IPO株の攻略&裏ワザ情報!

楽天銀行のIPOの初値予想は「1400〜1500円」!IPOの専門家による分析から上場スケジュール、仮条件、公開価格まで、楽天銀行IPOを徹底解説!【2023年4月13日更新】

2023年3月28日公開(2024年3月13日更新)
ザイ・オンライン編集部
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【※2023年4月13日追記】
公開価格が1400円と決定したので、表組に追加。公開価格決定を受けた小林さんの初値予想は1400〜1500円初値予想の詳細は追記したコメントを参照。

【※2023年4月5日追記】
仮条件が「1300円〜1400円」と決定したので、仮条件、公開規模、PERを表組に追加。仮条件決定を受けた小林さんのコメントを追加。さらに、取扱証券会社にDMM.com証券を追加。

【※2023年3月29日追記】
住信SBIネット銀行(7163)のIPOの結果を受けた小林大純さんのコメントを追加。

 

ネット銀行最大手の楽天銀行(5838)が
4月21日にIPO(新規上場)することを発表!

 楽天グループ(4755)の傘下で、ネット銀行大手の楽天銀行は3月22日、東京証券取引所へのIPO(新規上場)が承認されたことを発表した。上場日は4月21日で、公開規模は約1148億円。そのうち楽天グループの売出分は約84%で、このIPOで約968億円の資金を調達する。なお、楽天銀行はIPO後も楽天グループの連結子会社であることは変わらず、親子上場の形となる。

 楽天銀行のIPOは、公開規模が2兆6000億円を超えた2018年上場のソフトバンク(9434)や2015年に上場して大きな話題となった日本郵政グループなどの超大型IPOと比較すると規模は小さいものの、ここ数年の中ではトップクラスの大型IPOだ。さらに、楽天銀行や楽天グループの知名度を考えると、非常に注目を集めるIPOとなることは間違いないだろう

 そこで今回は、楽天銀行のIPOに関する基本的な情報をまとめて掲載。さらに、IPOに詳しいダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチのアナリストである小林大純さんに「初値での値上がりは期待できるのか?」などを含め、楽天銀行のIPOの見通しをズバリ分析してもらった

楽天銀行のIPOの申込期間は4月5日〜11日で、
大和証券やSMBC日興証券が主幹事に!

 全体スケジュールから想定発行価格、公開規模、取扱証券会社など、楽天銀行IPOに関する基本的な情報は以下の通り。

■「楽天銀行」の概要
会社名 楽天銀行株式会社 (英文社名:Rakuten Bank,Ltd.)
市場・コード/業種 プライム市場・5838/銀行業
所在地 〒108‐0075 東京都港区港南2-16-5
代表者 代表取締役社長/永井 啓之
事業の内容 インターネット銀行
【※関連記事はこちら!】

【楽天銀行の金利・手数料・メリットは?】楽天証券との口座連動により普通預金金利が5倍に!振込や口座振替などで「楽天ポイント」も貯まる!
■「楽天銀行」IPO(新規上場)の基本情報
スケジュール
仮条件提示 4月5日(水)
ブックビルディング(抽選申込)期間 4月5日(水)~11日(火)
公開価格決定 4月13日(木)
購入申込期間 4月14日(金)~19日(水)
上場日 4月21日(金)
株数・公開規模などに関する情報
想定発行価格(想定仮条件) 1795円(1630円〜1960円)
仮条件(4月5日決定) 1300円〜1400円(※想定仮条件より大幅に引き下げ)
公開価格(4月13日決定) 1400円
1単元の株式数 100株
上場時発行済株式数 1億7001万9380株(公募分を含む)
上場時時価総額 ※1 3051億8478万7100円
公開株式数 公募 555万5500株
売出 5395万1300株
(国内:2836万3400株、海外:2558万7900株
※1
OAによる売出 446万3000株
合計 6396万9800株
公開規模(OA含む) 1148億2579万1000円(想定発行価格で計算)
895億5772万円 (4月5日に決定した仮条件の上限で計算)
取扱証券会社に関する情報
取扱証券会社
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
大和証券(共同主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)
楽天証券
みずほ証券(共同主幹事)
野村證券
SMBC日興証券(共同主幹事)
ゴールドマン・サックス証券(共同主幹事)
マネックス証券
松井証券
CONNECT

