最下層からの成り上がり投資術!
【第27回】 2012年10月15日 藤井 英敏

とりあえず12月10日のノーベル賞授与式まで
「iPS細胞」関連銘柄を売買しなさい!

 冴えない相場が続きます。日経平均は遂に、10月15日前場に8500円を割り込む場面がありました。ザラ場中の8500円割れは7月26日以来、約2カ月半ぶりのことです。

日経平均が8000円近くまで下落しても違和感はない

 日経平均は9月19日の9288.53円をピークに調整入りし、9月6日の8646.03円を割り込みました。

日経平均の日足チャート(1年)。緑が5日、赤が25日、青が75日の移動平均線(出所:株マップ)

 この8646.03円は、8月20日の9222.87円を1番天井、9月19日の9288.53円を2番天井とする「ダブル・トップ」のネックラインです。こうなると、8646.03円から642.50円(=9288.53円-8646.03円)を差し引いた8003.53円付近までの下落があっても驚きはないですね。

 ただし、5月以降の日経平均の重要な安値としては、6月4日の8238.96円、7月25日の8328.02円があります。またもう少し遡れば、昨年11月25日の8135.79円という重要な安値もあります。そうこう考えると、8000円台前半は中期的な安値圏であるともいえます。

 一方、7月4日の9136.02円、8月20日の9222.87円、9月19日の9288.53円などから、9100円~9300円のゾーンも中期的な高値圏といえるでしょう。

 よって、当面の投資スタンスとしては8000円前半で強気になり、9000円を超えてきたら弱気になる必要がありますね。

ボラティリティの低いダラダラ相場が続く

 相場が、このボックスから上に放れるためには、円相場が急激に円安になることが最も効果がある材料です。次に効果があるのは日中の政治的な緊張の緩和です。また、閉塞感強い国内政治について、解散総選挙の実施時期がみえてくることも、それなりに効果があると思います。

 ですが、米国の「財政の崖」問題、根強い欧州債務不安、決して積極的とはいえない日銀の緩和姿勢などを考慮すると、円安は期待薄です。日中の政治的な緊張の緩和も、おそらく、両国の次のリーダーによって実現するのでしょうから、当分事態の打開はないでしょう。また、解散総選挙の時期も現時点では全く見通せません。

 つまり、日本株を積極的に買う理由はほぼ皆無です。

 さりとて、米国のQE3(追加的量的緩和政策第3弾)実施や、ECB(欧州中央銀行)による南欧諸国の国債無制限購入などの追加の金融緩和により、緊張感を伴った相場の急落もなさそうです。

 こうなると、ボラティリティーの低い相場が延々と、ダラダラと続くことでしょう。つまり、当面のメインシナリオは、退屈な「底練り」ですね。