「つみたてNISA(積立型の少額投資非課税制度)」と同様に、毎月一定額を積み立てていく制度に「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」があります。2つの制度については、「どちらのほうがいいか」「どちらを優先すべきか」といった議論がよく起きますが、考えるべきポイントがずれている場合が少なくないようです。
そこで今回は、「つみたてNISA」と「iDeCo」のどちらを優先すべきかについて、どちらにするか迷ってしまう2つの要因を考慮しながら、改めてお話ししたいと思います。
「つみたてNISA」も「iDeCo」も運用益は全額非課税!
さらに「iDeCo」には掛金全額所得控除のメリットも
最初に、「つみたてNISA」と「iDeCo」の仕組みやメリットについて確認しておきましょう。
「つみたてNISA」は年間40万円まで、積立投資による運用益がすべて非課税になる制度です。一方、「iDeCo」の掛金は、職業や企業の年金制度によって年間14万4000~81万6000円と差がありますが、こちらも運用期間中の利益が全額非課税となります。
さらに、「iDeCo」の場合は拠出した掛金の全額が所得控除の対象となり、所得税や住民税が軽減されるというのが大きなメリットです。仮に、所得税が10%、住民税が10%の人が年間12万円の掛金を拠出すれば、2万4000円(12万円×20%)の節税になる計算です。
投資方法は、「つみたてNISA」は積立形式のみです(積立頻度は「毎月」だけでなく、金融機関によっては「毎日」や「毎週」、「隔月」などがあります)。「iDeCo」のほうは今年から掛金拠出の年単位化が始まり、これまでの「毎月積立」に加えて、「毎月積立+ボーナス時の増額」や「ボーナス時のみ」の支払い、「年払い」なども可能になりました。
運用期間は、「つみたてNISA」が最長20年間、「iDeCo」は最長40年間(20歳~60歳未満)です。「つみたてNISA」は運用期間中いつでも資金の引き出しができますが、「iDeCo」の場合は60歳になるまで引き出すことは一切できません。また、「iDeCo」では加入期間が10年に満たない場合、最長65歳まで引き出せる時期が繰り下がります。
運用の対象となるのはどちらも指定された一定の商品に限られます。「つみたてNISA」は金融庁による一定の条件を満たした投資信託とETFのみが対象ですが、「iDeCo」では各金融機関が厳選した投資信託のほか、定期預金と年金保険という元本確保型の商品も選ぶことができます。
2つの制度で迷う大きなポイントは2つ、
「所得控除の有無」と「現金化のしやすさ」
「つみたてNISA」と「iDeCo」の制度概要を押さえたところで、本題である「どちらがいいのか」「どちらを優先すべきか」を考えていきましょう。迷うポイントは、大きく次の2つだと思います。
(1)掛金に対して所得控除が使えるかどうか
(2)必要なときにいつでも引き出せるかどうか
(1)の「掛金に対して所得控除が使えるかどうか」を重視するなら、もちろん選択するのは「iDeCo」になります。掛金の全額所得控除は、「つみたてNISA」にはない「iDeCo」ならではの大きなメリットだからです。
先ほど、「つみたてNISA」と「iDeCo」の共通のメリットとして「運用益の全額非課税」を挙げました。しかし、「非課税であること」=「非課税のメリットを受けられる」ではありません。「つみたてNISA」を利用することで「運用益が非課税になる」という権利は得られますが、その権利を行使できるのはあくまで利益が出たときだけです。権利はあっても必ずしも権利を使えるわけではないのです。
そう考えると、入口の部分で確実に「所得控除」で節税ができる「iDeCo」は非常に魅力的と言えるかもしれません。他のメディアなどで『「つみたてNISA」VS「iDeCo」』を取り挙げて「iDeCo」に軍配を上げる場合も、掛金の全額所得控除が理由ということが多いようです。
ただ、実は所得控除の有無だけでなく、(2)の「必要なときにいつでも引き出せるかどうか」も非常に重要なポイントです。「iDeCo」は老後資金の確保を制度の目的にしているため、すでに述べたように60歳になるまで資金を引き出すことができません。言い換えると、「iDeCo」では老後資金以外のライフイベントには対応できないのです。
