NISAで買えるインド株型投信「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」の最新格付は? オススメの新興国株型は「ピクテ新興国インカム株式ファンド」!
NISAの成長投資枠で買える新興国株型アクティブ型投資信託を2本紹介する。「ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)」は、「ダイヤモンド・ザイ投信グランプリ2024」の新興国株部門で最優秀賞に、また、「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」はインド株の優秀賞に、それぞれ輝いた。
月刊マネー誌「ダイヤモンド・ザイ」の10月号では、半年に一度、人気の投資信託を最新の成績を基に星の数で評価する「投信格付」を発表。そこでの、ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)とイーストスプリング・インド消費関連ファンドの最新格付はどうだったのか。ここでみていこう。
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ピクテ新興国インカム株式ファンドは前回に続き好成績を維持
高配当利回り銘柄に投資! 下がりにくさも高得点
ザイ2024年6月号で発表した「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ」で「ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)」は、最優秀賞に選ばれた。複数の新興国の高配当株に投資する運用スタイルで、アジア、南米など22の国と地域に投資している。
セクターも幅広く、分散が利いている。配当利回りだけではなく、経営の中身や総合的なバランスを取りながら銘柄選定しているのも特徴。5年・3年・1年といずれの期間でも成績は上位。かつ下がりにくさが新興国株の投資信託の中では秀逸だ。
同投資信託は、今回の最新の「投信格付」でどのような評価だったのか。その結果が以下だ。
ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)は前回(半年前)に引き続き、「星3つ」の最高評価となった。高配当利回り銘柄に投資しており、「リスクを抑えた運用が特徴」(SBI証券投資情報部の川上雅人さん)だ。
格付の元となる3期間の成績はというと、1年(25.1%)は指数をわずかに下回り、かつ半年前よりも下がったが、3年(44.1%)、5年(93.1%)のいずれも指数(MSCI新興国株)を上回り、かつ半年前よりも上昇している。また、各評点のレーダーチャートは、半年前とすべての項目で同じ高得点を維持した。
組入れ上位国・地域は、中国が23.2%と最も多く、次いで韓国(15.2%)、台湾(13.2%)と、これらで5割超を占めるが、上述の通り22カ国に分散投資しており、投資先の業種も幅広い。
大手ネット証券をはじめ幅広い販売会社で買うことができ、NISAでは成長投資枠で購入可能だ。
イーストスプリング・インド消費関連ファンドはインド経済の成長に伴走
長期で安定的な成長が期待できる!
同じくNISAの成長投資枠で買えるイーストスプリング・インド消費関連ファンドは、「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ」のインド株の優秀賞に輝いた。小売りやサービスなどインドの消費関連に投資する投資信託で、インド株型投資信託の中では特に「下がりにくさ」が優秀だった。
さて、同投資信託の最新の格付は以下だ。
成績を見ると、1年(41.4%)、3年(107.9%)、5年(192.7%)のいずれも指数(SENSEX)を上回っており、かつ半年前から上昇している。それでも、1年の成績は他の投資信託に後れを取り、評点は「2」。ただ、中長期は良好で、10年の上昇率は3位だった。
組入れ銘柄は、アジアやアフリカでも通信サービス事業を展開するバーティ・エアテルが組入れ比率6.4%とトップ。2位のサン・ファーマシューティカル・インダストリーズは、ジェネリック医薬品が中心の医薬品会社。3位、4位と商業銀行が続いている。
インドは人口の増加や所得の向上によって、投資する消費関連株の好調が続く可能性は高い。川上さんはこの投資信託をオススメしており、「長期で安定的な成長が期待できる」と分析。格付は半年前から変わらず「星2つ」だった。
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月刊マネー誌『ダイヤモンド・ザイ』では毎年、良い投資信託を表彰。第2回となる今回は、“新NISAで買える”好成績のアクティブ型投信30本を表彰した。本グランプリの特徴は、「5年以上の運用成績があり、みんなが買っている分野・投信に限定し、1.どれだけ上がったか(成績)、2.どんな時も下がらない(下がりにくさ)、3.ずっと優等生(成績の安定度)」の3つの基準で選定している点。完全な実力主義で評価し、「個人投資家にとって本当にイイ投資信託」かという点にこだわっている。特別枠として5年未満の好成績投資信託を厳選し、フレッシャー賞を設けている。
⇒詳しい選定基準はこちら
⇒受賞した投資信託全30本のラインナップはこちら
※本記事は「ダイヤモンド・ザイ」2024年10月号から一部抜粋・再構成したものです。
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