最下層からの成り上がり投資術!
2018年3月23日 藤井 英敏

暴落した日経平均は、今後「1万9308円」まで下落!?
主力企業の業績見通しが出揃う「4月下旬」まで調整が
続くと予想されるので、そこまでなんとか生き残れ!

日経平均株価が1000円近く大暴落したのを受け、藤井英敏さんが緊急寄稿! 今回の暴落の影響から、今後の日経平均株価の値動きの予想、さらには今の市況で個人投資家が気をつけるべきポイントまで、ズバリ解説する!

「ディセンディング・トライアングル」を下放れした
日経平均株価はどこまで下がる?

 3月23日の日経平均株価は、前日比974.13円(4.51%)安の2万0617.86円と急落しました。トランプ米政権が、中国製品に高関税を課す制裁措置を22日発表したため、22日の米国株が大幅に下落し、円高が急激に進行したためです。

 日経平均株価は、3月23日に安値2万0559.61円を付け、且つ、終値でも5日の安値2万0937.26円を割り込んだことで、最近まで形成していた、下辺が水平で上辺が右下がりになっている「上値切り下げ型の三角保ち合い(ディセンディング・トライアングル)」の下放れとなってしまいました。

■日経平均株価チャート/日足・6カ月
日経平均株価チャート/日足・6カ月日経平均株価チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 このため、相当な値幅の下落が発生するリスクが高まったとみるべきでしょう

 下値メドとしては、24カ月移動平均線(3月23日現在19308.13円)、月足ベースの一目均衡表の基準線(同19496.67円)あたりがまずは意識されそうです

■日経平均株価チャート/月足・5年
日経平均株価チャート/月足・5年日経平均株価チャート/月足・5年(出典:SBI証券公式サイト)
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■日経平均株価チャート<一目均衡表>/月足・5年
日経平均株価チャート<一目均衡表>/月足・5年日経平均株価チャート<一目均衡表>/月足・5年(出典:SBI証券公式サイト)
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積み上がった信用買い残を吸収しない限り
日経平均株価のリバウンドは見込めない

 ちなみに、3月16日申し込み時点の信用取引の買い残高は、3兆6024億円。約10年半ぶりの高水準となった2日申し込み時点3兆6162億円に再び迫っています。

 信用買い残は、将来の売り予約です。にもかかわらず、相場は足元で下げピッチを上げています。日を追うごとに評価損益率が悪化していることは、予想に難くはありません。

 日経平均株価の昨年来高値は、1月236日の2万4129.34円です。現在の日経平均株価の水準を考慮すると、追証がガンガン発生しても不思議ではないでしょう。おそらく、3月23日にも相当量の追証絡みの投げ売りが出たことでしょう。

 今後については、相場が戻ればすかさず売りが出て、逆に、相場が下がればさらなる評価損の増加、信用維持率の低下、そして、追証発生という負の連鎖に恐怖した信用買い方の投げ売りが出てくるはずです。よって、当面は積み上がってしまった買い残の整理売りを吸収しない限り、力強いリバウウンド局面の到来は難しいと思います

安易な押し目買いはNG。
「非貸借銘柄」の信用銘柄も避けよう

 個別銘柄に関しては、値動きが鈍い(具体的には株価が25日移動平均線を下回っている)銘柄で、信用買い残が積み上がり、信用倍率の高い銘柄はアンタッチャブルです。この手の銘柄は信用需給が非常に悪いため、安易な押し目買いは避けるべきです。

 また、値動きの鈍い貸借銘柄以外の制度信用銘柄、つまり「信用銘柄(非貸借銘柄)」も避けましょう。なぜなら、売り方の買い戻しが入らないため、非貸借銘柄は貸借銘柄以上に、ナイアガラが発生しやすいからです。

今後の日経平均株価は4月下旬まで調整するので
それまでなんとか生き残れ!

 目先は「生き残る」ことだけを考えましょう。相場を取り巻く環境は極めて不透明です。

 相場観としては、主力企業の2018年度の業績見通しが出揃う4月下旬まで調整するとみています。出てくる見通しは、円高を主因に保守的なものが相次ぐでしょう。私はそれをもって、悪材料が出尽くし、相場が底打ちするとみています。

 もちろん、その前になんらかの環境変化で底打ちが早まるかもしれません。しかしながら、ここまで壊れた相場です。明確な環境変化や材料の出現がない限り、そう簡単には戻らない。そう肝に銘じておいた方がよいでしょう。

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