一方、繰り返しになりますが、「つみたてNISA」ならいつでも好きなときに、積み立てた資産の一部または全部を引き出せます。(2)に目を向ければ「つみたてNISA」のほうが使い勝手がよいということになります。
不確定要素が多い20~30代の若年層は、
まず「つみたてNISA」から検討するのがおすすめ
では、「つみたてNISA」と「iDeCo」で迷っている場合は、(1)所得控除が使えるかどうか、と(2)必要なときにいつでも引き出せるかどうか、のどちらを重視して判断すればよいのでしょうか。私は、若年層――具体的には20~30代であれば、「いつでも資金が引き出せる」ことをより重視して、まず「つみたてNISA」から検討するのがよいと考えます。
その理由は、20~30代だと老後を迎えるまでの期間が長く、その間に結婚や住宅購入といったさまざまなライフイベントがあり、その都度資金が必要になるからです。また、若年層だと、その後の人生で景気変動や転職などによる収入のアップダウンが起こる可能性も高いと言えます。要するに、今後の人生において不確定要素が多いということですね。
不確定要素が多い状況に備えるには、投資そのものをしないという選択肢もあるかもしれません。ただ、それはあまりにも近視眼的な考え方で、やはり今後の「世界の成長」に期待して投資していくことも大切です。
投資はする、しかし不確定要素にも備えたいとなると、後は「いざ」というときのために、資産の「現金化のしやすさ」に重きを置く必要があります。ですから、40代前半くらいであっても、子どもがまだ小さくてこれから教育費がかかる、あるいはその頃に住宅ローンの返済も重なる、仕事もどうなるかわからないという人は、20~30代の人と同じように「つみたてNISA」から検討したほうがよいでしょう。積み立てた資金がそこにあるのに、必要なときに引き出せないという「iDeCo」特有のリスクは避けたいものです。
もちろん、収入や資産状況、ライフプランは人によって大きく異なります。若年層でもそれなりに貯蓄があり、予想ができるライフイベントへの資金も十分用意できている、ライフプランもほぼ固まっているという人なら、「iDeCo」を優先させて構いません。
また、ある程度、不確定要素がクリアになってきた40~50歳過ぎまでの給与所得者には、所得控除のある「iDeCo」から検討することをおすすめします。
【※関連記事はこちら!】
⇒「iDeCo」を始めるなら、おすすめ金融機関はココ! 口座管理料が無料になり、投資信託のラインナップが充実している「SBI証券」と「楽天証券」を比較!
「iDeCo」は60歳で掛金の拠出がストップ!
50代半ば以降には「つみたてNISA」がおすすめ
さて、50代半ばを過ぎた人(給与所得者)の場合は、「つみたてNISA」と「iDeCo」のどちらを優先して検討すればよいでしょうか。私は、まず「つみたてNISA」をおすすめしたいと思いますが、これまでとはその理由が異なります。
「iDeCo」は、掛金を60歳までしか拠出できません。そのため、仮に55歳で「iDeCo」を始めたとしたら、5年後の60歳からは「つみたてNISA」に移行する必要があります。もちろん、5年間でも所得控除を受けられるのはメリットです。しかし、5年経ったらまた別の制度に移行するのは、手続きなどを考えても面倒なものではないでしょうか。
また、55歳から「iDeCo」を始めた場合、現金を引き出せるのは60歳ではなく、63歳以降になるというのもデメリットと言えるかもしれません。
その点、「つみたてNISA」であれば、55歳から始めれば最長20年間、75歳まで積立による老後資金を作っていくことが可能で、75歳以降の後期高齢者期間に向けての資金準備に役立てられます。
【※関連記事はこちら!】
⇒つみたてNISAに向いている人、向いていない人は?「iDeCo」より「つみたてNISA」を活用すべき人と、「つみたてNISA」を絶対に使ってはいけない人とは?
「つみたてNISA」と「iDeCo」の併用も可能、
ただし、若いうちから無理に両方やる必要なし!
