【NISA最新格付2025年春版】日本株型のおすすめ投資信託！ 割安株に投資する商品や逆風のなかでも好成績を維持する中小型株型を紹介

2025年3月1日公開（2025年2月28日更新）

ダイヤモンド・ザイ編集部

発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の特集は、人気の投資信託を星の数で判定する「投信格付 2025年春版」。半年に1度の定点観測企画だ。ザイ独自の格付で、買っていい投資信託なのか、ダメな投資信託なのかをズバリ判定している。

今回はこの特集から、アナリストがおすすめする注目の日本株型投資信託を2本紹介する。どちらもNISAの成長投資枠で購入可能、好成績で安定性も高い、割安株に投資する商品だ。「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2024」の受賞投資信託もある。最新の格付をチェックしよう。
【※「新興国株型」の最新格付はこちらをチェック！】
⇒【NISA最新格付2025年春版】成長投資枠で買える新興国株型のおすすめ投資信託！ 人口増加で高成長期待のインド消費関連や新興国の高配当株型

好成績で安定性も高い！
「One割安日本株ファンド（年1回決算型）」

　日本株型のアクティブ型投資信託は、指数を上回る好成績の商品が多い。とはいえ、投資信託ごとの差は大きいため、中身をしっかりチェックする必要がある。

　初めに紹介するのは、アセットマネジメントOneが運用する「One割安日本株ファンド（年1回決算型）」。日本の割安株に投資する投資信託で、NISAでは成長投資枠で購入できる。

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　One割安日本株ファンド（年1回決算型）の最新格付は「星3つ」の最高評価となった。格付の元となる3つの期間の成績を見ると、1年（27.9％）、3年（74.9％）、5年（124.8％）のいずれも指数（TOPIX）を大きく上回っている。

　SBI証券投資情報部の川上雅人さんが「長期で好成績の点が評価できる」と勧める通り、安定性の面でも優秀だ。直近5年の最大下落率（過去5年間のうちどこかの時点で1年間保有した場合の数値。月次ベース）は、日本株全般に投資するタイプの平均値であるマイナス15％に対してマイナス11％と小さい。

　組入銘柄の選定では業績に加え、株主還元の強化で配当利回りなどが高まると予想される点も勘案している。組入上位には、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループなどの金融機関や、ソニーグループ、日立製作所などが並ぶ。信託報酬は1.265％と、アクティブ型としては安いのも魅力だ。

逆風にも負けず好調を維持！ 中長期の成績はトップ
「イーストスプリング・ジャパン中小型厳選バリュー株ファンド」

　次に紹介するのは、イーストスプリング・インベストメンツが運用する「イーストスプリング・ジャパン中小型厳選バリュー株ファンド」。短期的な視点やテーマを追わず、株価が割安と評価される中小型株に投資している。こちらは「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2024」の日本中小型株部門で「優秀賞」を受賞した投資信託だ。

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　イーストスプリング・ジャパン中小型厳選バリュー株ファンドの最新格付は、同じく「星3つ」の最高評価。1年（17.6％）、3年（66.2％）、5年（84.8％）と各期間で指数（RN中小型株）を上回る成績を達成した。中小型株型での順位は、3年と5年で1位をキープしている。中小型株市場への逆風が続くなかで、好成績を維持する数少ない投資信託だ。

　組入上位銘柄には、物流大手の山九や情報通信機器のOKI、おきなわフィナンシャルグループ、自動車照明機器の小糸製作所などが並ぶ。

　こちらもNISAの成長投資枠で購入可能だ。直近2年は連続して7月に200円の分配金を出している。

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※本記事は「ダイヤモンド・ザイ」2025年4月号から一部抜粋・再構成したものです。