ザイスポ!
2013年9月9日 ザイ・オンライン編集部

医療保険は「終身タイプ」が基本だ!
~保険見直しの基礎知識(11)~

積み立て型の医療保険の実質負担は安い

 「病気にかかる可能性は、若い時よりも年を取ってからのほうが多いことを考えれば、医療保険も終身型を選ぶのがいいでしょう」

 仲さんは、こうアドバイスする。また、医療保険選びでは「積立て型」か「掛捨て型」かで迷う人も多い。

 「保障期間を終身、保障内容をほぼ同じにして比較した場合、、月々の保険料は掛け捨て型のほうが安くなります。ですが、掛け捨て型の場合、解約したり、死亡しても、まったく家計に戻ってこないので支払総額=実質保険料負担になってしまう。これに対し、積み立て型には解約返戻金があります。そのため実質負担額は掛け捨て型の約半分の負担で済むことがあるのです」

 ここから医療保険に加入するなら、実質負担の安い積立型にするか、表面的に保険料が安い掛捨て型にするかの選択になります。

 「家計の状況によっては、積み立て型終身医療保険では月々の保険料負担が重く感じられるかもしれません。その場合、積立型と掛捨て型を組み合わせたり、共済と組み合わせたりする方法で、保険料を調整していくとよいでしょう」

積み立て型なら解約して使う方法も

 積み立て型の医療保険には、解約して使うという選択肢も存在する。

 「例えば、病気で障害が残り、ご家族が在宅介護をすることになった場合、医療保険を解約し、その解約返戻金で可動式ベッドや車いすを購入することも考えられます。家をバリアフリー化するための費用に充てることもできるでしょう。積み立て型終身医療保険の貯蓄部分(解約返戻金)は、死亡した際のお葬式代という用途だけでなく、死亡もしくは在宅介護の状態に備えるものでもあるのです」

(文/大山弘子)

◎Profile
仲 和成(なかかずなり)
1965年、福岡県生まれ。九州大学工学部卒業後、株式会社リクルート入社。ネットワークエンジニアとして企業のネットワーク構築に従事。1995年、INA生命保険株式会社(現・NKSJひまわり生命保険株式会社)入社。初代エグゼクティブライフカウンセラー認定。2003年ファイナンシャル・プランナーとして独立し、現在に至る。一級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP(日本FP協会認定上級資格)。MDRT会員(1999年~)、CCMA(日本証券アナリスト協会準会員)