ここまで、「つみたてNISA」と「iDeCo」のどちらを優先すべきか、という話をしてきました。ただ、そもそも「つみたてNISA」と「iDeCo」は別にどちらか一つを選ばなければいけないものでも、対立するものでもありません。
資金に余裕があれば、両方をミックスして使うことももちろん可能です。また、職種や企業の年金制度によっては、いくら「もっとたくさん積み立てたい」と思っても、「iDeCo」あるいは「企業型確定拠出年金(企業型DC)」のマッチング拠出では、拠出額がかなり限られてしまうことがあります。そういう場合は、「つみたてNISA」も組み合わせて補うというのが賢い使い方と言えるでしょう。
「つみたてNISA」と「iDeCo」を併用する場合は、その他の資産も加えた全体でどんなポートフォリオを組むのか、どのくらいのリスクを取っていくのかが重要になります。具体的には、たとえば「つみたてNISA」では株式100%の投資信託かバランス型の投資信託しか選べないので、「つみたてNISA」は株式100%の投資信託、「iDeCo」では債券100%の投資信託を選ぶ、というような考え方です。
このように、「つみたてNISA」と「iDeCo」を併用すること自体は別に問題はありません。しかし私は、若年層のうちから少ない資金を無理に両方に振り分けなくてもいいと考えています。20代で毎月2万円出すのが限度という人が、わざわざ「iDeCo」と「つみたてNISA」で1万円ずつ積み立てる必要はないでしょう。それよりは、「不確定要素の多さ」を考えて、まずは「つみたてNISA」から、そして後から「iDeCo」の利用も追加していく、という方法で十分だと思います。
【※関連記事はこちら!】
⇒「つみたてNISA」と「iDeCo」、積み立て投資がお得にできる2つの制度は、どう使い分けるべきか? それぞれの制度の特徴、違い、向いている人を検証!
最近は、20~30歳の若年層でも老後ばかりに目が向いている人が少なくありません。2017年の「iDeCo」の制度改正・対象者拡大で、それがよりいっそう強く意識付けられているように感じます。
しかし、資金の準備では、まず近いライフイベントを優先させるべきであって、遠い将来である老後資金のことを最優先にするのは、本末転倒と言わざるを得ません。単に年齢で決めるというよりは、ご自身の「不確定要素の多さ」の度合いを考えた上で、積み立てている途中でも資金を取り崩す必要性がありそうと感じるのならば、まずは「つみたてNISA」から始めてみてはいかがでしょうか。
【※関連記事はこちら!】
⇒つみたてNISA(積立NISA)を始めるなら、おすすめの証券会社はココだ! 手数料や投資信託の取扱数などで比較した「つみたてNISA」のおすすめ証券会社とは?
⇒iDeCo(個人型確定拠出型年金)の金融機関を比較! 口座管理手数料や投資信託の取扱数などで比較した、iDeCo口座を開設できる、証券会社・銀行を紹介!
