「FIRE」を実現した後、資産を守りながら生活する方法を紹介!
発売中のダイヤモンド・ザイ12月号は、特集「早く自由になりたい!【FIRE】入門」を掲載! この特集では、今話題のFIREを実現した人の実例を紹介し、夢を叶えるためのヒントを探っている。今回はこの特集から、実際にFIREした人に取材してわかった、FIRE後に資産を守りながら生活する工夫を公開!
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⇒「FIRE」実現のために必要な金額をタイプ別に紹介!「悠々自適」「副業しながら」など、日本版FIREの4つのタイプと、それぞれに必要な資金の計算方法を紹介!
「FIRE」実現後に資産を防衛するには、
生活レベルを落とさず、生活費を引き下げる工夫が必要!
最近話題の「FIRE(Financial Independence, Retire Earlyの略)」という言葉。直訳すると、経済的独立・早期リタイアを意味しているが、日本におけるFIREの定義には、若干あいまいな部分がある。
そこで、ダイヤモンド・ザイでは「FIRE=投資で経済的自立にメドをつけること。拘束時間の長い仕事を辞めて自由を獲得し、新しい人生をスタートさせること」と、ざっくり定義。完全リタイアすることだけでなく、アルバイトなどで収入を得ながらセミリタイアすることも含めてFIREと呼ぶものとする。
FIREするには、事前にある程度の資金を作っておく必要がある。それなりに贅沢しながら悠々自適に暮らしていきたいなら、かなりの金額を用意しなければならない。逆に、FIRE後の生活コストを引き下げることができるなら、準備する資金の目標は引き下げられる。
「準備する資金はなるべく少ないほうがいいが、生活コストを下げるため、FIRE後に我慢して節約生活を続けるのはキツイ」と思う人が大半だろう。そこで、ダイヤモンド・ザイでは実際にFIREを実現した人に取材し、我慢せずに生活コストを抑えるための工夫を聞いた。
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物価の安い国に移住して快適に生活する手も!
国内でも都心⇒郊外への移住で生活費を減らせる!
生活レベルを維持しつつ、支出を抑える一番の方法は引っ越しだ。会社を辞めて勤務地に縛られない生き方ができるのだから、物価の安い地域に住めば、自然と支出は抑えられる。
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たとえば、FIRE実現者の一人・アキラさんは、FIREを機に家族でフィリピンに移住。現在は、月20万円弱で生活しているという。子ども二人は現地の私立校に通わせて、英語教育を受けさせているそうだ。
海外移住はハードルが高いかもしれないが、国内でも物価には大きな地域差がある。たとえば、都心だと高額になる住居費は、地方に移住するとグンと下げられる。田舎に移住するのは不安という人もいるかもしれないが、県庁所在地レベルの地方都市でも、東京の半額程度で家を見つけるのは難しくない。家賃が安いうえに広い家に住めるので、地方移住は真剣に検討する価値があるだろう。
もっと狭い範囲で引っ越すなら、やはりFIRE実現者であるグミ/パンさんが実践中の「激安スーパーの近くに住む」作戦が参考になる。食費も支出の多くを占めるので、1~2割安いだけでも効果は大きい。しかも、そういったエリアはドラッグストアなど、スーパー以外の店舗の物価も安くなりがちなので、日用品費の圧縮も期待できる。
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FIRE後の投資は「攻め」から「守り」へシフト!
資産を取り崩すだけでなく、FIRE後も元本を増やすことはできる
次に、虎の子の資産の防衛法も見ていこう。FIREを達成するまでは、なるべく早く資産を増やすべく、ハイリスク・ハイリターンな運用をする人が多い。
しかし、目標金額を達成してFIREしたら、資産が大きく増える可能性もあれば、大きく減る可能性もある運用スタイルではなく、守りを一番に考えたほうがいいだろう。万一、FIRE後に運用で大打撃を負えば、生活に行き詰まるリスクが生じるからだ。リスクの低い債券や、インカムゲイン重視で業績が安定した高配当株の割合を増やしてもいい。
また、FIREした人のなかには、投資収益の再投資や生活費以上の副業収入を稼ぐことで、むしろ資金を増やしている人もいる。FIRE後にも投資元本を追加できれば、資産を長く守っていくことが可能。セミリタイアを考えている人や節約が得意な人は、ぜひこのスタイルを目指したい。
最後に、退職のタイミングもよく考えよう。資産の時価評価が下がっている相場低迷時を避けたり、雇用保険がもらえる期間まで働いたりすることは大切だ。退職日は自分でコントロール可能なので、もっとも得するタイミングを狙いたい。
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相場環境に振り回されない”地力”が強い株を探せ!
ダイヤモンド・ザイ12月号をチェック!
今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ12月号の特集「早く自由になりたい!【FIRE】入門」から一部を公開した。
ダイヤモンド・ザイ12月号の大特集は「いま【快進撃の株】87」! この特集では、日本株の中でも「利益が過去最高を達成した株」「株価が最高値になった株」「配当が最高額に達した株」を紹介。「業績」「株価」「配当」が伸びている株は、相場環境に振り回されない力強さを持っているので、ちょうど今のように株価の動きが読みづらい局面では狙い目だ。
そのほか「岸田新政権でどうなる⁉【日本株】」「【NISA(少額投資非課税制度)】の年末戦略」「景気減速の【中国】は売りか⁉ 日本の中国関連株は大丈夫?」「【早期退職】は得か損か」なども要チェック!
さらに、別冊付録で「【老後の不安】解消BOOK」も付いてくる! ダイヤモンド・ザイでは、延べ7800人を対象に「老後のお金」に関するアンケートを実施。この別冊付録ではアンケートの結果を紹介するほか、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説する”老後不安への対処法”も掲載しているので、少しでも老後に不安を感じている人は参考にしてほしい。
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