DMM.com証券
※1 最終的な内訳は公開価格決定日(4月13日)に決定。

 まず、ブックビルディグ期間(抽選申込期間)は2023年4月5日〜11日なので、楽天銀行のIPO株を買いたい人は、この期間に取扱証券会社から申し込む必要がある。なお、証券会社によって多少異なるが、抽選の申し込みは最終日の午前11時頃に締め切られるケースが多いので、特にIPOのために新たに証券会社の口座を開設する人は十分に余裕を持って手続きを済ませておこう。

 次に想定仮条件は1630円〜1960円で、想定発行価格はその中央値の1750円となっている。最終的な仮条件は4月5日に決まるが、この想定価格から大きくずれることはないだろう。つまり、1単元は100株なので、1口申し込むごとに最大で19万6000円の資金が必要となる計算だ。

 当選確率を上げるために複数の証券会社から申し込もうと考えている場合、あらかじめ「19万6000円×申込口数」の資金を準備しておこう。ただし、楽天銀行IPOの取扱証券会社のうち、松井証券と野村證券は当選後に資金を用意すればOKで、口座の資金を気にせず抽選に申し込むことができる。限られた投資資金で少しでも当選確率を上げたい人は、松井証券や野村證券からの申し込みも検討してみよう。
【※関連記事はこちら!】
【2023年】今すぐ口座開設できる証券会社! 最短“申込当日”に取引できるDMM.com証券、翌日に取引可能なSBI証券など、今すぐ株を買う方法を解説

3月に入って銀行株が急落した状況のなか、
1000億円を超える楽天銀行のIPOは厳しい!?

 さて、気になる「楽天銀行のIPOは買いか?」という点だが、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチのアナリスト、小林大純さんは「正直に言って厳しい状況」と言う。その理由は、大きく分けると「市況の悪さ」「公開規模の大きさ」「公開価格の高さ」の3つだ

 まず「市況の悪さ」だが、これは3月8日の米・シルバーゲート・バンクの破綻に端を発する世界的な銀行株の下落が影響している。

 「三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株価を見ると、2月末の終値から13〜14%下げています。東証の銀行業株価指数も同様です。この状況で銀行株のIPOを買いたいと思う投資家がどれだけいるかというと、かなり厳しいでしょう」(小林さん)

 下のチャートは、東証の銀行業株価指数に連動するETFと日経平均株価の値動きを比較したものだが、3月10日に急落し、その後も低迷が続いているのがわかる(青ラインが銀行業株価指数連動のETF)。

■NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信(1615)チャート/日足・3カ月
NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信(1615)チャート/日足・3カ月NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信(1615)チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト) ※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

 次に「公開規模の大きさ」だが、楽天銀行の公開規模は、想定仮条件1795円をもとに計算すると1148.3億円、想定仮条件の上限1960円で計算すると1253.8億円になる。これは、過去5年(2018年以降)のIPOのなかでは3番目、コロナショック以後ではトップの公開規模だ

■過去5年の大型IPOトップ5(公開規模)
順位 社名(コード) 上場日 公開規模(吸収金額)
1位 ソフトバンク(9434) 2018年12月19日 2兆6461億円
2位 メルカリ(4385) 2018年6月19日 1307億円
3位 楽天銀行(5838) 2023年4月21日 1148億円
4位 PHCホールディングス(6523) 2021年10月14日 826億円
5位 ソシオネクスト(6526) 2022年10月12日 768億円

 「IPOは需要と供給のバランスなので、公開規模が大きいほど初値は上がりにくくなります。3月29日上場で公開規模が572億円の住信SBIネット銀行(7163)ですら一部で『それだけの株数が売れるのか?』という声が聞かれましたが、楽天銀行はその2倍近い株を売らないといけません。企業規模は楽天銀行のほうが大きいので機関投資家にとって買いやすい部分もありますが、現在のように銀行株が下がっている状況で1000億円以上を売るのは難しいように感じます。また、今回は売出の約4割が海外分となりますが、先行して上場する住信SBIネット銀行でも約25%程度だったため、楽天銀行の株がそれだけ売れるのかどうかも懸念点です」(小林さん)