(構成:肥後紀子)
ファイナンシャルリサーチ代表。AFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。クレジット会社勤務を3年間経て1989年4月に独立系FP会社に入社。1996年1月に独立し、現職。あらゆるマネー商品に精通し、わかりやすい解説に定評がある。主な著書に『あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない』『ジュニアNISA入門』(ダイヤモンド社)など多数。
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年10月6日時点】 2024年にスタートした新制度を解説! 「新NISA」の取扱商品や売買手数料を徹底比較! ※表内のデータは、情報更新時に公表されている「新NISA」の情報をまとめたものです。 |
||||
■SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
||
投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
248本 | 無料 | 無料 | 1269本 | 0〜 0.5% |
【SBI証券の新NISA口座のおすすめポイント】 ネット証券大手の一つで、新NISA口座では日本株の売買手数料無料に加えて、米国株式&海外ETFの売買手数料も無料!「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、すべてノーロード(購入時手数料が無料)。投資信託の積み立ては「100円」から可能で、少額から始めたい人に対応。「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べる。三井住友カードなどによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用すると、カードの種類やその他の条件によってポイントが貯まる。「投信マイレージ」では保有額に応じたポイントも獲得できる。「成長投資枠」では米国株、中国株、韓国株、ロシア株(現在、注文停止中)、ベトナム株、インドネシア株、シンガポール株、タイ株、マレーシア株など海外株も豊富。単元未満株(1株から日本株が買える)「S株」は東証の全銘柄が対象で、成長投資枠で投資可能。売買手数料はゼロ円だ。「S株」では積立サービス「日株積立」を開始。株数指定(1 株単位)、金額指定(1000円以上、500円単位)で積立ができるようになった。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応しているのも便利。「J.D.パワー2024年NISA顧客満足度調査 」<証券部門>にて、総合満足度ランキング1位を受賞した。 |
||||
【関連記事】 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! ◆【SBI証券のNISA「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託の取扱数が248本と金融機関の中でも充実しているのがSBI証券の魅力! ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 |
||||
■マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
||
投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
233本 | 無料 | 実質無料 | 1169本 | 0.73〜 1.1% |
【マネックス証券の新NISA口座のおすすめポイント】 新NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、米国株、中国株の売買手数料もキャッシュバックで実質無料。マネックス証券は以前から米国株と中国株の取引に力を入れている証券会社で、新NISA口座でも米国株は480銘柄以上、中国株は約2650銘柄が購入できる。「つみたて投資枠」の対象投資信託のラインナップも豊富。最低購入金額が原則100円で、少額からつみたてNISAを始めることができる。すべての投資信託の販売手数料が無料! 投資信託を保有すると、ほとんどの投資信託で年率0.03〜0.26%の「マネックスポイント」や「dポイント」がもらえるのも嬉しい。ポイントはAmazonギフト券などに交換できる。投資信託の積立購入のときに「マネックスカード」や「dカード」で支払うと最大1.1%分のマネックスポイントやdポイントが貯まる。単元未満株取引「ワン株」では買付手数料が無料。売却手数料も新NISA口座ならキャッシュバックされるので実質無料だ。2024年3月末から「ON COMPASS」がNISA成長投資枠での利用に対応した。「ON COMPASS」は2023年4月の金融庁公表調査、3年・5年リターンで1位を獲得したおまかせ資産運用サービスだ。 |
||||
【関連記事】 ◆NISAのクレジットカード積立は「dカード積立」がおすすめ! ポイント還元率は業界トップクラスの1.1%で、「dカード GOLD」ならお得な付帯サービスも満載 ◆【マネックス証券の「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託が233本もあり、初心者も安心の資産設計アドバイスツールが使える! ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! |
||||
【クレカ積立でのポイント還元率が業界トップクラス!】 | ||||
■松井証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
||
投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
244本 | 無料 | 無料 | 1141本 | − |
