は比較的高額なのはどれかというと、第3位のTONEだ。必要投資金額は13万6500円と10万円台で、前述のとおり5000円分の「QUOカード」がもらえる。

 長期保有の優遇制度を設けているのは、タマホームアスマークラクト・ジャパンの3銘柄。特に注目したいのはアスマーク。「1年以上」「3年以上」という2段階の継続保有で「QUOカード」が増額する。たとえば100株保有の場合は、1年未満1000円分⇒1年以上の継続保有で3000円分⇒3年以上で5000円分となり、「株主優待+配当利回り」も3.18%⇒3.95%⇒4.73%とアップする(継続保有期間は考慮しない場合)。

 また、ラクト・ジャパンの場合、3年以上にわたって継続保有すると、株主優待品が1000円分の「QUOカード」から3000円相当のカタログギフト(食品6種類から選択)に変わる。
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11月に権利を獲得できる「QUOカード」優待銘柄の中で、
「株主優待+配当利回り」が高い上位3銘柄を詳しく解説!

 ここからは「【2024年11月】QUOカードの優待利回りランキング!」の第1~3位までの銘柄について詳しく見ていこう。

 利回りランキングの第1位は、低価格で高品質の注文住宅を提供しているタマホーム(1419)で「株主優待+配当利回り」は5.31%。100株以上で500円分の「QUOカード」を年2回もらえる。長期保有の優遇制度もあり、3年以上継続保有すると「QUOカード」の金額が500円分⇒1000円分に倍増する。

 なお、2025年5月期の通期業績は減収増益を見込んでいて、前期比5円の増配も予定している。

タマホーム
業種 コード 市場 権利確定月
建設業 1419 東証プライム 11月末・5月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
3865円 100株 38万6500円 5.31%
※株価などのデータは2024年10月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 第2位は「株主優待+配当利回り」が5.27%のFPパートナー(7388)。無料FP相談サイト「マネードクター」の運営のほか、保険代理店からの契約譲受ビジネスなどにも力を入れている。2024年11月期の通期業績は2ケタの増収、1ケタの増益を見込んでいて、前期比2円の増配も予定している。

 株主優待は11月と5月の年2回実施で、株主優待品は100株以上で一律3000円分の「QUOカード」となっている。

FPパートナー
業種 コード 市場 権利確定月
保険業 7388 東証プライム 11月末・5月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
2884円 100株 28万8400円 5.27%
※株価などのデータは2024年9月27日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 「株主優待+配当利回り」が5.16%でランキング第3位になったのは、作業工具やトルク管理機器、ボルト締結機器などを扱う総合工具メーカーのTONE(5967)

 通常の株主優待は1000株以上で5000円相当の自社商品で、今回はショートハイパーウォームモンキレンチとセーフティリターンカッターの2アイテムセットとなっている。また、2024年5月期に過去最高の売上高を更新した記念で、今回のみ100株以上で5000円相当の「QUOカード」がもらえる。

 2025年5月期の通期業績については、2ケタの増収ながらも2ケタの減益を見込んでいる。

TONE
業種 コード 市場 権利確定月
金属製品 5967 東証スタンダード 11月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
1365円 100株 13万6500円 5.16%
※株価などのデータは2024年10月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 以上、2024年11月の株主優待で「QUOカード」がもらえる「株主優待+配当利回りランキング」の上位3銘柄を紹介した。

 11月の「QUOカード」優待株は7銘柄のみだが、すべて「株主優待+配当利回り」が3%超の銘柄で、そのうち3銘柄は5%を超える。また、年間6000円分の「QUOカード」がもらえる銘柄や、10万円以下で買える銘柄など、さまざまな角度から魅力ある銘柄をチョイスできる。利回りや「QUOカード」の金額だけでなく、業績や直近の株価動向などもよく確認した上で、目当ての高利回り「QUOカード」優待株をゲットしよう!
(構成・文/肥後紀子)
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以前はライブスター証券だったが、2021年1月から現在の名称に。売買手数料を見ると、1日定額プランなら1日100万円まで無料。1日100万円超の価格帯でも大手ネット証券より割安だ。そのうえ信用取引の売買手数料が完全無料と、すべての手数料プランにおいてトップレベルの安さを誇る。そのお得さは株主優待名人・桐谷さんのお墨付き。2023年10月に新取引ツール「NEOTRADER」が登場。PC版は板情報を利用した高速発注や特殊注文、多彩な気配情報、チャート表示などオールインワンの高機能ツールに仕上がっている。また「NEOTRADER」のスマホアプリ版もリリースされた。低コストで日本株(現物・信用)やCFDをアクティブにトレードしたい人におすすめ。また、売買頻度の少ない初心者や中長期の投資家にとっても、新NISA対応や低コストな個性派投資信託の取り扱いがあり、おすすめの証券会社と言える。
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。

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