株主優待名人・桐谷広人さんの「コロナ相場」での投資行動をチェック! 桐谷さんが「コロナ相場」で儲けている銘柄と損している銘柄を、それぞれ5銘柄ずつ紹介!
発売中のダイヤモンド・ザイ7月号は、特集「コロナ・ショックの【個人投資家】悲喜こもごも&売買顛末記」を掲載! この特集では、これまでダイヤモンド・ザイに何度も登場した有名個人投資家や一般の個人投資家など、全1272人の個人投資家に取材やアンケートを敢行! 歴史的な大暴落となった「コロナ・ショック」発生時の「投資行動」や「売買した銘柄」「投資成績」などを聞いている。
今回は特集の中から、株主優待名人・桐谷さんの「
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「コロナ相場」で安くなったところを137銘柄買い増し!
3月19日の底打ち後、多くの保有株は上昇基調に
2020年2月25日の急落以降、日本株を買いまくっているという株主優待名人の桐谷さん。その様子は、6月号のダイヤモンド・ザイに掲載された、この記事でも紹介したとおりだ。
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上記の記事では、2月25日~3月23日までの間に、桐谷さんが67銘柄も買っていたことをお伝えしたが、今回新たに取材したところ、4月はさらに70銘柄を買い増していたことが判明! つまり、桐谷さんは「コロナ・ショック」後の2~4月の間に、全部で137銘柄も買ったことになる。
67銘柄買っていた時点では、ほぼすべての保有株が値下がりし、「1億円超の含み損」だと語っていた桐谷さん。さらに大量に買い増した後の運用成績は、一体どうなっているのだろうか?
「株価が下がっていく局面で買ったので、3月10日までに買った株は含み損ばかり。でも、それ以降に買った株はプラスになっている株が多い。4月に買った株はほぼすべてプラスですよ」(桐谷さん)
日本株が3月19日の大底の後に反発したため、それまで買い続けた株が徐々にプラスに転じたというわけだ。
「急落局面で損をするのがイヤだという人もいるでしょうが、余裕資金で現物株を買う分にはそれほど怖くない。配当と株主優待を受け取りつつ、いつか来る反発をなが~い目で待てばいいんです」(桐谷さん)
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3月に投資して、早くも+66%の利益を上げた銘柄も!
桐谷さんが「儲けている株」&「損している株」を公開!
ダイヤモンド・ザイ7月号では、桐谷さんが「コロナ相場」で買った137銘柄のうち、特に「儲けている株」と「損している株」を12銘柄ずつ紹介している。以下に、それぞれ5銘柄ずつ抜粋しよう。
■桐谷さんが「コロナ相場」で儲けている5銘柄は? | ||||||
銘柄名(コード) | 平均単価 (購入日) |
株価 (5/7) |
含み益率 | 最新株価 | ||
◆アプライド(3020) | 1190円 (3/13) |
1980円 | 66.4% | |||
◆メガチップス(6875) | 1090円 (3/13) |
1553円 | 42.5% | |||
◆パートナーエージェント (6181) |
150円 (4/1) |
208円 | 38.7% | |||
◆ウイルテック(7087) | 562円 (4/6) |
762円 | 35.6% | |||
◆ビーネックスグループ(2154) | 507円 (4/13) |
676円 | 33.3% |
■桐谷さんが「コロナ相場」で損している5銘柄は? | ||||||
銘柄名(コード) | 平均単価 (購入日) |
株価 (5/7) |
含み益率 | 最新株価 | ||
◆エスクリ(2196) | 691円 (2/25、2/26) |
373円 | -46.0% | |||
◆ペッパーフードサービス (3053) |
780円 (2/27) |
423円 | -45.8% | |||
◆RIZAPグループ(2928) | 185.3円 (2/25、3/9、 3/27、3/30) |
116円 | -37.4% | |||
◆ニチリン(5184) | 1700円 (2/26) |
1162円 | -31.6% | |||
◆JVCケンウッド(6632) | 220円 (2/28、3/6) |
158円 | -28.2% |
桐谷さんが「コロナ相場」で買った株の中には、すでに急上昇している銘柄もある。最も「含み益率」が高いアプライドは、3月13日に購入して、なんと66%のプラスになっている(5月7日時点)。
「以前は株価が好調で買うタイミングを逃していました。ですが、急落した3月13日に買い、株主優待+配当利回りは5%超に! 株主優待のポイントはさまざまな品物と交換もできますね」
アプライドはPCの小売店を展開し、法人向けにも販売。テレワークの普及を追い風に、早くも株価が上昇した。ただ儲けている株がある一方で、損失を抱えている銘柄もある。
「結婚式場を運営するエスクリは、2月に株主優待の拡充を発表。ギフトショップの買い物クーポンがもらえるようになり、買い増ししたのですが……。新型コロナウイルスのせいで結婚式を開催しづらくなり、株価は急落してしまいました」
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まだ業績に明るい展望はないが、こうした含み損の株も、桐谷さんが損切りすることはない。
「たしかに多くの銘柄で業績が悪くなり、減配も続くと思います。でも新型コロナウイルスの影響がなくなれば、その状況も一気に変わります。配当利回り5%超の銘柄が300以上もある中、買いたい株はまだまだ豊富。これからも買い続けます!」
さて、ここまでダイヤモンド・ザイ7月号の特集「コロナ・ショックの【個人投資家】悲喜こもごも&売買顛末記」から、株主優待名人・桐谷広人さんが「コロナ・ショック」で儲けている株と損している株を抜粋した。誌面では、ほかにもさまざまな有名投資家の売買顛末記を紹介。「コロナ相場」での行動について個人投資家1272人に聞いたアンケートの結果も公開しているので、誌面も併せてチェックしてほしい!
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