ダイヤモンド・ザ(株主優待ランキング、まだ買える高配当株&Jリートなどの大特集)の発売日だが、ここのところ日経平均の値動きが激しい。過去1カ月間でみても、安値は1万4000円台、高値は1万7000円台と大きな変動となっている。ザイ編集部ではプロ10人に「15年3月末までの日経平均の高値&安値」に緊急取材を敢行。その結果は、最高値2万1000円、最安値1万5500円。各プロのシナリオに注目。
日銀は3兆円、年金は17兆円の日本株買い!
ただ全員が強気の時こそ株価の天井に注意
「日銀の異例の追加金融緩和の前では、今は目立った売り要因が見つからない」
15年3月末までの日経平均株価の見通しを10人の専門家に聞いたところ、冒頭のような意見が多く見られた(表を参照)。株価の底割れを予想する専門家はゼロで、1万8000~2万1000円の高値予想が並んだ。


もう一度、日本株と政策を振り返ろう。日銀の予想外の追加金融緩和の発表が10月31日。当日、それを好感して前日比で755円も上げる暴騰を演じた。日銀は現在は年間1兆円のETFの購入枠も3兆円まで増やすという。
これは米国の金融緩和の第3弾(QE3)とほぼ同じ水準。市場規模で日本は米国の3分の1なので、インパクトは相当なものだ。
さらに同日に公表された公的年金(GPIF)の運用見直しも、株価暴騰に一役買った。約132兆円もの運用資産の配分について、安全資産の日本国債の比率を60%から35%へ引き下げ、リスク資産の株式の比率を24%から50%へ拡大する。そのうち日本株は従来の12%から25%へと倍以上に拡大。約132兆円の13%分の増額なので、単純計算でも約17兆円もの日本株への買い需要だ。

米国景気の回復と円安による日本企業の来期以降の利益の増加期待に加え、日銀や年金による「強引な株価対策」が用意されているとなれば、株価下落のシナリオは描きにくいようだ。紛争など地政学リスクは否定できないが、当面は経済面では想定されるリスクが少ないことも楽観シナリオを描きやすい背景だ。
日本ハムの高値更新は増税克服のサインか!
日銀やGPIFの大量の日本株買いには不安も
12月に予定されていた来年10月の消費増税の決断も、一時的に先送りすることがほぼ決まった。では、4月以降懸念されていた消費税増税の影響を企業は乗り越えることができたのか。
「例えば日本ハム(2282)の年初来高値更新に注目したい。食肉業界は円安による原料高、消費増税による消費停滞というマイナス要素だらけなのに、企業もこうした障害は克服できると市場は判断していると読める」(マネックス証券・広木隆さん)
ただし、異例の金融緩和に対しては日銀が大株主になる点や緩和縮小の手段が見えていない点など、多くの弊害も懸念されていることを記憶しておきたい。目先の需給関係では株価にはプラスでも、日本経済にマイナスとなる可能性があるからだ。
全体的に強気予想が多いが、そうしたムードが支配した時ほど株価が天井だったことは歴史上、何度もある。特に日銀に残された手はほとんどなく、株価への援護射撃も「弾切れ」と市場に見透かされたら一斉に売られるリスクも。
警戒を忘れず、技術改革などで業績が拡大した結果の株価なのか、円安や需給で釣り上げられた株価なのか、その見極めが大事になりそうだ。
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