 最後は「公開価格の高さ」。下の表は、楽天銀行の連結の業績推移とPERをまとめたものだ。

■「楽天銀行」の業績推移(連結)(単位:百万円・% )
決算期 経常収益
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
当期純利益
(伸び率)
2021/3 103,386
(―)
27,581
(―)
19,377
(―)
2022/3 106,026
(2.6%)
27,909
(1.2%)
20,039
(3.4%)
2023/3(予想) 120,255
(13.4%)
37,738
(35.2%)
26,714
(33.3%)
EPS 162.43円
PER(※1) 11.1倍(10.0〜12.1倍)(想定発行価格と想定仮条件で計算)
8.0〜8.6倍 (4月5日に決定した仮条件で計算)
配当/配当性向 /―
※1 2023年3月期の業績予想から計算。

 「想定仮条件でPERを計算すると10.0倍〜12.1倍になりますが、これは銀行としては高め。例えば、三菱UFJフィナンシャルグループ三井住友フィナンシャルグループでPERは8〜10倍程度、今度上場する住信SBIネット銀行で9.3倍です。ネット銀行としての成長期待や、予想純利益の伸びが33.3%と住信SBIネット銀行(13.4%)よりも高いことを踏まえても、想定仮条件下限の10.0倍でギリギリの数字だと思います」(小林さん)
【※関連記事はこちら!】
「住信SBIネット銀行」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のインターネット専業銀行との比較や予想まで解説!

■「楽天銀行」と「住信SBIネット銀行」の比較
企業名(コード) 予想PER 純利益の伸び率
(対前期比)
楽天銀行(5838) 10.0〜12.1倍(想定仮条件で計算)
8.0〜8.6倍 (4月5日に決定した仮条件で計算)※1
33.3%
住信SBIネット銀行(7163) 9.3倍※2 13.4%
※1 2023年3月期の業績予想より計算。※2 2023年3月期の業績予想と公開価格より計算。

 その比較対象にしている住信SBIネット銀行の公開価格自体も、厳しい可能性があると小林さんは言う。

 「住信SBIネット銀行のIPOは、今回の銀行株急落の前に値付けされたものです。住信SBIネット銀行の場合、仮条件が1200円〜1260円で最終的に下限の1200円で公開価格が決まりましたが、仮条件の上限から約5%下げたに過ぎません。単純に3月に入って銀行株が10数%下落していることを考えると、1200円でもまだ高いと受け止められそうです」(小林さん)

 楽天銀行のIPOは、住信SBIネット銀行のケースと違って銀行株の急落後に発表されたものだが、「市況に合わせて仮条件や公開価格が十分に引き下げられたか見極める必要がある」と小林さんは分析する。

 「楽天銀行や主幹事証券は銀行株の低迷を考慮しているとは思いますが、かといって公開価格はIPOでの調達金額、つまり楽天グループ全体の財務戦略に影響する話です。今回のIPOの背景に『楽天モバイルの不調により、グループ全体としてなんとしてでも資金調達をしなければならない』という事情があることを考えると、そうそう公開価格を引き下げるわけにもいかないのではないかと思います」(小林さん)

 想定仮条件を見ると1630円〜1960円とかなり幅があるが、もしかしたら「銀行株の下落を織り込まないといけないが、楽天グループの財務戦略として公開価格は下げたくない」という兼ね合いから、下限のみを引き下げた可能性もあるだろう。いずれにせよ、楽天銀行のIPOはかなり厳しいことになりそうだ。

 ただ、これはあくまでも記事公開時(2023年3月28日)の話。今後の状況によっては見通しが変わってくる可能性もある。

 「楽天銀行のIPOの成否を予想するには、今後の銀行株全体の推移に加えて、3月29日上場の住信SBIネット銀行のIPOの動向にも要注目です。もし住信SBIネット銀行のIPOが順調にいけば、楽天銀行のIPOにとって明るい材料になります。逆に、住信SBIネット銀行が初値で公募割れしたり、上場後に大きく値下がりしたりするようであれば、楽天銀行を見る目も厳しくなるでしょう」(小林さん)

