「つみたてNISA(積立NISA)」は、年間40万円までの積立投資による運用益がすべて非課税になる、新しいタイプのNISA(少額投資非課税制度)です。
いよいよ「つみたてNISA」がスタートする2018年1月が近づいてきて、「つみたてNISA」を利用すべきかどうか、悩んでいる人は少なくないでしょう。
そこで今回は、「つみたてNISA」を利用したほうがいいのはどんな人なのか、反対に「つみたてNISA」よりも、従来の「NISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を使ったほうがいい人もいるのかなど、「つみたてNISA」との相性、向き・不向きについてお話したいと思います。
自営業者、50代半ば過ぎ、20~30代の若い世代など、
「つみたてNISA」はさまざまな人に向いている制度
最初に言ってしまいますが、「つみたてNISA」にまったく向いていないという人はあまりいません。積立投資専用のNISAなので、少額からコツコツと資産を増やしていけて、従来の「NISA」の非課税期間5年に比べると、20年という各段に長い期間にわたって非課税のメリットを受けられるため、さまざまな活用の仕方が考えられるからです。
とはいえ、同じ「積立投資」をするなら、「つみたてNISA」と同じく株の利益が非課税になるうえに、「つみたてNISA」とは違って「所得控除」という大きなメリットも受けられる「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を優先すべきです。
しかし「iDeCo」は、積み立てられる金額に限度があります(会社員なら掛金の上限が月1万2000円~2万3000円など、職業などによって異なる)。「つみたてNISA」は、「iDeCo(や国民年金基金など)」と併用して長期の積み立て投資で老後の資金をさらに確保したい人にも向いています。
また「つみたてNISA」と比較すると、「iDeCo」には「60歳までしか積立ができない」「60歳にならないと掛金を引き出せない」というデメリットがあります。
つまり、これらの「iDeCo」のデメリットを容認できない人で、従来の「NISA」よりも長期間の運用をしたい人、もしくは現時点でまとまった資金がないものの少額を積立投資したい人には「つみたてNISA」が向いていると言えます。
【※関連記事はこちら!】
⇒「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」の中で、最も優先すべきなのは節税メリットが高い「iDeCo」だ!60歳までに必要ない資金は必ずiDeCoで運用しよう!
一方、「預貯金がない人」は「つみたてNISA」だけでなく「iDeCo」も後回しにしたほうがいいでしょう。「つみたてNISA」はあくまで投資制度です。そして、投資に「絶対」はありません。何かあったときに備える預貯金がまったくない状態で、「つみたてNISA」を使って投資しようというのは避けてください。
では、前述した「つみたてNISA」に向いている人の例を、具体的に挙げてみましょう。
(1)自分で「3階建て」の年金を作りたい自営業の人
(2)50代半ば以降で老後資金を積み立てていきたい人
(3)20~30代でまだライフプランが定まっていない人
ここからはひとつずつ詳しく見ていきましょう。
【「つみたてNISA」が向いている人(1):自営業の人】
「3階建て」の年金受給の仕組みを自分で作れる!
「つみたてNISA」が向いている人のうち、最初に取り上げるのは「自営業者」、別の言い方をすれば「国民年金の第1号被保険者」です。
会社員など第2号被保険者の年金制度は、「国民年金+厚生年金+企業型拠出年金(または確定給付型年金)」のいわゆる「3階建て」になっています。これに対して、自営業者の場合は何もしなければ「国民年金」だけの「1階建て」です。
「1階建て」のみでは、老後資金としてあまりに心もとない状況です。そこで、「2階建て」部分として「国民年金基金」がありますが、「国民年金基金」は年金が終身で受け取れるメリットがある一方、インフレリスクには弱いという側面があります。
プラスαとして、20年間にわたって非課税で運用していける「つみたてNISA」を活用すれば、インフレリスクに備えつつ自分で「3階建て」の年金を作ることが可能になります。「国民年金+国民年金基金+つみたてNISA」で「3階建て」。つまり、自営業の人にとって「つみたてNISA」は非常にはまりやすい制度と言えるのです。
なお、ここでは「2階建て」部分として、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」ではなく「国民年金基金」を取り上げました。その理由は、人生100年と言われる時代、一生涯のキャッシュフローを確保するという観点では、5年以上20年以下の有期年金か一時金で受け取るiDeCoよりも、生涯年金を受け取れる国民年金基金のほうがよいのではないかと考えたためです(第1号被保険者の場合、国民年金基金とiDeCoは合算して年額81万6000円が限度。限度内であれば併用も可)。
【「つみたてNISA」が向いている人(2):50代半ば以降の人】
60歳以降も定期的に積み立てて、老後資金を作っていける!

