NISAで買える好成績のテーマ型投資信託! 米国が超巨額予算で整備中のインフラ・製造業に投資する「USルネサンス」「グレート・アメリカ」など3本
世の中を変えるような新技術やお金が集まりそうな分野に的を絞って投資する「テーマ型」の投資信託。日本と世界のテーマ型投資信託の成績を調べたところ、5年間の成績が優秀で、かつ今後も成長が期待できる有望なテーマがいくつか見つかった。
今回はその中で、「インフラ・製造業」に注目。米国は今、巨額の予算を投じて、道路や電力などのインフラ整備を急ピッチで進めている。インフラは作ったらそれで終わりではない。補修や運営、さらには再建設も必要だ。そうした国策に乗った好調な投資信託3本を紹介しよう。
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米国は超巨額予算でインフラ整備に邁進!
生活を支える重要な分野に特化して投資
米国は現在、総額1兆2000億ドル(約140兆円)規模の予算を投じて、道路や交通機関などの様々なインフラの整備に邁進している。また、製造業の復活は米国大統領選挙で、民主党候補のハリス副大統領も共和党のトランプ前大統領も最重要と訴えており、大きな成長が見込まれる。
以下では、5年間の成績が優秀かつ今後とも成長が期待できるアクティブ型投資信託3本を紹介する。いずれもNISAの成長投資枠で購入でき、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券の大手ネット証券5社で取り扱いがある。データは2024年8月末時点。
インフラ強化を進める国策に乗って好成績!
「米国インフラ・ビルダー株式ファンド」
まず初めに紹介するのは、大和アセットマネジメントの「米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)」。米国のインフラ設備の建設や改修、メンテナンス、建設資材の生産などに直接かかわる企業に投資し、好成績を達成している。
直近の業種比率は電気設備関連が20%超と最も多いが、建機のレンタルや陸上運輸など広義のインフラ関連にも投資する。投資銘柄は32社と少なめで、集中投資型だ。
5年の成績は218.1%で、指数の143.3%を大きく上回った。今後は、景気後退懸念の再燃などが不透明要素となるが、堅調な企業業績が株価を下支えするとみられる。
社会を支える多様なインフラ関連株に注目!
「グレート・アメリカ」
次に紹介するのは、アセットマネジメントOneの「グレート・アメリカ<為替ヘッジなし>[米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>]」。1本目の米国インフラ・ビルダー株式ファンドよりも、さらに広義のインフラ関連株に投資している。
建設や素材といったインフラを開発する企業のほか、通信や電力、ガスなどの公益企業、さらには銀行や不動産、リサイクル事業を手掛ける企業などにも注目している。
5年の成績は190.1%と高く、安定成長を実現している。直近の投資銘柄は30社程度と、こちらも集中投資型だ。
米国企業の約7割を占める製造業に特化!
「USルネサンス」
最後に紹介するのは、BNYメロンの「USルネサンス[米国製造業株式ファンド]」。米国の基幹産業である製造業に投資。高成長と安定運用が評価され、「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2024」米国株部門テーマ型の最優秀賞に輝いた投資信託だ。
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5年の成績は175.2%。直近はアメテックやハベルなどの電子機器メーカーや、電力会社のGEベルノバといった、資本財メーカーの投資比率が高い。
これまで「インフラ・製造業」に投資するおすすめのテーマ型投資信託3本を紹介してきた。一般的に、テーマ型投資信託は、投資銘柄の株価が同じ値動きとなる傾向があるため、投資信託の値動きのブレが大きくなる。値上がる時も値下がる時も一斉になりやすいので注意が必要だ。
そのため、長期目線で運用し、積立投資で購入する時期をずらすのがおすすめ。NISAのつみたて投資枠はもちろん、成長投資枠でも、投資信託の定額での積立投資は設定できる。
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月刊マネー誌『ダイヤモンド・ザイ』では毎年、良い投資信託を表彰。第2回となる今回は、“新NISAで買える”好成績のアクティブ型投信30本を表彰した。本グランプリの特徴は、「5年以上の運用成績があり、みんなが買っている分野・投信に限定し、1.どれだけ上がったか(成績)、2.どんな時も下がらない(下がりにくさ)、3.ずっと優等生(成績の安定度)」の3つの基準で選定している点。完全な実力主義で評価し、「個人投資家にとって本当にイイ投資信託」かという点にこだわっている。特別枠として5年未満の好成績投資信託を厳選し、フレッシャー賞を設けている。
⇒詳しい選定基準はこちら
⇒受賞した投資信託全30本のラインナップはこちら
※本記事は「ダイヤモンド・ザイ」2024年12月号から一部抜粋・再構成したものです。
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