IPO株の銘柄分析&予想

「SBIリーシングサービス」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のリース事業に投資するファンド販売企業との比較や予想まで解説![2022年12月2日 情報更新]

2022年9月13日公開(2022年12月2日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 SBIリーシングサービス
市場・コード/業種 グロース・5834/証券、商品先物取引業
上場日 10月19日
申込期間(BB期間) 10月3日~10月7日
おすすめ証券会社 大和証券SBI証券SMBC日興証券松井証券岩井コスモ証券CONNECTSBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 3300円(+10.74%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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SBIリーシングサービスが10月19日にIPO(新規上場)!

「SBIリーシングサービス」の公式サイトより

 SBIリーシングサービスは、2022年9月13日、東京証券取引所に上場承認され、2022年10月19日にIPO(新規上場)することが決定した。

 SBIリーシングサービスは2017年4月3日に設立された。ファンド事業として、投資家からの出資金及び金融機関からの借入金にて、航空機、船舶等の大型の償却資産を購入し、航空会社や海運会社等の借り手にオペレーティング・リース形式で賃貸する。リース満了時には、リース物件を市場で売却する等により、キャピタルゲインの獲得を目指す。

 また、ゼネラルアビエーション事業として、ゼネラルアビエーション(定期航空運送路線以外の民間航空)業界の運航会社等を借り手としたリース事業案件の組成及び管理並びに投資家への販売までの一連の業務を行い、手数料等の収益を得ている。また、需要家である航空会社に向けて、ヘリコプターを含む小型航空機等の機材の販売及びリースを行っている。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

SBIリーシングサービスのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 9月30
ブックビルディング(抽選申込)期間 10月3日~10月7日
公開価格決定 10月11日
購入申込期間 10月12日~10月17日
払込日 10月18日
上場日 10月19日

SBIリーシングサービスのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2022年10月12日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
大和証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
60.9
公式サイトはこちら!
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
13.0
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短即日で取引可能]
1.7
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短即日で取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短即日で取引可能]
0.9%
公式サイトはこちら!
CONNECT
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
みずほ証券(主幹事証券) 21.7  
極東証券 0.9%  

SBIリーシングサービスのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 2980
仮条件
[予想PER(※2)
2800~2980円
8.0倍~8.5倍]
公募価格 2980円
初値 3300円
初値騰落率 +10.74%
予想トレーディングレンジ(※3)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社2社の予想PER(2022年9月28日前引けの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【2社平均】 9.7倍
FPG<7148> 13.2倍(連)
JIA<7172> 6.1倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社2社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は若干割安と判断できる。

SBIリーシングサービスの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 744万6800株(予定)
公開株式数 公募35万株  売出185万株
(オーバーアロットメントによる売出33万株)
想定公開規模(※1) 75.4億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

SBIリーシングサービスはリースファンドの組成・販売を行うSBI子会社

 航空機、船舶等を対象としたオペレーティング・リース事業に投資するファンドの組成・販売を行う。2022年3月期の売上高構成比率はファンド事業97.8%(JOL商品86.3%、JOLCO商品11.5%)、ゼネラルアビエーション事業2.2%となっている。商品の在庫期間は約3.8ヶ月。

 IPOではあまり人気とはいえない親子上場であり、公開規模も大きい。ただ、創業から6年目でのスピード上場であり、売上高は急速に拡大している。株価バリュエーションに割高感も特段なく、市場環境次第ではしっかりとした初値形成も期待できそうだ。

 公開規模については70億円台となる見込み。発行済株式総数の95.6%を親会社のSBIHDが保有しており、上場後も親子関係は維持される見通し。

◆「SBIリーシングサービス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短即日で取引可能]
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岩井コスモ証券[最短即日で取引可能]
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CONNECT[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
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SBIリーシングサービスの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2019/3 656
(―)
▲ 171
(―)
▲ 116
(―)
2020/3 4,630
(605.8%)
224
(―)
68
(―)
2021/3 11,037
(138.4%)
▲ 442
(―)
▲ 7,649
(―)
2022/3 29,370
(166.1%)
2,995
(―)
10,364
(―)
2023/3予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2021/3 11,998
(―)
▲ 671
(―)
▲ 7,646
(―)
2022/3 29,556
(146.3%)
2,813
(―)
10,363
(―)
2023/3予 37,169
(25.8%)
3,817
(35.7%)
2,608
(-74.8%)
2022/6 1Q 9,511
(―)
1,224
(―)
728
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:350.22円/10.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

SBIリーシングサービスの業績コメント

 2023年3月期の業績は、売上高が前期比25.8%増の371.6億円、経常利益が同35.7%増の38.1億円と増収増益の見通しとなっている。

 2020年度に深刻化した新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、主に新興国において複数の航空会社が破綻に追い込まれた他、多くの航空会社が業績悪化に追い込まれる事態が発生した。