【松井証券の新NISA口座のおすすめポイント】 株主優待名人の桐谷さんもおすすめするネット証券の一つ。新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料で、取り扱っているすべての投資信託の販売手数料も一括購入・積立購入を問わず0円!「つみたて投資枠」対象の投資信託の取扱本数も豊富だ。投資信託は「100円」から購入可能。積立タイミングは「毎月」「毎日」が選べる。投資信託の保有額に応じてポイントが付与され、dポイントやPayPayポイント、Amazonギフト券との交換が可能。低コストインデックス投信も含めた全銘柄がポイント還元対象となる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」はお得感がある。投資信託のロボアドバイザー(利用料無料)では、新NISA対応のモデルポートフォリオ「成長投資コース」も用意されている。専門のオペレーターが投資の意思決定を手助けしてくれる「株の取引相談窓口」(完全予約制)や、NISAに関する質問に答える「NISAサポートダイヤル」を開設。利用料は無料で画期的なサービスとなっている。オンラインの口座開設手続きでは、証券口座とNISA口座の同時開設申込ができるため、手間を省いてすばやい口座開設が可能だ。 |
||||
【関連記事】 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! ◆【松井証券「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託を244本も用意!ロボアドバイザーが投資初心者の資産設計をサポート ◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)!その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介 |
||||
■楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
||
投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
239本 | 無料 | 無料 | 1249本 | 0.5〜 1.0% |
【楽天証券の新NISA口座のおすすめポイント】 NISA口座数が500万口座(2023年11月末時点)で業界NO1。新NISA口座では日本株の売買手数料が0円なのに加えて、米国株式&海外ETFの売買手数料も無料!「つみたて投資枠」対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、すべてノーロード(購入時手数料が無料)。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額から積み立てられる。「つみたて投資枠」では「毎月積立」だけでなく「毎日積立」も選べる。ポイントプログラムが充実しており、「楽天カード」で決済する「クレカ積立」にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与される。また、投資信託の保有額が一定額に達するとポイントがもらえる(一部対象外の商品あり)。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能だ。「成長投資枠」で買える海外株は、米国株、中国株、アセアン株。1株単位で売買する単元未満株「かぶミニ」は約1600銘柄の取引が可能。売買手数料は無料だが、リアルタイム取引(約750銘柄が対象)の場合は別途スプレッドが発生する。なお、単元未満株のリアルタイム取引に対応している証券会社はめずらしく希少だ。新NISAや資産作りに迷ったら相談窓口「withアドバイザー」が便利。楽天社員がアドバイスを行っている。2024年の「J.D. パワーNISA 顧客満足度調査」<ネット証券部門>のランキングにおいて総合1位を受賞した。 |
||||
【関連記事】 ◆楽天証券が投資信託の積立時の「楽天カード」決済&積立額の1%分のポイント還元を開始! ポイントの再投資も可能で、最強の「つみたてNISA」口座が誕生 ◆【楽天証券のNISA「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託が239本と豊富!積立額に応じポイント還元&ポイントで投資も可能! ◆【楽天証券の特徴とおすすめポイントを解説!】売買手数料が安く、初心者にもおすすめの証券会社! 取引や投資信託の保有で「楽天ポイント」を貯めよう |
||||
【楽天カード+楽天キャッシュで月15万円の投信積立までポイント還元!】 | ||||
■auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
||
投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
236本 | 無料 | 無料 | 1117本 | 1.0% |
【auカブコム証券の新NISA口座のおすすめポイント】 新NISAでは、日本株や米国株の売買手数料が無料!「つみたて投資枠」の投資信託の種類も多く、「100円」から購入が可能なので投資初心者や資金に余裕のない人でも始めやすい。「au Payカード」で投資信託を積み立てると最大1%のPontaポイントが貯まるほか、投資信託の保有額に応じてもPontaポイントが貯まる(「au ID」の登録が必要)。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」も便利。通常「プチ株」の購入には手数料が発生するが、「プレミアム積立(プチ株)」の場合、買付手数料が無料。なお、NISA口座(成長投資枠)ならスポット取引でも売買手数料が無料となっており、コスト面でもお得だ。新NISA口座の開設者は特定口座での現物株式の取引手数料が最大5%割引になる「NISA割」がある(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。 |
||||
【関連記事】 ◆【auカブコム証券の特徴とおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率は「1%」とネット証券トップクラス ◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると最大5%のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ! ◆【auカブコム証券のNISA「つみたて投資枠」のメリットは?】「つみたて投資枠」対象の投資信託は236本と豊富で、現物株の取引手数料が最大5%割引になる特典もあり! |
||||
■SMBC日興証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
||
投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
