最下層からの成り上がり投資術!
2017年11月21日 藤井 英敏

日経平均の上昇が一服し、12月8日のメジャーSQまで
絶好の仕込み期間が到来! 好業績・高業績変化率で
25日移動平均線を上回っている「お宝銘柄」を探せ!

 日経平均株価は、11月9日の2万3382.15円を目先天井に調整を続けています。ただし、16日の2万1972.34円で、一応ボトムアウトした格好です。チャート的には、25日移動平均線がサポートしています。目先は、同線が押し目限界として意識されそうです

■日経平均株価チャート/日足・6カ月
日経平均株価チャート/日足・6カ月日経平均株価チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 なお、11月20日の日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、終値が19.44、高値は20.72、安値は19.32と、相変わらず、ここ最近の高値圏で膠着しています。強弱感が対立しているからなのでしょう。

■日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)チャート/日足・6カ月
日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)チャート/日足・6カ月日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 今後、心理的節目の「20」を大きく超えてくるようだと、リスクパリティ・ファンドからの先物・現物売りが加速する見通しです。

 逆に、現状レベルで高止まりするようならば、日経平均株価の調整は継続するものの「もみあい」が続くとみています。その場合の想定レンジは、25日移動平均線~25日移動平均ベースのボリンジャーバンド+1σです。

 そして、「20」を大きく下回っていくようなら、レンジは切り上がり、25日移動平均ベースのボリンジャーバンド+1σ~同+2σの間を推移する「バンドウォーク」に移行すると考えます。

「第4次安倍内閣」相場の上昇第1幕は終了!
12月8日のSQまでは絶好の仕込み期間

 現時点の私のメインシナリオは、「今年の9月8日の1万9239.52円を起点とした「第4次安倍内閣」相場の上昇第1幕は11月9日の23382.15円でいったん終了した」というものです。

 また、アベノミクス相場の初動の際に、上昇第1幕が終了した2013年5月23日から、メジャーSQ前日の2013年6月13日の1万2415.85円までの値動きを参考に、今回は12月のメジャーSQの8日前後に底入れするというものです。

 そして、現在の調整は力強い中期的な上昇局面における、短期的な健全な調整局面との見方も不変です。よって、12月のSQまでは絶好の仕込み期間との認識です

 また、米国では11月23日の感謝祭の祝日を含む、今週から年末にかけてのホリデー・シーズンの相場は上昇しやすいという「アノマリー」が知られています。このため米国発の日経平均株価の急落リスクは低いはずです。

 万が一、日本株が急落するとすれば、それは北朝鮮問題の深刻化ですね。トランプ米大統領は11月20日、北朝鮮をテロ支援国家に再び指定したと発表しました。これを受け、北朝鮮の強い反発が予想されているからです。

 今後、米国と北朝鮮との緊張が高まるようなら、一時的にリスク回避的な売りが出る見通しです。この北朝鮮リスクについては、頭の隅に置いておく必要はあるでしょう。そのケースで買えるのは、軍事関連だけですね。

日経平均株価が一服し、小型材料株に資金が流入
狙い目の物色テーマは?

 ところで、11月20日の東京株式市場では、日経平均株価は前週末比135.04円(0.60%)安の2万2261.76円と3営業日ぶりに反落した一方、日経ジャスダック平均株価は同39.98円(1.09%)高の3710.00円、東証マザーズ指数は3日続伸し同12.25ポイント(1.08%)高の1145.13ポイントと、両指数ともに1%超上昇しました。

■日経ジャスダック平均株価チャート/日足・6カ月
日経ジャスダック平均株価チャート/日足・6カ月日経ジャスダック平均株価チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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■東証マザーズ指数チャート/日足・6カ月
東証マザーズ指数チャート/日足・6カ月東証マザーズ指数チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト
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 どうやら、大型株の上昇がようやく一服したため、ここまで物色の蚊帳の外に置かれていた小型材料株への短期資金が流入し始めたようです

 よって、信用取引などを活用して積極的に短期売買を繰り返すアクティブ個人の相場の体感温度が上昇する確率が高まったと考えます。

 ただし、現時点では、小型材料株に関しては依然として柱になる物色テーマが見当たりません。柱となる物色テーマのリーディング・ストックが誕生し、関連銘柄が次々に火柱高になることが、小型材料株へのさらなる短期資金流入の必要条件です。

 一応今後も、量子コンピュータ、電気自動車(EV)関連、リチウムイオン電池関連、有機EL関連、仮想通貨関連、働き方改革関連、好業績が続く半導体関連などの中から物色の柱が育つのか、または新しいテーマが誕生するのか、注視していきたいと考えています。

今の上昇相場に乗れていない個人は多い
好業績かつテクニカル的に良好な銘柄を狙え

 そういえば、11月21日午前、ツイッターの某有名アカウントで、「相場歴28年の私が、超絶簡単相場認定。今稼げない人は馬鹿。」という言葉が呟かれました。これに対して、私の友人達の反応は、「う~、今月私はマイナスなので糞投資家ですね。頑張ります。」、「ムキーッ。バカ呼ばわりされたー。気がしたー。」、「俺、馬鹿認定されました。」といったものでした。

 つまり、私の知り合いは総じて儲かっていないようです。この傾向が私の周りだけに限った話だとは到底思えません。

 確かに、上手に今の上昇相場に乗って爆益を上げている個人もいるにはいるでしょう。しかしながら、乗れていない個人の方が圧倒的に多いと感じています。ですから、もしあなたが今、それほど上手くいっていなくても、あまり気にする必要はないと思います。

 ですが、これからの相場には上手く乗りたいですよね。そのためには、まずは現在の相場が「業績相場」ということを肝に銘じましょう。よって、狙うべき銘柄は好業績・高業績変化率・高進捗率銘柄に絞るべきです。そして、絞った銘柄の中からテクニカルが良好なものだけを組み入れましょう。

 具体的には、株価が上向きの25日移動平均線を上回っているものだけを買いましょう。さらに、量子コンピュータ、EV関連、リチウムイオン電池関連、有機EL関連、仮想通貨関連、働き方改革関連、半導体関連などのテーマ性があれば尚可です。

投資資金の効率的運用が大切
塩漬け株は早々に損切りし、好業績銘柄に乗り換えよう!

 また、こんなに環境がいいですから、塩漬け株は絶対に持たないようにしましょう。塩漬け株の長期保有は、時間とカネの無駄です。精神衛生的にもよくありません。もちろん、値動きの良好な銘柄はじっくり腰を据えて、強いグリップ力で保有し続けましょう。

 一方、値動きが鈍い銘柄は、さっさと損切り、リリースしてしまいましょう。そして、その売却資金で、その時の値動き良好な好業績銘柄にサクッと乗り換えましょう

 このように投資資金の効率的運用を図ることに全力投球することが、今の相場に上手く乗るコツだと思います。

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