50代半ば以降で、コツコツ積み立てて老後資金を作っていきたい人にとっても、「つみたてNISA」は使い勝手のいい制度です。
自分で老後資金を作っていく制度と言えば、まずiDeCo(個人型確定拠出年金)が思い浮かびます。しかし、iDeCoは60歳までしか掛金を拠出することができません。そのため、50代、それも半ば以降となると、わずかな期間しか掛金を拠出することができません。
一方で、私たちの就労期間は以前に比べて延びているため、50代半ばあるいは60歳を過ぎても、働いている間は積み立てを続けて老後資金を作っていきたいと考える人は多いでしょう。そうした人たちにも、「つみたてNISA」はマッチしやすい制度と言えます。
もちろん、60歳まではiDeCoが使えますので、60歳まではiDeCo→60歳を過ぎたら「つみたてNISA」という「リレー方式」で老後資金を作っていくという使い方でも構いません。60歳を超えてからも、それまでに貯めたお金を少しずつ「つみたてNISA」で運用に回していけば、75歳以降の後期高齢者時代に備えることが可能です。
【「つみたてNISA」が向いている人(3):20~30代の若い世代】
将来の夢が変わったときなどにいつでもお金を引き出せる!
20~30代でまだライフプランが定まっていない、今後やりたいことや夢が変わっていくかもしれないという人には、iDeCoよりもまず「つみたてNISA」で資産を作るのが向いていると言えそうです。
前述のように、「iDeCoは運用益が非課税なだけでなく、掛金が全額所得控除になるので「つみたてNISA」よりも圧倒的に有利な制度ですが、iDeCoでは60歳まで掛金の払い出しが一切できないことを忘れてはいけません。
今後、ライフプランを変更しようと急にまとまったお金が必要になった場合、「つみたてNISA」ならそれまでに積み立てて運用したお金を払い出して、新しい夢やチャレンジに使うことができます。しかし、iDeCoだと口座にはお金があっても引き出すことができません。かと言って、金利の高いローンで資金を用意するという選択が望ましくないのは言うまでもないことです。
そう考えると、ライフプランがある程度はっきりしてくるまでは、「つみたてNISA」のほうが安心ではないかと個人的には考えます。iDeCoは掛金が全額所得控除になるという「入口」の節税効果にばかりに目が行きがちですが、60歳まで払い出せないという「出口」のことも考えて慎重に選択する必要があります。
逆に、若い世代でもある程度ライフプランや将来のことが決まっているのであれば、「iDeCo」を優先したほうが有利でしょう。
教育費、住宅資金など、将来のライフイベントの資金には、
「つみたてNISA」が向いていないケースもあるので注意!
さて、ここまで「つみたてNISA」に向いている人を紹介してきましたが、逆にあまり向いていないのはどんな人でしょうか?