150本 | 137〜2200円 (約定代金による) |
− | 536本 | − |
【SMBC日興証券の新NISA口座のおすすめポイント】 2023年11月から投資信託情報サービス「日興の投信NISA」を開始。数多くの投資信託のなかからおすすめの21本に絞り込んでいるうえ、「なにごともバランスが大事よ」「私は世界の成長にかける」といったタイプごとに5〜6銘柄をピックアップしてくれるので、自分好みのNISA対応ファンドを選ぶ助けになる。SMBC日興証券では一部の投資信託で買付手数料が必要となるが、積立購入(投信つみたてプラン)の場合は全銘柄で買付手数料が原則無料となるので、上手に活用したい。 また、外国株式は、オンライントレードでは取引できないので注意しよう。単元未満株取引「キンカブ」は「100円以上、100円単位」の金額指定で株が買えるのがメリットで、dポイントでも株式投資ができる。「キンカブ」は売買手数料は無料で、100万円以下の買付ならばスプレッドも0%となっている(100万円超の買付時や売却時はスプレッド0.5~1.0%)。 |
||||
【関連記事】 ◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ! ◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と、多くの割当が期待できる主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣! |
||||
■岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
||
投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
91本 | 実質無料 | − | 332本 | − |
【岡三オンラインの新NISA口座のおすすめポイント】 2024年1月4日以降、新NISA口座では、日本株の売買手数料が全額キャッシュバックされ、実質無料に(上限なし)。投資信託は従来から購入手数料が無料となる「ZEROファンドプログラム」を行っているため、一括購入、積立買付とも手数料が無料だ。投信積立については、1銘柄あたり毎月100円から。低コストの人気ファンドを数多く取りそろえている。ファンド選びに迷った場合は、各自のリスク許容度に合わせた銘柄と投資割合を提案する「投信ロボ」が心強い。また、投資信託の平均保有残高が1000万円以上(プラチナ)、3000万円以上(プレミアゼロ)の場合は、信用取引の手数料が優遇されたり、IPOの当選確率がアップするサービスも提供している。単元未満株の取引も可能で取扱銘柄数も多いが、売買手数料は約定代金2万円まで220円、3万円まで330円、10万円まで660円(すべて税込)などだ。 |
||||
【関連記事】 ◆【証券会社比較】岡三オンラインの「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介! ◆「IPO(新規上場)が当選しやすくなる」証券会社の選び方を伝授! 優先すべきは、当選するまで資金が不要な岡三オンライン証券、野村證券などの4社だ! |
||||
■GMOクリック証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
||
投資信託 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託 | ||
国内株 | 米国株 | |||
38本 | 無料 | − | 112本 | − |
【GMOクリック証券の新NISA口座のおすすめポイント】 新NISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。「100円」から積立が可能なのも魅力。GMOクリック証券は、ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、個人投資家の支持を集めている。新NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、新NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ! |
||||
【関連記事】 ◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長 ◆GMOクリック証券の株アプリ/株roid / iClick株を徹底研究!適時開示情報やアナリストレポートも過去90日分が読める! |
||||
■ウェルスナビ(WealthNavi) | ||||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | クレカ積立 還元率 ※1 |
||
ETF | ETF | |||
サービス手数料: 資産残高の0.693〜0.733%(年率・税込)※ |
− | |||
【ウェルスナビ(WealthNavi)の新NISA口座のおすすめポイント】 国内外のETFに分散投資をするロボアドバイザー「ウェルスナビ」はNISA口座にも対応。5つの質問に答えるだけで最適なポートフォリオを提案し、毎月自動的に積立投資をしてくれるので、初心者でも簡単に効率的な運用を実行できる。2024年からの新NISAなら、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で資産を購入することで最大で年360万円まで投資可能! 運用コストとしては、一般的な証券会社のような売買手数料ではなく、資産残高に対して決まった割合のサービス利用料を負担する形なので要注意。また、楽天証券と提携した「ウェルスナビ×R」も提供している。その場合、楽天カードや楽天キャッシュを利用し、楽天ポイントを貯めたり、楽天ポイントを利用した購入・積立が可能となる。 ※ NISA口座に自動積立だけで入金した場合で試算した手数料。リスク許容度(ポートフォリオ)により異なる。また、各商品の値動きによりポートフォリオのバランスが崩れた場合は、手数料が表記の範囲を超えて変動する可能性がある。 |
||||
【関連記事】 ◆【2024年最新版】「ロボアドバイザー」の機能や利用料、特徴を比較!証券会社のサービスから独立系業者まで紹介 |
||||
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。※1 年会費無料のクレジットカードの場合。※2 1約定ごとプランで約定金額240万円までの売買手数料。 |