 また、ブックビルディング後に決まる最終的な発行価格も要チェックポイントだ。

 「現在出ている想定仮条件は1630円〜1960円とかなり幅があるので、公開価格が下限の1630円に決まったら、PER的にギリギリ価格の妥当性があると見ることもできるでしょう」(小林さん)

 なお、今後、住信SBIネット銀行のIPOの結果や市況の変化などによって楽天銀行IPOの見通しが大きく変わった場合、本記事でもその都度、解説を追記していく予定だ。

【※2023年3月29日追記】
 3月29日に住信SBIネット銀行が上場し、公開価格1200円に対して初値は1.83%高い1222円、終値は1205円という結果に終わった。

 「住信SBIネット銀行に関しては、銀行株が低迷を続ける厳しい状況のなか、初値が公開価格を上回った点では一定の評価ができます。ただ、その後の株価の重さを見ると、これ以上の上値余地があると見なす市場関係者は多くなかったのだと思います。ですので、今回の住信SBIネット銀行のIPOの結果は一定の安心感は与えてくれたものの、それを持って楽天銀行のIPOへの不安を払拭したと言えるほどではありませんでした。楽天銀行のIPOが厳しい状況は変わらないと思いますので、引き続き、銀行株の動向や公開価格がいくらに決まるのかなどを見守っていきたいと思います」(小林さん)

【※2023年4月5日追記】
 仮条件が、当初想定の「1630円〜1960円」から「1300円〜1400円」と大幅に引き下げられた。これにより「かなり買いやすくなった」と小林さんは評価する。

 「仮条件の下限を20%、上限を約29%下げてきたわけですが、3月に入っての銀行株の下げが10数%と考えると、今回の引き下げ幅はかなり大きいと言えます。主な買い手となる機関投資家からすると、ブックビルディングから上場までタイムラグがあるので、その間の価格変動リスクを考えなければなりません。楽天銀行の仮条件は、そうした銀行株に対する不安感を織り込んだのだと思います。PERも8.0倍〜8.6倍と、住信SBIネット銀行や三菱UFJフィナンシャルグループなどと比較しても割安になりました。楽天銀行の業績は悪くないので、それを踏まえるとかなりのディスカウントと言えます」(小林さん)

 仮条件の引き下げにともない公開規模も小さくなったが、仮条件の上限で895.6億円と、住信SBIネット銀行より約1.5倍も規模の大きい大型IPOであることに変わりはない。それでも、以前のような「楽天銀行のIPOはかなり厳しい」という状況ではなくなったと分析する。

 「いまだ銀行株の不透明感はあるものの、足元ではそれほど下げてはおらず、もみ合っている状況です。銀行株がこの水準をキープできるようなら、楽天銀行は割安です。まだ油断はできませんが、楽天銀行のIPOに関して前向きに考えてみてもいいのではないかと思います」(小林さん)

【※2023年4月13日追記】

 4月13日、楽天銀行IPOの公開価格が仮上限上限の1400円に決定した。決定した仮条件やブックビルディングの状況を踏まえ、小林さんに初値予想をしてもらった。

 「証券会社の担当者に話を聞いたところ、ブックビルディングは比較的好調だったようです。4月5日時点で『仮条件の大幅なディスカウントにより、買いやすくなった』とコメントしましたが、IPO参加者にもそのように受け止められたのだと思います。また、住信SBIネット銀行の株価が上場後に伸びていることも追い風になっています。さらに 海外の機関投資家からの引き合いも強かったようで、海外配分が当初予定の約4割から最終的に5割に増えています。おそらくは日銀総裁が植田さんに替わったことで、海外の機関投資家は政策修正を期待しているのではないでしょうか」(小林さん)
⇒住信SBIネット銀行(7163)の最新株価・チャートはこちら