 各国主要航空会社においては、政府による財政支援や古い機材の退役等のリストラクチャリングによる財務基盤の強化を図る一方で、ワクチン接種率の向上を背景とした旅行需要の回復により、2021年度に入り業績の回復傾向がみられている。また、海運業界においては、航空業界での大幅な減便による貨物運輸需要の高まり等により業績は好調に推移している。

 一方、国内投資家においては、2020年度は航空業界への不安感や、コロナ禍における自社業績の悪化懸念等から、オペレーティング・リースファンドヘの投資ニーズの減退傾向が見受けられたが、海外航空業界の需要の回復や業績の回復傾向と合わせ、投資意欲はさらに旺盛となると予想される。

 このような環境下のもと、同社グループは、船舶・コンテナ案件の比率拡大、円建て案件の組成(通常、ファンドは外貨建てとなる)、継続的なJOL商品組成への取組を通じ、様々な投資家ニーズに対応することで2023年3月期は堅調な業績推移を見込んでいる。なお、通期計画に対する第1四半期末時点における進捗率は、売上高95.1億円で25.6%、経常利益12.2億円で32.1%となっている。

SBIリーシングサービスの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都港区六本木一丁目6番1号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 久保田 光男(昭和37年10月5日生)
設立 平成29年4月3日
資本金 1億円(令和4年9月13日現在)
従業員数 新規上場会社34人 連結会社34人(令和4年8月31日現在)
事業内容 航空機、船舶等を対象としたオペレーティング・リース事業に投資するファンドの組成・販売
■売上高構成比率(2022/3期 実績)
品目 金額 比率
ファンド事業(JOL商品) 25,502 百万円 86.3%
ファンド事業(JOLCO商品) 3,397 百万円 11.5%
ゼネラルアビエーション事業 656 百万円 2.2%
合計 29,556 百万円 100.0%
■大株主上位7位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 SBIホールディングス株式会社 678万4200株 95.60%
2 株式会社オートパンサー 16万5600株 2.33%
3 辻・本郷税理士法人 3万5000株 0.49%
3 越智会計コンサルティング株式会社 3万5000株 0.49%
3 株式会社ティーアンドエイネットワーク 3万5000株 0.49%
3 小栗 正次 3万5000株 0.49%
7 ジャパンビジネスコンサルタント株式会社 7000株 0.10%
合計   709万6800株 100.00%
■その他情報
手取金の使途 ファンド組成にかかる販売用航空機の購入資金に充当する予定
関係会社 SBIホールディングス(株) (親会社) 株式等の保有を通じた企業グループの統括・運営等
SBILS Star Maritime Singapore Pte. Ltd. (連結子会社) 船舶のオペレーティング・リース
※その他連結子会社8社に関しては、重要性が低下したため、2023年3月期より連結範囲から除外している
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2021年3月31日
割当先 SBIホールディングス(株)
発行価格 2,113円 ※株式分割を考慮済み
◆「SBIリーシングサービス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
大和証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短即日で取引可能]
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岩井コスモ証券[最短即日で取引可能]
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CONNECT[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
[最短3日後に取引可能]
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SBIリーシングサービスの銘柄紹介

 同社グループは、主に航空機、船舶等を対象としたオペレーティング・リース事業に投資するファンドの組成・販売を行っている。事業セグメントは、オペレーティング・リース事業のみの単一セグメントであるが、サービスは(1)ファンド事業、(2)ゼネラルアビエーション事業の2つに細分している。

(1)ファンド事業

 同社子会社(SPC)が業務執行組合員となる任意組合契約における投資家からの出資金、もしくは匿名組合契約を通じた投資家からの出資金及び金融機関からの借入金にて、航空機、船舶等の大型の償却資産を購入し、航空会社や海運会社等の借り手(レッシー)にオペレーティング・リース形式で賃貸する事業を行う。リース満了時には、リース物件を市場で売却する等により、キャピタルゲインの獲得を目指している。同社は、リース事業案件の組成及び管理並びに任意組合へのリース物件売却、投資家への匿名組合出資持分の販売を行うことで、手数料や売却の収益を得ている。

 任意組合方式とは、2人以上の組合員が出資を行い、かつ共同で事業を営むことで生ずる損益を出資割合に応じて分配することが民法上定められている契約のこと。任意組合方式の場合、組合員(投資家)による出資金により調達した資金でリース物件を購入し、借り手(レッシー)にオペレーティング・リース形式で貸し付ける事業を行う。

 同社はリース物件を航空会社等から購入し、業務執行組合員が同社子会社(SPC)となる任意組合へ譲渡する。任意組合のため、リース事業の損益等は投資家に帰属することになる。同社は、組成や事業管理による手数料、当該リース事業に係る航空機等の任意組合への販売額を売上高に計上している。