「つみたてNISA」を使って、子どもの教育費用や住宅購入の資金など「近い将来のライフイベント」のお金を作りたいと考えている人も多いでしょう。しかし、近い将来のライフイベントには「つみたてNISA」は必ずしも向いているとは言えません。
なぜなら、使いたいときに必ず利益が積み上がっていて資産が増えているとは限らないからです。今のように、株式市場が好調だとどうしても「運用益が増えていくはず」と思いがちですが、甘い見込みでは失敗するリスクがあります。
5年以内の「近い将来」のライフイベントの場合は、金利が低くても安全確実なもので資金を準備するようにしてください。一方、10年以上先であれば、「つみたてNISA」を活用して資金を準備しても構わないでしょう。たとえば、教育資金の準備なら、18歳まで払い出し制限のある「ジュニアNISA」よりも、「つみたてNISA」のほうが使いやすいと言えます。
ただし、10年以上先のライフイベントであっても「つみたてNISA」だけに資金を頼るのは避けてください。ベースに預貯金や、教育資金の場合なら学資保険などを用意した上で、プラスαとして「つみたてNISA」を活用するというスタンスが安全です。
「『つみたてNISA』が最も向いていない人」とは、
一定額以上の預貯金の確保ができていない人
近い将来のライフイベントの資金を目的とする人以上に「つみたてNISA」を始めるのに向いていないのが、冒頭でも説明したとおり、「預貯金がまったくない人」です。向いていないと言うか、そんな人は「つみたてNISA」に限らず、すべての投資をやってはいけません。
では、最低いくらの預貯金があれば「つみたてNISA」を始めてもよいでしょうか。
ひとつの目安と言えるのが、生活費の4ヵ月分の預貯金の確保です。なぜ4ヵ月分かと言えば、自己都合で会社を退職した場合、失業保険の給付が受けられるのが約4ヵ月後(待期期間7日間+3ヵ月)だからです。つまり、会社を辞めて失業保険がもらえるまでの生活費分くらいは確保しておいた上で、初めて投資に一歩踏み出してよいということです。
さて、「つみたてNISA」は従来の「NISA」とは併用ができず、どちらかを選ぶ必要があります。自分には「つみたてNISA」と従来の「NISA」のどちらが向いているのかで悩む人もいるのではないでしょうか。実は今回紹介した「つみたてNISA」に向いている人のなかにも、従来の「NISA」のほうが向いている人もいます。
そこで次回は、「つみたてNISA」と従来の「NISA」のどちらを選べばいいのか、従来の「NISA」から「つみたてNISA」に切り替える場合はどうしたらよいのかなどを解説します。
【※関連記事はこちら!】
⇒つみたてNISA(積立NISA)を始めるなら、おすすめの証券会社はココだ!手数料や投資信託の取扱数などで比較した「つみたてNISA」のおすすめ証券会社とは?
(構成:肥後紀子)
ファイナンシャルリサーチ代表。AFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。クレジット会社勤務を3年間経て1989年4月に独立系FP会社に入社。1996年1月に独立し、現職。あらゆるマネー商品に精通し、わかりやすい解説に定評がある。主な著書に『あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない』『ジュニアNISA入門』(ダイヤモンド社)など多数。
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【2023年11月7日更新】
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売買手数料 | 購入可能なつみたてNISA対象商品数 | |||
投資信託 | ETF | インデックス型投信 | アクティブ型投信 | ETF |
◆SBI証券 | ||||
無料 | ― | 179本 | 31本 | ― |
【SBI証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 ネット証券大手の一つ。つみたてNISA対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、つみたてNISAで選べる投資信託の本数は210本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多い。「100円」から投資信託の積み立てが可能で、少額から始めたい人に対応。「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べるので、きめ細かい時間分散投資もできる。三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」を利用するとお得。決済額の0.5%のポイントと投信マイレージによるポイントが両方貯まる。NISA、つみたてNISA預りでの投信積立にも利用できる。スマホアプリ「かんたん積立アプリ」は、つみたて NISAに対応しており、投資信託をスマホで管理できる。「かんたん積立アプリ」では、おすすめの資金や金額配分の提案もしてくれる。カスタマーサービスセンターは「NISA・投信土日専用デスク」があり、週末も問い合わせに対応している。 |
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◆マネックス証券 | ||||
無料 | ― | 170本 | 29本 | ― |
【マネックス証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 つみたてNISA対象の投資信託のラインナップは199本と豊富。最低購入金額が原則100円と、少額からつみたてNISAを始めることができる。NISA・つみたてNISAを利用して投信を保有すると、約8割のファンドで年率0.08%のマネックスポイントがもらえるのも嬉しい。しかも、年1回でも利用すれば年会費が無料になる“実質”年会費無料の「マネックスカード」で積み立てたときの還元率は1.1%と高還元。また、独自の資産設計アドバイスツール「MONEX VISION」が、おすすめの投資信託を紹介してくれる。「つみたてNISA」と「iDeCo」、どちらの制度が各個人の投資目的に適しているか、アドバイスが受けられる「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」が便利。総合口座での取引でも、約定金額の低い価格帯で特に手数料が安いため、将来少額からでも株式投資を始めたい初心者にもおすすめ。 |