 こうした状況を踏まえ、小林さんは楽天銀行の初値を「1400円〜1500円」と予想する。

 「規模が大きいIPOなので初値が飛ぶことはありませんで、公募割れのリスクは少ないと見ています。また、住信SBIネット銀行の上場後の伸びを見ると、セカンダリー(上場後の値上がり益を狙う取引)も十分期待ができると思います。PERを比較すると、楽天銀行はPER9.5倍、住信SBIネット銀行が12.9倍なので、上場後の株価上昇はあり得るでしょう」(小林さん)

【※追記ここまで】

 なお、足元のIPOの市況自体は悪くないと小林さんは言う。

 「ここ最近は市況の悪化により信用買い残が増えており、なかなか株価が上がりにくい状況になっています。その分、需給の“しこり”がないIPOに資金が流入していると思われます。楽天銀行以外にも、公開規模が600億円近い大型IPOのトライアルホールディングス(5882)や、宇宙ビジネスを展開するベンチャーのispace(アイスペース:9348)、ポータルサイト「Exicite」などを運営するエキサイトホールディングス(5571)、個人投資家にも人気の高い『ひふみ投信』を運用するレオス・キャピタルワークス(7330)など注目度の高いIPOが控えているので、そちらのほうをチェックしてみるのもいいかと思います」(小林さん)。

 直近のIPOについては以下の記事でまとめているので、気になる人は参考にして欲しい。
【※関連記事はこちら!】
IPOスケジュール一覧[2023年]IPOの申込日や幹事証券、注目度などの最新情報を随時更新中!

楽天銀行のIPOで少しでも当選確率を上げるには、
松井証券や大和証券から申し込むのがおすすめ!

 最後に楽天銀行のIPOの申し込み方法について、改めてまとめておこう。楽天銀行のIPOに申し込みたい人は、ブックビルディング期間中(4月5日~11日昼頃)に以下の取扱証券会社から申し込み手続きをする必要がある。

■取り扱い証券会社(2023年3月27日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
大和証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短で申し込み当日に取引可能]
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
CONNECT
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
[最短で申し込み当日に取引可能]
公式サイトはこちら!
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事証券)  
みずほ証券(主幹事証券)  
野村證券  
ゴールドマン・サックス証券(主幹事証券)  
注)表内の最短取引開始日数は、あくまでも手続きが順調に進んだ場合の目安です。申し込み時間や営業日、郵便事情、証券会社側の状況などにより、表記の日数より時間がかかる場合があります

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【2023年】今すぐ口座開設できる証券会社! 最短“申込当日”に取引できるDMM.com証券、翌日に取引可能なSBI証券など、今すぐ株を買う方法を解説

 IPOは抽選になるので、少しでも当選確率を上げたい人は、なるべく多くの証券会社から申し込むのが基本戦略となる

 ただし、前述したように松井証券と野村證券以外は、抽選申込時や抽選前までに購入資金を入金しなければならない。1単元100株なので、もし公開価格が1795円なら1口申し込むのに17万9500円、10社から申し込むには約180万円の資金を準備して各証券会社の口座に振り分ける必要がある。

 一方、松井証券と野村證券は当選が決まってから入金すればいいので、資金のことを気にすることなくIPOに申し込める。これは、楽天銀行IPOだけでなくすべてのIPOで同じなので、今後、積極的にIPO投資にチャレンジしたい人は口座を開設しておいて損はないだろう。
【※関連記事はこちら!】
IPOの当選確率を上げるための「証券会社の選び方」と「申し込む優先順位」を解説! IPOの当選確率を上げるには「資金繰り」と「抽選配分」をチェックしよう!

◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2022 2021 2020
0社
55社
0社
56社
0社
18社
70%以上:1人1票の平等抽選 143万
【ポイント】
松井証券はここ数年で急激にIPO取扱数を増やしているネット証券のひとつ。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのが大きなメリットだ。ただし、抽選結果が「当選」「補欠当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。また、1日50万円までの取引なら手数料0円なので、IPO当選後の売却も低コストだ。
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注)主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は特に記載のない場合、2022年12月末時点。

 次に重要な証券会社は、主幹事証券の筆頭である大和証券だ。楽天銀行のIPOは共同主幹事として多くの証券会社の名前が挙がっているが、その中でも筆頭の大和証券は他の取り扱い証券会社と比べてIPO株の割当数も多いはずなので、それだけ当選確率も高いことが期待できる。
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IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!

