最下層からの成り上がり投資術!
【第37回】 2012年12月25日 藤井 英敏

年末は日経平均の上昇に乗りつつ、
新興市場、IPO銘柄で一儲けを狙え!

 そこで、今週の東京株式市場のメインプレーヤーは、個人と証券自己ということになるでしょう。とりわけ、国内機関投資家からの売りが減少する中で、売り方の買戻しや、買い遅れた投資家の買いが継続すれば、日経平均は3月27日に付けた年初来高値10255.15円を試すことも十分あり得るとみています。

年末は新興市場、IPO銘柄を狙え

 なお、株式投資で成り上がりたいのなら、このように、今の市場のメインプレーヤーがどのような連中であるかを、(当らなくてもよいから)想像し、その連中が好む銘柄群を狙うべきです。

 とりわけ個人は株価が低位、または、最低売買金額が小さい銘柄や新興市場、特に値動きの激しいIPOや直近IPO銘柄を好みます。一般的に個人は貧乏なため、動かせる金額が小さく、リスク許容度が高いため、そのような物色傾向になるのです。

 逆に金持ちの個人は、動かせる金額が大きいですが、リスクを嫌う傾向が顕著なため、そのような銘柄をあえて触りません。「金持ち、けんかせず」です。

 しかし、貧乏から脱出し、成り上がりたいのなら、積極的に、「リスク・テイカー」になるべきです。

+1σの上昇気流に乗っていけ

 ところで、20日、白川日銀総裁が金融政策決定会合後の記者会見で物価目標に関して、「1月の次回会合で結論を出したい」と表明し、物価目標を安倍新政権と結ぶ政策協定に盛り込む公算です。物価目標は2%の上昇率を視野に入れており、安倍新政権による成長戦略との相乗効果で、日銀は早期のデフレ脱却を狙うとみられています。

 このような総選挙後の日銀の姿勢の変化も、日本株にポジティブに作用し続ける見通しです。株式はインフレが大好き、デフレが大嫌いなのですから、当然のことです。

 当面の日経平均ですが、25日移動平均ベースのボリンジャーバンドの+1σ(21日現在、9819.16円)と+2σ(同10103.28円)との間での「バンドウォーク」を続けるというのがメインシナリオです。もちろん、+1σを割り込むようなら、25日移動平均線(同9532.85円)付近までの調整は覚悟するべきですが、それは、+1σを割れてから考えればよいでしょう。

 株式投資で成り上がりたいあなたは、トレンドにはできる限り長い時間乗ろうとするべきです。そのトレンドの折り返しが、+1σ割れです。

 現状のように明確な上昇トレンドが出ている以上、下手に、「相場が過熱しているから、降りておこう」なんて考えず、「折り返したら降りるけど、折り返しのサインが出るまでは、今発生中のトレンドにしがみつく」というくらいでちょうどよいと思います。