 匿名組合契約とは、匿名組合員が営業者の行う事業のために出資をなし、その営業により生ずる損益を分配することを約する契約のこと。匿名組合方式の場合、匿名組合の営業者となる同社子会社(SPC)において、リース物件を取得し、オペレーティング・リース事業を行う。同社は当該リース事業に係る匿名組合出資持分の私募の取扱いを行うほか、リース開始時点で、同社が一時的に立替取得し、貸借対照表の「商品出資金」に計上するとともに、当該匿名組合出資持分を投資家に譲渡する。

 同社が、投資家に、匿名組合出資持分を譲渡することで、リース事業の損益等が投資家に帰属することになる。同社は、案件組成や、当該リース事業に係る匿名組合出資持分を販売すること等による手数料を売上高に計上している。

 なお、同社においては、JOL(購入選択権がない日本型オペレーティング・リース)およびJOLCO(購入選択権付日本型オペレーティング・リース)という契約終了時条件の異なるリース取引を用いて法人投資家向ファンドを組成しているが、現時点においては、JOLには任意組合方式、JOLCOには匿名組合方式を組み合わせることでファンド組成を行っている。

(2)ゼネラルアビエーション事業

 本事業では、ゼネラルアビエーション(民間航空のうち、航空会社による定期航空運送路線を除いた航空の総称)業界の運航会社等を借り手(レッシー)としたリース事業案件の組成及び管理並びに投資家への販売までの一連の業務を行っており、手数料等の収益を得ている。また、需要家である航空会社に向けて、ヘリコプターを含む小型航空機等の機材の販売及びリースを行っており、同社は各取引における収益を得ている。

SBIリーシングサービスの投資のポイント

 IPOではあまり人気とはいえない親子上場であり、公開規模も大きい。リースファンドの組成・販売という業務形態もIPOではあまりなじみがない。ただ、創業から6年目でのスピード上場であり、売上高は急速に拡大している。株価バリュエーションに割高感も特段なく、市場環境次第ではしっかりとした初値形成も期待できそうだ。

 昨年上場したIPOのうち、公開規模が70億円台だったのは2社で、デコルテHD<7372>は公募割れスタート、AIメカテック<6227>は公開価格比+1.1%という初値だった。なお、直近では9/22上場のFPパートナー<7388>が公開規模89.7億円にして対公開価格比+5.8%という初値をつけている。

⇒デコルテHD<7372>のIPO情報はこちら! 
⇒AIメカテック<6227>のIPO情報はこちら! 
⇒FPパートナー<7388>のIPO情報はこちら!

 親会社はSBIホールディングス<8473>。SBIマネープラザ(株)におけるオペレーティング・リースファンド事業のファンド組成部門が2017年に独立し同社となる。主に航空機、船舶等を対象としたオペレーティング・リース事業に投資するファンド(JOL・JOLCO)を組成し、地域金融機関、税理士・会計士等と連携して、株式、債券などの伝統的な有価証券投資とは異なる投資効果を有する金融商品の販売を行っている。

 2022年3月期の売上高構成比率はファンド事業97.8%(JOL商品86.3%、JOLCO商品11.5%)、ゼネラルアビエーション事業2.2%となっている。投資家の旺盛な需要等により、商品の在庫期間(商品組成日から投資家への販売完了までの期間)は2021年3月期の約7.9ヶ月から2022年3月期は約3.8ヶ月と大幅に短縮している。

 業績面について、2023年3月期の業績は、売上高が前期比25.8%増の371.6億円、経常利益が同35.7%増の38.1億円と増収増益の見通しとなっている。2020年5月に中南米最大の航空会社であるLATAM航空グループが破産申請を行った影響で2021年3月期は減損損失50.1億円を特別損失に計上し最終赤字となったが、2022年3月期には航空機の所有権等一切を米国ファンドへ売却し賃貸資産等売却益78.2億円を特別利益へ計上し黒字転換を果たしている。今期は船舶案件の販売ファンド件数が12件(前期4件)と大幅増加の想定。9/27には大手海運会社BWグループとの船舶リース契約締結を発表し投資案件の組成・募集を開始している。

 想定仮条件水準の今期予想PERは8倍台となっており、類似企業と比較しても妥当な水準とみられる。期末配当は1株当たり10.0円を予定しており、想定仮条件水準の予想配当利回りは0.3%程度となる。

 公開規模については70億円台となる見込み。発行済株式総数の95.6%を親会社のSBIHDが保有しており、上場後の持分は66.3%以下となる見込みだが親子関係は維持される見通し。ベンチャーキャピタル株主は見当たらず、既存株主にはすべて180日間のロックアップがかかっている。10/19は同時上場する銘柄はない。

◆「SBIリーシングサービス」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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