◆大和証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2022 2021 2020
17社
42社
16社
49社
15社
43社
10%:1人1票の平等抽選 304万
【ポイント】
国内五大証券の一角を占める大手証券。毎年、安定して数多くのIPOで主幹事を務めており、2022年は17社と全証券会社中で第3位の多さだった。取扱銘柄数も毎年トップクラスなので、本気でIPO投資に力を入れる個人投資家には必須の証券会社と言えるだろう。申し込みは1銘柄につき1単元のみなので、当選確率が資金量に左右されないのも資金に限りのある個人投資家にとってはメリット
※ 残あり口座数
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◆【証券会社比較】大和証券の「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」まで、まとめて紹介!
【証券会社おすすめ比較】大和証券の公式サイトはこちら
注)主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は特に記載のない場合、2022年12月末時点。

 また、今回、委託証券として取り扱いが決まっているCONNECTも狙い目。委託証券は一般的に割当数が少なくなりがちだが、今回はグループ会社の大和証券が主幹事証券の筆頭なので、比較的多くのIPO数が回ってくる可能性がある。

◆CONNECT ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2022 2021 2020
17社※5
42社
16社※5
49社
6社※5
10社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、2020年11月からIPOの取り扱いをスタート。大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は、基本的にすべてCONNECTでも取り扱っている全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分さえるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座またはつみたてNISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。 。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。

※5「CONNECT」の取扱銘柄の中で「大和証券」が主幹事を務めた数。
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注)主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は特に記載のない場合、2022年12月末時点。

 さらに、楽天証券もおすすめだ。楽天銀行が東証に提出した書類の「元引受取引参加者等」の欄を見ると楽天証券が3番目に掲載されているが、基本的にこの欄で先に掲載されている証券会社ほどIPO株の割当数が多い。楽天証券は主幹事証券であるみずほ証券やSMBC日興証券より先に掲載されているので、それだけ多くのIPO株が割り当てられると予想できる。これは推測でしかない話だが、楽天証券が楽天銀行のグループ会社であることを考えると、その可能性は十分にあるだろう。

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2022 2021 2020
0社
65社
0社
74社
0社
38社
100%:1単元1票の平等抽選 864万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2022年には65社と全証券会社のなかで堂々の第2位にランクインしている。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
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注)主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は特に記載のない場合、2022年12月末時点。

 ちなみに、毎年ほとんどのIPOを取り扱っているSBI証券は、今回、取扱証券会社に名前を連ねていないので注意しよう。SBI証券楽天証券と強力なライバル関係にあるので、今回のIPOは外れたのだと思われる。

 なお、IPOは抽選に申し込んだ後に購入申し込みをキャンセルすることも可能なので、ひとまず抽選に申し込んでおき、ブックビルディングや発行価格の状況を見極めたうえで実際に購入するかどうか決めるのもひとつの手だろう

 以上、今回は4月21日に上場する楽天銀行のIPOについて基本的な情報と見通しをまとめた。現状、楽天銀行IPOの見通しは非常に厳しそうだが、せっかく投資家の注目を集めている大型IPOなので、今後、状況が改善することを期待したい。この記事を読んで楽天銀行のIPOに興味が湧いた人は、ブックビルディング(抽選)への申し込みを検討してみよう。
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【2023年】今すぐ口座開設できる証券会社! 最短“申込当日”に取引できるDMM.com証券、翌日に取引可能なSBI証券など、今すぐ株を買う方法を解説

「楽天銀行」のIPO情報総まとめ! スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のインターネット銀行との比較や予想まで解説!

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⇒IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!

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IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
注目の証券会社!

【SMBC日興証券】
IPOの主幹事数が業界トップクラスで
2022年には24社のIPOの主幹事を務める
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