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◆楽天証券 | ||||
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【楽天証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座※の開設数ナンバー1!(2022年9月末時点)つみたてNISAで取り扱う投資信託の本数は204本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多い。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額からつみたてNISAを始められる。「毎月積立」だけでなく、「毎日積立」も可能だ。また、積立代金の引き落としは、証券口座や「楽天銀行」、その他金融機関に加え、「楽天カード」も選択できる。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能。さらに、「楽天カード」のクレジット決済にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与される。2021年6月に投信積立クレジットカード決済、楽天ポイントに対応したロボアドバイザー「らくらく投資」が登場。専用バランスファンドで、お得に、お手軽にロボ機能が活用できる。「つみたてNISA」「NISA」口座でも利用できる。※一般・つみたて・ジュニアNISA合計。 |
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【楽天カード&楽天キャッシュの活用で、より多くのポイントをゲット!】 | ||||
◆松井証券 | ||||
無料 | ― | 182本 | 29本 | ― |
【松井証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 株主優待名人の桐谷さんもおすすめするネット証券の1つ。つみたてNISA対象の取扱本数は211本と豊富。100円から投資信託を購入可能。積立タイミングは毎月、毎日が選べて、年の途中からでも非課税枠の使い切りができる「増額設定」にも対応している。ロボアドバイザーが投資信託のポートフォリオの提案から運用をサポートする「投信工房」(利用無料)をはじめ、情報ツールが豊富でサポート体制も充実。100円から投資信託を購入することができるため、投資初心者も始めやすい。低コストインデックス投信も含めた全銘柄がポイント還元対象となる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」は新NISA、現行NISA、特定口座、一般口座、全ての口座で保有する投資信託が対象となり、お得感がある。2020年12月から新たなサポートダイヤル「株の取引相談窓口」を開設。一般的なサポート電話とは異なり、専門のオペレーターが投資の意思決定をサポートする。利用料は無料で、事前予約も可能な画期的なサービスとなっている。 |
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売買手数料 | 購入可能なつみたてNISA対象商品数 | |||
投資信託 | ETF | インデックス型投信 | アクティブ型投信 | ETF |
◆auカブコム証券 | ||||
無料 | ― | 177本 | 29本 | ― |
【auカブコム証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 つみたてNISA対象の投資信託は206本で順次拡大予定。積み立ては100円から可能で、投資初心者や資金に余裕のない人でも始めやすい。NISA口座(つみたてNISAを含む)の開設者は通常の現物株式の取引手数料が最大5%割引になるのもメリットだ。自分でファンドを選べないなら、自分に合ったファンドをおすすめしてくれる「FUND DRESS」が便利。投資初心者にも、すでに投資を行っている中上級者にもおすすめできる。 |
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【関連記事】 ◆auカブコム証券が、Pontaポイントを活用した「ポイント投資」を開始! 買い物や食事で貯まったポイントで投資信託を購入して、お得に資産運用を始めよう! ◆【auカブコム証券「つみたてNISA」口座のメリットは?】「つみたてNISA」対象の投資信託は206本と豊富で、現物株の取引手数料が最大5%割引になる特典もあり! |
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◆SMBC日興証券 | ||||
無料 | ― | 143本 | 15本 | ― |
【SMBC日興証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 2020年7月から、オンライントレード(日興イージートレード)の「投信つみたてプラン」で「つみたてNISA」の取扱いを開始した。つみたてNISA対象商品はすべてノーロード(申込手数料無料)。買付金額は毎月1000円以上、1000円単位。銘柄選びの助けになる「とうしんLab.」では、年齢や運用方針に応じたおすすめファンドを紹介している。複数銘柄を同時に買付設定できる「つみたてカート機能」があり、つみたてNISA対象・非対称銘柄を組み合わせた独自の買付プラン設定が可能だ。 |
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【関連記事】 ◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ! ◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と、多くの割当が期待できる主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣! |
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◆大和証券 | ||||
無料 | 1.242%以下 | 15本 | 4本 | 7本 |
【大和証券のつみたてNISA口座のおすすめポイント】 投資信託は信託報酬の低いインデックス型投信を中心に絞り込んだ計19本。低コストのバランス型投信もしっかりラインナップされているので、投資初心者でも始めやすい。アクティブ型は「年金積立 Jグロース」など4本。また、つみたてNISAでETFを豊富に取り扱う貴重な金融機関となっている。積立頻度を毎月、隔月、3カ月ごと、4カ月ごと、6カ月ごとから選択可能。 |
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※掲載情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。 |
【2023年11月7日更新!】 ◆NISA口座の株式売買手数料や取扱商品、キャンペーンを徹底比較! NISA投資で利用すると得する、おすすめネット証券はココだ! |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆SBI証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 韓国株 ロシア株 アセアン株 |
約2500本以上 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (88社/11社) |
【SBI証券のNISA口座のおすすめポイント】 |
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【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆SBI証券のおすすめポイントはココだ!~IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実の大手ネット証券 |
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◆マネックス証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 |
約1600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (50社/0社) |
【マネックス証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座では日本株の売買手数料が無料なのに加えて、海外株(海外ETF含む)も購入時の手数料が全額キャッシュバックされる(=実質無料)。他の証券会社と比べてNISA口座での外国株の取り扱い銘柄数が多いのも魅力! 米国株は4000銘柄以上、中国株は2500銘柄以上がNISA口座でも購入できる。投資信託は、NISA口座での取引や「投信つみたて」を含めて、すべて購入時手数料が無料(ノーロード)。マネックストレーダーやスマホなどのツールもNISAでの取引に対応。 1日100円から積み立てが可能な「毎日つみたて」は、NISA・つみたてNISA(つみたてNISAは月額指定のみ)でも利用できる。NISA・つみたてNISAを利用して投信を保有すると、約8割のファンドで年率0.08%のマネックスポイントがもらえるのも嬉しい。対面型の投資一任運用サービス「ON COMPASS+」については、2024年1月よりNISA制度に対応する予定だ。 |
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【関連記事】 ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! ◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!第1回 証券会社を選ぼう ◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手 |
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◆楽天証券 | ||||
無料 | ○ | ○ 米国株 中国株 アセアン株 |
約2500本 (原則、全ての投信の 販売手数料無料) |
× |
【楽天証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座※の開設数ナンバー1! 日本株の売買手数料が無料で、海外ETFの買付手数料も無料!(売却時の手数料は必要)。海外株は米国、中国(香港)、アセアン各国と、幅広い銘柄が揃っている。さらに投資信託も約2500本と充実しており、全ての投資信託の販売手数料が無料。またポイントプログラムが充実しており、投資信託の残高に応じてポイントがもらえたり、楽天市場の買い物でポイントアップも可能だ。毎月決まった金額や口数を自動売却して、少しずつ現金が受け取れる「定期売却サービス」も行っている。2021年6月に投信積立クレジットカード決済、楽天ポイントに対応したロボアドバイザー「らくらく投資」が登場。専用バランスファンドで、お得に、お手軽にロボ機能が活用できる。2024 年より開始する新NISA制度では、投資信託・国内株式(「かぶミニ(単元未満株取引)」含む)・米国株式・海外ETF の取引手数料が売買ともに無料になる予定だ。※一般・つみたて・ジュニアNISA合計(2022年9月末時点)。 |
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◆松井証券 | ||||
無料 | ○ | △ 米国株 |
約1750本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (9社/0社) |
【松井証券のNISA口座のおすすめポイント】 |
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【関連記事】 ◆松井証券はどうして投資信託の取扱数が少ないのか? あえて取扱数で勝負せず、松井証券が「顧客に無駄なコストを使わせない」という理念にこだわる理由とは ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは「松井証券」と「SB証券」! ◆松井証券のおすすめポイントはココだ!松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう! |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆GMOクリック証券 | ||||
