新NISAで人気のインド株型投資信託! 「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」で人口増加と消費拡大の恩恵を享受しよう
新NISAでオルカン(全世界株式型)や米国株型に続く人気のインド株式型投資信託。新興国の中でもインドは高い経済成長を続けており、有望な投資先の一つとして注目を集めている。「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2024」の新興国株部門では、4本の投資信託が受賞したが、新興国全般に幅広く投資する投資信託以上に、インド1カ国に投資するタイプのほうが5年の運用成績がよかった。
優秀賞を受賞した「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」は、銀行、自動車、家庭用品など消費関連銘柄を中心に投資するため、インドの人口増と消費拡大を享受しやすいのが特徴だ。イーストスプリング・インベストメンツ・取締役営業マーケティング本部長の面谷祥友さんに、運用の内容などを聞いた。
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インド株投資が日本でもブーム!
世界トップに躍り出た人口を背景に経済が高成長
──新興国株の中でもインド株の運用成績がよく、日本でもインド株投資がブームになっています。高い経済成長の背景を教えてください。
面谷 インドは2023年に人口が中国を上回り世界トップになりました。さらに、15歳以上65歳未満の生産年齢人口が総人口の3分の2以上を占める人口ボーナス期は2053年まで続くと予想されています。こうしたことから名目GDP(国内総生産)は、23年時点の世界5位から27年には3位になると予想されています。
──消費関連銘柄を中心とした運用で、インドSENSEX指数を上回るリターンを出しています。
面谷 インドのGDPの6割は個人消費で占められます。インドでは人口が増えているのにくわえ、所得水準も上がっているので、その掛算で消費市場が拡大しているのです。そこに注目したのがこの投資戦略で、当ファンドの投資助言を行うインド拠点のCIO(最高投資責任者)も、ビューティフル・ストラテジー(美しい投資戦略)と自称しているほどです。
人の消費は後退しません。一度便利な生活を経験すると、よりよい生活を求めて拡大する。インドの消費市場は、長期間安定して拡大しています。この投資信託は2008年に設定され、設定来の約15年間の累積リターンは7.6倍です。
インド株投資では、インフラ分野の成績の高さが注目されていますが、長期でみると消費分野のリターンのほうが上回っています。
インドは1人当たりの消費額も拡大
高所得者層が増え消費のプレミアム化が進む
──人口増加のみならず、1人当たりの消費額も拡大している。魅力的な市場ですね。
面谷 インドでは中間所得者層とその上の高所得者層も増えています。そのため、消費のプレミアム化とデジタル化が進展しています。
プレミアム化では、例えば、チャイ(インドのお茶)に添えられるお菓子は上質なものが出てくるようになりました。スマートフォンは中国製の安価な製品ではなくiPhoneを使う人が増えています。自動車は、以前はインドでは小型乗用車が主流でしたが、いまではSUV(スポーツ用多目的車)のほうが販売台数は上回っています。
売上単価が上がっているので、企業収益も拡大しています。
スマホの急速な普及でデジタル化も進展
Eコマースなどデジタル消費が広がった
──消費のデジタル化のほうは、どうでしょうか。
面谷 背景にはスマホの急速な普及があります。インドの大手財閥リライアンスグループの子会社で、通信事業者のリライアンス・ジオが一気に普及させました。2016年に参入した後発組ですが、携帯端末を無料で配布したり、通信料を1年間無料にしたり、価格破壊を起こして5年間でユーザーを5億人獲得しました。いまではシェアナンバーワンです。
結果、インドのインターネットユーザーは8億人になりました。あ
デジタルプラットフォームが出来上がったことでデジタル消費が広がりました。Eコマース、フードデリバリー、動画配信、QRコード決済などのサービスで、関連のスタートアップ企業も増えました。
──「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ」の評価では、運用成績の高さのみならず、下がりにくさも高得点でした。
面谷 消費は景気動向に左右されにくいディフェンシブセクターなので下がりにくい。銀行、自動車、日用消費財といった内需が代表的な業種になります。例えばインフラ分野だと、足元では株価の上昇率が高いぶん、仮に
インドといえば人口大国として有名だが、消費のプレミアム化やデジタル化によって、市場拡大の一段の加速が期待できる。「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2024」のインド株部門で最優秀賞を受賞したのは、同じイーストスプリング・インベストメンツが運用する「イーストスプリング・インド・インフラ株式ファンド」。5年の運用成績はインフラ関連のほうがいいが、長期間、安心して持ち続けられるという面では消費関連のほうが向いていそうだ。
「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」の販売会社
auカブコム、 SBI、 松井、 マネックス、 楽天、 池田泉州TT、 岩井コスモ、 岡三、 京銀ほか
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月刊マネー誌『ダイヤモンド・ザイ』では毎年、良い投資信託を表彰。第2回となる今回は、“新NISAで買える”好成績のアクティブ型投信30本を表彰した。本グランプリの特徴は、「5年以上の運用成績があり、みんなが買っている分野・投信に限定し、1.どれだけ上がったか(成績)、2.どんな時も下がらない(下がりにくさ)、3.ずっと優等生(成績の安定度)」の3つの基準で選定している点。完全な実力主義で評価し、「個人投資家にとって本当にイイ投資信託」かという点にこだわっている。特別枠として5年未満の好成績投資信託を厳選し、フレッシャー賞を設けている。
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