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「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」の開催により
株式市場で「WBS」関連銘柄の株価が上昇する可能性が!
コロナ禍からの経済再開の流れもあり、最近では数多くのスポーツイベントが開催されています。2023年も数多くのスポーツイベントが予定されていますが、その中で、最も関心を集めるであろうイベントのひとつは、3月8日から21日に行われる野球の世界一決定戦「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」だと思います。
日用品・食品の値上げ報道や国際関係での緊張の高まり、終わらないコロナ禍など、2023年に入っても依然として先行きの見えない不安感が漂う昨今、WBCで日の丸を背負って熱い戦いを見せる日本代表メンバーの活躍を、普段、野球をあまり観戦しない方も期待していることでしょう。
今回のWBCの目玉のひとつは、事前の報道でも盛り上がっていたように、ロサンゼルス・エンゼルスにおいて驚異の「二刀流」で活躍する大谷翔平選手が参加することです。日本代表チームを指揮する栗山英樹監督が「(大谷選手の起用について)球団との確認が必要になってくる」と述べている通り、大谷選手は出場に制約を受けることにはなるかもしれず、まだどのような形でチームに組み込まれるのかは定まっていません。しかし、2001年のイチロー選手以来、20年ぶりに大リーグの最優秀選手(MVP)に輝いた大谷選手が日の丸を背負って戦う姿を楽しみにしている方は、野球ファンを筆頭に数多いと思います。
ちなみに、1月6日、大谷選手含む日本代表メンバーの一部(12人)の名前や背番号が発表されました(残りの日本代表メンバーは1月下旬に発表される見通し)。今後、2月17日から調整を始め、3月9日の一次ラウンドの初戦(東京ドーム)に備える予定となっています。
■1月6日に発表されたWBC日本代表メンバー
【ピッチャー】
・ダルビッシュ有選手(背番号1)
・戸郷翔征選手(背番号12)
・佐々木朗希選手(背番号14)
・大谷翔平選手(背番号16)
・山本由伸選手(背番号18)
・今永昇太選手(背番号21)
【キャッチャー】
・甲斐拓也選手(背番号10)
【内野手】
・源田壮亮選手(背番号2)
・牧秀悟選手(背番号3)
・村上宗隆選手(背番号55)
【外野手】
・近藤健介選手(背番号8)
・鈴木誠也選手(背番号51)
野球に関心のある方には知られた話であり、そこにはさまざまな背景があるのですが、これまで米国においてWBCに対する関心はそれほど高くありませんでした。しかし、今回のWBCでは、米国も大リーグのトップ選手を数多く参加させる予定のようです。日本代表チームと米国の大リーガーたちが激闘を繰り広げることで、今回のWBCは従来以上に盛り上がりを見せる可能性がありそうです。
また、2022年11月〜12月に開催されたサッカーのワールドカップでの盛り上がりも、WBCへの関心を高める支援要素として意識されます。
そこで今回は「WBC」関連銘柄を取り上げたいと思います。
具体的な銘柄としては、まず球団を保有している企業が代表的な関連銘柄として注目されやすいところです。さらに、メディアの取り上げ方として活躍した選手にフォーカスが向かうだろうと予測して、人気選手と関わりのある銘柄を選定。さらに、観戦や中継に関連する企業も加え、「WBC」関連銘柄をピックアップしました。
【ヤクルト本社(2267)】
流行語大賞を獲った「村神様」の所属チームのオーナー企業
今回のWBCでは、ダルビッシュ有選手を筆頭にベテランが参加する一方、若い選手の活躍も期待されています。そのうちの1人が2022年の流行語大賞の年間大賞「村神様」を獲得し、紅白歌合戦の審査員も務めた東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手です。東京ヤクルトスワローズのオーナー企業であるヤクルト本社(2267)は、大谷選手のホームグラウンドであるエンゼル・スタジアムにも看板を出しており、その方向からも間接的に注目が集まることが期待できます。
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【TBSホールディングス(9401)】
WBC本大会と強化試合などの地上波中継放送を担当
TBSホールディングス(9401)傘下のTBSは、テレビ朝日とともに、WBC本大会とWBCに向けた強化試合などの地上波中継放送を担当することが決定。3月9日の中国戦と10日の韓国戦、さらにWBCの準決勝を担当するようです。株価は、長らく下落気味のトレンドが続いています。しかし、業績は「東京オリンピック・パラリンピック」の反動もあって見た目が悪いものの堅調な内容と言えるので、株価の底打ち感の高まりを期待したいところです。
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【ミズノ(8022)】
レプリカユニフォームなどWBCの公式応援グッズを展開
ミズノ(8022)は、 今回のWBCのレプリカユニフォームなど公式応援グッズを展開しています。さらに、2022年12月には各球団にいる契約選手たちと2023年シーズンに向け「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」を開催。「村神様」こと村上宗隆選手もミズノと契約を結んでおり、村上選手の活躍をきっかけにミズノへの関心が高まる可能性もありそうです。
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【アシックス(7936)】
大谷翔平選手はじめ数多くの有名選手とアドバイザリー契約を結ぶ
アシックス(7936)は、長年、大谷翔平選手とアドバイザリー契約を結んでいます。最近の話題としては、大谷選手が2022年シーズンに使用した野球用グラブとバットのレプリカモデルを2022年12月9日からアシックスオンラインストアで限定発売しました。最近になって大谷選手とのアドバイザリー契約が切れたとの噂も出てきていますが、アシックスは、その他にもダルビッシュ有選手をはじめとして多くの有名選手と契約を結んでいます。
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【デサント(8114)】
2022年12月に「水沢ダウン大谷翔平選手モデル」を発売
デサント(8114)は、2014年から大谷翔平選手とアドバイザリー契約を結んでおり、12月には「DESCENTE×SHOHEI OHTANI 2022 Anniversary Collection」として「水沢ダウン大谷翔平選手モデル」などを発売した実績があります。なお、デサントの野球関連の商品としては、アンダーシャツが非常に人気となっています。
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【ハブ(3030)】
ラグビーやサッカーのワールドカップ開催時にも物色される
ハブ(3030)は、お酒を飲みながらサッカーや野球、バスケットボール、バレーボール、テニス、競馬、ラグビーといったスポーツ観戦が楽しめる英国風パブ「HUB」を展開しています。ラグビーやサッカーに関心が向かった際にも株式市場で物色が見られた銘柄であり、WBCの試合観戦による集客アップについても意識されそうです。
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以上、今回は3月に開催される「WBC」関連銘柄を発掘しました。
WBCでは、どうしても大谷選手や村上選手に注目が集まりがちですが、その他にも強力な選手が集うわけですから、活躍次第ではどの選手がフューチャーされてもおかしくありません。「WBC」関連で投資を考えている方は、時間のあるときにでも日本代表の各メンバーの情報をくわしくチェックしてみてはいかがでしょうか。
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