無料 | ○ | × | 130本以上 (110本以上は 販売手数料無料) |
○ (1社/0社) |
【GMOクリック証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座なら日本株の売買手数料が無料! 投資信託の取扱本数は多くないもののノーロード投信や信託報酬の低い投信が豊富だ。100円から積立が可能なのも魅力。ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、個人投資家の支持を集めている。NISA対応ではないがFXやCFDなど商品ラインアップが豊富なので、NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ! |
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【関連記事】 ◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長 ◆GMOクリック証券の株アプリ/株roid/iClick株を徹底研究!適時開示情報やアナリストレポートも過去90日分が読める! |
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◆auカブコム証券 | ||||
無料 | ○ | △ 米国株 |
約1600本 (原則、全ての投信が 販売手数料無料) |
○ (23社/0社) |
【auカブコム証券のNISA口座のおすすめポイント】 NISA口座なら国内株の売買手数料が無料、100銘柄のETFも売買手数料が無料! 投資信託は100円から購入が可能。500円から個別株が買える「プチ株」、プチ株や投資信託を毎月積立投資できる「プレミアム積立」もある。NISA口座を保有していると一般口座(と特定口座)の現物株式売買手数料が最大5%割引になる「NISA割」もお得(ただし「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)。2020年1月14日から投資信託の販売手数料がすべて無料に! また、対象の投資信託を保有して「au ID」を登録しているとPontaポイントがたまるお得な「auカブコムの資産形成プログラム」は、特定口座・一般口座・NISA口座が対象となっている。なお現在、米国株式取引はNISAに対応していないが、2024年1月より、NISAの投資対象に米国株式が追加される予定だ。 |
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株式売買手数料 (税込み) |
取扱商品 | NISAでのIPO対応 (昨年の取扱数/うち主幹事数) |
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国内株 | 海外株 | 投資信託 ※1 | ||
◆SMBC日興証券 | ||||
137~1650円 (約定代金による) |
○ | × | 約1000本 (650本以上は 販売手数料無料) |
○ (66社/21社) |
【SMBC日興証券のNISA口座のおすすめポイント】 証券会社でトップクラスのIPO取扱実績を誇る。NISA口座でもIPOに参加できるので、公募価格の数倍になることもあるIPO投資で非課税のメリットを生かしたいなら、口座を開いておきたい証券会社だ。また、100円からdポイントでも株式投資ができる独自サービス「キンカブ(金額・株数指定取引)」があり、NISAの限度額120万円をムダなく使えるのが魅力!サポートツール 「fund eye Plus」も便利だ。「投信つみたてプラン」では1000円から買付可能で、申込手数料は全銘柄で原則無料。 |
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【関連記事】 ◆SMBC日興証券のおススメポイントはココだ!信用完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」が利用できる |
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◆岡三オンライン | ||||
0~1650円 (約定代金や料金プランによる) |
○ | × | 約650本 (2020年1月6日より 販売手数料実質無料) |
○ (45社/0社) |
【岡三オンラインのNISA口座のおすすめポイント】 2020年1月6日より、ブルベアファンドも含む全ての投資信託の購入時手数料が完全無料に(ただし、ETF等の上場投資信託を除く)。積立買付時も購入時手数料が無料になる。NISA口座の株式売買手数料は有料だが、そもそも一般口座(と特定口座)の手数料はネット証券でも割安。NISA対応ではないがFXやCFD(くりっく株365)などの商品ラインナップも充実している。2024年1月4日以降、NISA口座における国内株式の現物取引(買い・売り)の取引手数料(税込)が全額キャッシュバックされる。 |
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【関連記事】 ◆「岡三オンライン」は1日最大40万円の取引まで「売買手数料が無料」! 資金の少ない投資初心者や株主優待狙いの投資家には、圧倒的にお得! ◆岡三オンラインのおすすめポイントはココだ!個性的な「クライアント型」トレードツールと充実の投資情報が魅力! |
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◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) | ||||
55~1100円 (約定代金や料金プランによる) |
○ | × | 14本 (販売手数料無料) |
○ (5社/0社) |
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